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開発の経緯
IHコンロ(IHクッキングヒーター)の普及率は年々⾼まっており、キッチンコンロ全体の約28%を占めています。(東洋アルミエコープロダクツ調べ)東洋アルミエコープロダクツでは、これまでも、ヒーター部分に敷く「IHマットSOFT 」シリーズを展開していました。
今回ルームクリップは、「IHマットSOFT 」に「毎日の拭き掃除がしやすく、キレイな状態を保てる」という機能を追加した新商品を開発したいという開発担当者の思いを受け、RoomClipユーザーと東洋アルミエコープロダクツの商品開発部署メンバーが意見交換する座談会を複数回開催しました。
具体的には、ユーザーにサンプル品(下)を実際に使用してもらった上で、アンケートを実施。その上で、新商品についての座談会を開催し、ディスカッションを実施しました。ディスカッションでは以下のような声が寄せられ、実際に商品に反映されました。
ユーザーの声が反映されたこの商品は「IHマットSOFTワイド カトラリー柄グレー」として2023年8月に発売となり、同社新商品における発売後3ヶ月の平均出荷数量の約2倍の出荷数量を記録しました。
▶️事前にユーザー送られたサンプル品
(投稿写真:Room No. 1449395 mako2yaaさん)
<RoomClipユーザーの声:その1>
「(最初のサンプル品は、中央のヒーター部分だけ切り抜いた形だったため)実際にお手入れをしたとき、空いている中央のヒーター部分に汚れが溜まる」「中央部分のシートがめくれてしまう」
▶️開発で反映
これまでの3口IHヒーターは、中央のヒーターだけ「ラジエントヒーター」になっているタイプが多く、使用時に高温になるため、IHマットは使えませんでした。そのため、最初のサンプルは、中央部分だけを切り抜いたデザインでした。しかし、上記の声を受け、安全性と使い勝手を考慮した結果、オールIHの製品専用のIHマットに変更し、IHヒーター全面を覆う形状に変更。中央ヒーター部分には「ラジエントヒーター使用不可」という文言が追加されました。汚れを防止するだけでなく、コンロのお手入れを考えた設計を徹底的に追求しました。
<RoomClipユーザーの声:その2>
「マットが破れやすい」「天板とマットの間に水や汚れが入る」
▶️開発で反映
貼りっぱなしで使えるように材料の見直しと変更を行い、耐久性をアップしました。また、使用しているうちにズレていくことがないよう、取り付け面の密着性も見直しました」
使用しているのは、不燃性のシリコーン加工ガラス繊維。耐熱温度は360℃で、温度センサーを妨げません。ピタッとくっつき、拭き掃除をしてもズレにくい仕様になりました。
<RoomClipユーザーの声:その3>
「(最初のサンプル品は薄いブルーだったので)ヒーター部分の焦げつきが目立つ」
▶️開発で反映
カラーはRoomClipユーザーと考えたグレーに変更。イラストデザインは「もっとシンプルなものが良い」というアドバイスにより、植物系のイラストをキッチンになじむカトラリーのシンプルなイラストに変更しました。グレーのほかに検討されたミルキーベージュは、別商品として発売しています。
※開発の経緯について 詳しくは、以下の記事でも紹介しています
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DCMでの発売について
10月30日より全国のDCM店舗でコンロ実物大を使った陳列を開始します。※一部店舗を除く
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DCM株式会社について
代表者:代表取締役社長 石黒靖規
設立:2021年03月
本社所在地:〒140-0013 東京都品川区南大井6丁目22番7号 大森ベルポートE館
URL:http://www.dcm-hldgs.co.jp/index.html
事業内容:ホームセンター事業
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IHマットSOFTワイド カトラリー柄グレー について
3口のIHクッキングヒーターの日々のお手入れを考えた、コンロ天板全体をカバーするシリコーン加工ガラス繊維製のマットです。
品名:IHマットSOFTワイドカトラリー柄グレー
JAN:4901987231318
サイズ:タテ約35㎝×ヨコ約60㎝ 1枚⼊
材質:ガラス繊維(シリコーンコート)
耐熱温度:360℃
価格:オープン価格
販売店:ホームセンターやドラッグストアなどの量販店、もしくはオンラインショップにてご購⼊いただけます
商品の詳細は下記のURLよりご確認ください。
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東洋アルミエコープロダクツ株式会社について
代表者:代表取締役社長 山口正起
設立:1969年11月1日
本社所在地:〒550-0005大阪市西区西本町1丁目4-1(オリックス本町ビル13F)
URL:https://www.toyoalumi-ekco.jp/
事業内容:日用雑貨品・美容雑貨品の製造・販売、食品容器・成型品および包装資材の製造・販売
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RoomClipについて
家具や家電、雑貨などのインテリア写真の投稿、閲覧からアイテムの購入までできる、住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォームです。スマートフォンアプリとインターネットのウェブサイトを展開しています。現在月間ユーザー数は600万人、写真枚数は600万枚を超えます。RoomClipは日本で最も「実際に人が生活している部屋の写真とデータ」が集まっているサービスです。雑誌やテレビなど年間に100以上の媒体でRoomClipユーザーが紹介されています。
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RoomClipの商品開発・マーケティング支援について
ルームクリップ株式会社では、RoomClipに蓄積したデータや利用ユーザーへのインタビューなどを元に導き出したインサイトを活用し、住生活領域の企業様の商品開発やマーケティングの支援を幅広く行なっています。活用できる定量データはRoomClipに投稿された写真データのほか、タグやコメント、検索キーワード、写真に対するいいねや保存などのアクティビティなど多岐に渡ります。またユーザーのデプスインタビューや座談会などを通じて、定性インサイトを深掘りした分析レポートも提供しております。
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ルームクリップ株式会社について
代表者:髙重正彦
設立:2011年11月24日
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-28-1
事業内容:「RoomClip(ルームクリップ)」の企画・開発・運営、「KANADEMONO(カナデモノ)」の企画・製造・販売、インテリアの仕入・販売、その他EC・D2Cに関する事業
RoomClip( https://roomclip.jp/ )
RoomClipビジネス( https://biz.roomclip.jp/business )
RoomClipショッピング( https://roomclip.jp/shopping/ )
RoomClip住文化研究所( https://lab.roomclip.jp/ )
KANADEMONO(https://bydesign.co.jp/ )