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薬局お茶の水ファーマシーは、健康保険組合が実施するリフィル処方箋啓発の通知事業を支援するサービスを開始します。ジェネリック医薬品の通知事業のように、レセプトデータをもとに対象となる患者に対して、患者個々に応じたコンテンツでリフィル処方箋の制度とメリットを啓発します。
リフィル処方箋の認知度が低いわけ
本サービスの導入背景には、リフィル処方箋の存在やメリットが、対象となる患者へ周知されておらず、その利用が進んでいないという現状があります。2022年4月より日本においてもリフィル処方箋の制度が導入され、多くの健康保険組合がリフィル処方箋の啓発に努めているにも関わらず、十分な認知は得られていません。主な課題として「対象者の特定の難しさ」「リフィル処方箋という言葉の伝わりづらさ」「適切な専門家によるガイダンスの欠如」といった点が指摘されています。
リフィル処方箋の普及のヒントは・・・
リフィル処方箋の普及を目指す上で参考となるのが、ジェネリック医薬品の使用促進における取り組みです。ジェネリック医薬品の使用割合は、十数年という年月を経て80%近くにまで達するようになっています。この成功要因の一つとして、健康保険組合からの効果的なメッセージ発信の工夫がありました。具体的には、先発医薬品をジェネリック医薬品へ切り替えた場合の経済的ベネフィットを、実際に服用している医薬品の種類と量から計算して患者それぞれに応じて通知したことです。リフィル処方箋の啓発においても、ジェネリック医薬品の成功事例から学び、患者ごとにカスタマイズされたメッセージを提供することが重要であると考えられます。
通知事業を一気通貫でサポート
そこで本サービスでは、医療ビッグデータ分析の実績を持つデータサイエンティストが、健康保険組合から提供されたレセプトデータを分析します。この分析を通じて、リフィル処方箋利用に適した患者を特定することができます。そして、リフィル処方箋の患者への服薬指導を数多く手掛ける薬剤師が、必要に応じて患者それぞれのニーズに合わせてリフィル処方箋の利用方法についてアドバイスします。さらに、健康保険組合の通知事業の各ステップを一気通貫でサポートし、「対象者の特定の難しさ」「リフィル処方箋という言葉の伝わりづらさ」「適切な専門家によるガイダンスの欠如」といった課題を解消して、患者のリフィル処方箋利用をよりスムーズかつ効果的に促進します。
今後、薬局お茶の水ファーマシーでは、本サービスをはじめとして、健康保険組合の課題解決に積極的に取り組んでいく予定です。これまで培ったデータサイエンスのノウハウと、薬局・薬剤師の専門性という強固なアセットを組み合わせ、健康保険組合の皆さまと患者様にお役に立てるサービスを強化してまいります。
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【リフィル処方箋とは】
リフィル処方箋は、長期間症状が安定している患者向けの新しい仕組みです。医師の判断の下、薬剤師との適切な連携を確保しながら、患者は一定の期間内に同じ処方せんを反復して利用することできます。リフィル処方箋を利用すれば、患者は通院の負担を大きく軽減でき、さらに医療の全体的な効率化に貢献すると期待されています。
薬局概要
薬局名:薬局お茶の水ファーマシー
所在地:東京都千代田区
設立:2016年9月
ホームページ:https://ochanomizu.pharmacy.logilogi.jp/
開設者:株式会社ロジロジ(代表取締役 山口洋介)
事業内容:ITソリューション開発、医療ビッグデータ解析、薬局の経営