“超高齢社会に優しいデジタルを”「中国から学ぶ高齢者に優しいUIデザインとは?」インクルーシブデザインスタジオCULUMUが事例集を公開

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『インクルーシブデザインスタジオ CULUMU』では、 3000を超えるNPO・NGOのリレーションとともに業界をリードするデザイナー、エンジニアが連携したデザインスタジオです。高齢者や障がい者、外国人など、これからの社会において多様な人々の声を取り入れられる(モノづくりの上流プロセスから巻き込む) ユーザー中心のアプローチを推進しています。

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中国から学ぶ高齢者に優しいUIデザインとは?│インクルーシブデザインスタジオ CULUMU
「中国」での高齢化に向けたデジタルサービスの先進事例とシニア向けUIデザインについて取り組みをまとめました。。「誰一人取り残されないデジタル社会」を実現し、デザインによって社会の豊かさを実現すべく、デザインスタジオCULUMUではホワイトペーパーの資料を公開しています。

「中国」での高齢社会に向けたUIデザインに関する先進事例を一挙公開

本ホワイトペーパーでは、「中国」での高齢社会に向けたUIデザインに関する先進事例を取りまとめました。これからの日本においても超高齢社会という社会課題に対し、“インクルーシブ(包摂)“の重要性がより一層高まっており、デジタル格差、PC・スマートフォンの利用比率などを考慮したインクルーシブな取り組みが各業界で求められています。

少子高齢化が進む中で、2030年には3人に1人が高齢者となり、日本の総人口予測は約1億1,912万人に減少するとされています。その内の31.1%にあたる約3,715万人が65歳以上の高齢者となり、労働人口の現象、障がい者の増加などさまざまな社会課題に取り組む必要性がある中で、同時に新しい事業の機会になるとされています。

このような背景のもと、中・長期的な事業成長を見越すためには、医療サービス・見守り・高齢者向けのSNS・モビリティといった多義にわたるサービスが高齢社会を前提としてサービスの変革が求められています。「誰一人取り残されないデジタル社会」を実現し、デザインによって社会の豊かさを実現すべく、デザインスタジオCULUMUではホワイトペーパーを公開しました。

<目次>

  • 超高齢化社会におけるスマホ利用の現状

  • 中国で高齢者版スマホアプリが生まれた背景

  • 中国におけるアプリの高齢者モード事例

  • 中国政府発行のスマホアプリガイドライン

中国で高齢者向けスマホアプリが生まれた背景

2019年、中国政府は高齢化に積極的に対応するための中長期計画を発表しました。本計画は、短期的展望(〜2022年)、中期的展望(〜2035年)、長期的展望(〜2050年)の3段階の展望を発表しています。まず、 短期的展望としては高齢化に積極的に対処するための制度づくりを、中期的展望としてはより科学的かつ効果的な制度づくりを進める予定です。さらに長期的展望としては、強い現代社会主義国に相応しい成熟した高齢化社会への対処方針を策定していくと発表されています。本計画に基づく1つの政策として、2021年4月、ウェブ・アプリの高齢者対応ガイドラインが発表されました。

高齢社会におけるインターネット・アプリケーションのアクセシビリティ改善に関する特別行動計画の発表によると、43社のアプリが高齢者のアクセシビリティ対応を完了しています。高齢者対応を実施済みのアプリは、新聞、SNS、生活・娯楽、EC、金融、旅行、医療など多岐にわたります。

中国におけるアプリの高齢者モード事例(一部)

肯德基(KFC ケンタッキーフライドチキン)は、世界的に有名なファストフードチェーンです。KFCアプリのシンプルモードは、高齢者モードでは、シンプルさと効率性を重視しています。

高齢者の特性を理解するため、実際の店舗や高齢者モニターによる検証を実施し、高齢者はおすすめメニューや前と同じメニューを注文する傾向にあるというインサイトをもとに、おすすめメニューを大きく表示しています。また、高齢者はクーポンに敏感というインサイトをもとに、クーポンの自動適用や連続ログインによるクーポン付与される工夫を行っています。

上海銀行が高齢顧客向けに提供している安全かつ簡単に使える銀行アプリの上海美好生活は高齢者から高い評価を得ています。オフラインとオンラインの接点を融合した顧客体験の実現を目指し、高齢者にとって、よりシンプルで安全なモバイルバンキングにするためのフィードバック収集・改善活動を実施しています。高齢者にも安心して利用できるよう、高齢者の利用頻度の高い機能をメインページに配置し、フォントの大きさ、認識しやすいアイコン、暖色系のカラーを採用しています。

中国政府発行のスマホアプリガイドライン

中国政府が高齢化に向けたウェブとアプリガイドラインを発表しており、高齢社会におけるインターネット・アプリケーションのアクセシビリティ改善に関する特別行動計画の発表によると、43社のアプリが高齢者のアクセシビリティ対応を完了しています。高齢者対応を実施済みのアプリは、新聞、SNS、生活・娯楽、EC、金融、旅行、医療など多岐にわたります。本ホワイトペーパーでは、本ガイドラインを日本語訳を行い、解説付きで公開しました。

デザインスタジオ CULUMUについて

『インクルーシブデザインスタジオ CULUMU』では、 3,000を超えるNPO・NGOのリレーションとともに業界をリードするデザイナー、エンジニアが連携したデザインスタジオです。CULUMUは、株式会社STYZが運営する「多様な人々・社会と共創する インクルーシデザインスタジオ」です。高齢者や障がい者、外国人など、これからの社会において多様な人々の声を取り入れられる(モノづくりの上流プロセスから巻き込む) ユーザー中心のアプローチをモノづくりの当たり前にします。

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超高齢社会に優しいデジタルを「中国から学ぶ高齢者に優しいUIデザインとは?」
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会社概要
社名:株式会社STYZ / デザインスタジオ CULUMU
所在地 :〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102
URL :https://culumu.com/

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