【調査の背景】
akippaは今年、2つの花火大会(第75回諏訪湖祭湖上花火大会、第92回土浦全国花火競技大会)の予約制駐車場を運営し、実行委員会が抱えていた駐車場運営に関する困りごとの解決を実現しました(※1)。運営に携わる中で、花火大会の実施には多くの人の労力、資金、時間がかけられていることを実感しましたが、一方でその運営の多くは過去のノウハウに基づいて実行されているようにも感じました。新型コロナの感染拡大が落ち着き、多くの賑わいが見られる一方で、人々の意識の変化もあり新たな課題が生じているように思います。
akippaは「リアルの“あいたい”を世界中でつなぐ」をビジョンに掲げる「困りごと解決企業」として、今後の花火大会運営の参考にしていただければと思い、全国のakippaユーザーを対象に「花火大会の困りごと」に関するアンケートを行いその結果の一部を公表します。
【調査結果概要】
・花火大会の困りごとは「交通混雑」と「駐車場」が上位を占める。
・花火大会へ毎年参加は29.4%、主な交通手段は車がトップ。
・今年は花火大会へ参加しなかった人が53.5%。理由は「久しぶりで混雑が激しいと思ったから」がトップ。
・コロナ禍前と比べ、花火大会参加への心境の変化があったのは28.8%。
・有料観覧席の導入には53.3%が賛成。すでに約4人に1人が購入経験あり。
・今後、有料観覧席を「購入したい」と回答したのは36.6%。理由は「場所取りで早く行かなくてもいいから」がトップ。
・駐車場の有料化には半数以上が賛成。
【調査概要】
調査主体:akippa株式会社
調査方法:アンケート調査
エリア:全国
有効回答数:5,995
対象:akippa登録ユーザー
調査対象期間:2023年9月21日(木)〜2023年10月1日(日)
※調査結果データの引用、転載に際しては必ず「駐車場予約アプリakippa調べ」と記載してください。
【調査結果詳細】
■花火大会の困りごと
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花火大会の困りごとは「交通混雑」と「駐車場」が上位を占める。
「花火大会の困りごと」について10の項目で、それぞれ5段階評価をつけてもらいました。
最も困っているのは「会場までの交通混雑(4.60)」、ほぼ同数で「帰りの交通混雑(4.59)」となりました。このことから花火大会に参加する際の交通混雑が大きなストレスになっていることがわかります。その次に高いのが「駐車場(4.54)」となり、上位3位はいずれも交通に関する項目でした。
一方で、「飲食(2.97)」「会場周辺のスマホ電波状況(3.16)」は比較的低い結果となりました。
■花火大会への参加状況について
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花火大会へ毎年参加は29.4%、主な交通手段は車がトップ。
花火大会に行く頻度を聞いたところ「たまに行く」が58.2%と多数を占めましたが、「毎年行く」も29.4%と高い結果となりました。「その他」の中には「自宅から見る」「会場に行かず遠くから見る」「渋滞・混雑・駐車場探しが嫌で参加しなくなった」という回答も多くありました。
花火大会参加時の主な交通手段に関しては「車(70.9%)」での参加が最上位になり、次いで「電車(45.2%)」となりました。車の利用の割合が多く、その結果として交通混雑が起こるのは避けようがない状況かと推測されます。
こちらは、日頃から車に乗る機会のあるakippaユーザーを対象にしたアンケートであることも影響しているかもしれません。
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今年は花火大会へ参加しなかった人が53.5%。理由は「久しぶりで混雑が激しいと思ったから」がトップ。
今年は花火大会に参加したか聞いたところ「参加しなかった(53.5%)」人が半数以上でした。その理由のトップは「久しぶりの開催で混雑が激しいと思った(42.6%)」でした。
また回答には「その他(11.9%)」の割合が高く、「交通渋滞がいや」「駐車場に不安がある」が多く見られ、渋滞や駐車場が参加の妨げになっていることが分かりました。「子供が小さいため」も理由として多く、「交通もままならず花火大会は子供と行けるイベントではなくなった」といったコメントもありました。
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コロナ禍前と比べ、花火大会参加への心境の変化があったのは28.8%。
新型コロナ流行以前と比べて花火大会に対する心境の変化を聞いたところ「ない(70.1%)」が過半数を占めました。また、「ある(28.8%)」と回答した方の心境の変化を聞くと、「当たり前のようなことが当たり前ではないのだと、改めて痛感した。」などの心境の変化とともに「人混みが怖くなった」「興味が薄れた」など比較的ネガティブな意見も見られました。
■有料化について
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有料観覧席の導入には53.3%が賛成。すでに約4人に1人が購入経験あり。
有料観覧席の導入には半数以上の53.3%が「賛成」と回答しました。その理由を聞いてみると「混雑の緩和」「場所取りに早く行かなくてもいい」を上げている人が多く、この2つが参加者には大きなストレスになっていることが推測されます。また「花火大会を続けて欲しいから」も多く見られました。
「どちらでもない(33.3%)」を選択された方の回答を見ると「有料・無料の両方あるなら賛成」という主旨の回答が多く「ただし料金が高すぎるのは反対」「塀を作り見えなくするのは反対」という補足がつきました。
「反対(13..4%)」の中には「お金を払ってまで花火を見たいと思わないから」「花火は無料のもの」という意見が多くありました。
有料観覧席の購入経験を聞いたところ、約4人に1人(24.9%)が既に有料観覧席の購入経験「あり」という結果が出ました。
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今後、有料観覧席を「購入したい」と回答したのは36.6%。理由は「場所取りで早く行かなくてもいいから」がトップ。
「今後、有料観覧席を購入したいと思いますか?」という質問に対して、「思う(36.6%)」「分からない(32.5%)」「思わない(30.9%)」がほぼ同じ割合となりました。「分からない」と回答された方のコメントを見ると圧倒的に多いのが「金額による」で、次いで「内容による」でした。
購入したい方の理由を聞くと、「場所取りで早く行かなくてもいいから(78.9%)」が最も多く挙げられました。
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駐車場の有料化には半数以上が賛成。
駐車場の有料化について賛否を聞いたところ、半数以上が「賛成(51.3%)」という結果でした。
「賛成」と回答された方のコメントを見ると、「有料化により交通混雑の解消ができるのなら賛成」「誘導や警備など駐車場の運営にお金がかかっていると思うから」「本当に車の利用が必要な方が利用できるようにするために有効」などの意見がありました。
一方「反対(17.7%)」の方の中には「気持ちはわかるが無料の方がありがたい」などの意見がありました。
また、いずれの選択をされた方の中にも「有料化する事で迷惑駐車が増える可能性がある」「有料化だけでは混雑は解消しない。予約制も必要」「電車が更に混むことになる」という声も多数ありました。駐車場の有料化の際には「迷惑駐車対策」「事前予約制」「電車の増発」なども合わせて考えていく必要がありそうです。
akippaは過去2回の花火大会での駐車場運営を通して、駐車場開門待ち渋滞の解消、係員の労働力軽減などの実績とノウハウが蓄積されました。また、利用者からも好意的な意見をいただきました。
akippaは今後も駐車場を通じて人と人、人と体験が会う手助けをし、リアルの”あいたい”をつないでまいります。
<花火大会での駐車場運営に関する問い合わせ先>
お問い合わせフォーム:https://survey.zohopublic.jp/zs/3Cgzks
※1 これまでの取り組みについて
約90%が「今後も花火大会で事前予約制駐車場を利用したい」と回答。交通渋滞の緩和と係員の労働時間が大幅改善。〜第75回諏訪湖祭湖上花火大会、akippa駐車場利用者アンケート結果〜
第92回土浦全国花火競技大会、渋滞緩和を目的に駐車場の一部にakippaでの事前予約制導入が決定!10/6〜予約開始
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■akippaとは
駐車場のシェアリングサービス。月極駐車場の未契約区画や個人宅の車庫・空き地・商業施設など空いている場所を時間貸し駐車場としてスマホから簡単に貸し出せ、ドライバーはWebまたはアプリから事前予約・事前決済して利用できる。スペースの貸出や会員登録は無料。全国に常時3万5000件以上予約できる駐車場を確保しており、スポーツ観戦やイベント・通勤・帰省・旅行などさまざまな用途での車移動時に利用されている。これまでに30以上の自治体・スポーツクラブと連携し、交通渋滞や駐車場不足などの困りごと解決に取り組んでいる。また駐車場をシェアすることは、遊休資産の活用、排出ガス削減につながることからSDGsにも貢献できる。現在の会員数は累計350万人(2023年11月時点、貸主は含まない)。
■akippa株式会社
本社:大阪府大阪市浪速区(東京オフィス:東京都千代田区)
代表者:代表取締役社長 CEO:金谷元気
設立:2009年2月2日
資本金:20億円(資本準備金含む)
事業内容:駐車場予約アプリakippaの運営
【本プレスリリースのお問い合わせはこちら】
akippa株式会社 広報(担当:石川、森村)
東京オフィス:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE WeWork内
大阪オフィス:〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークスタワー14F
Tel:03-6450-6090
Email: pr@akippa.co.jp
URL: https://akippa.co.jp