近未来教育フォーラムは2010年の初回以降、デジタルハリウッドが擁する各教育機関(4年制大学、専門職大学院、専門スクール、オンラインスクール、ジーズアカデミー、デジタルハリウッドアカデミー)が取り組む教育実践の報告を通じて、これからの教育への提言を行ってきました。
今年度のテーマは、近年目覚ましい進化を続ける「生成系AI」です。人工知能やビッグデータに精通した専門家による基調対談とライトニングトークを通じて、教育の未来について模索します。
学校・企業の教育関係者、デジタルコミュニケーション領域の実務家・研究者の皆様をはじめ、デジタルハリウッドの学生や受講生、保護者の方々、入学検討者に至るまで、幅広い方々のご参加をお待ちしています。
■近未来教育フォーラム2023 -Conversation with AI- 開催概要
日時:2023年11月18日(土) 16:00~19:00(開場15:30)
タイムテーブル:
15:30 開場
16:00 開演
16:10 基調対談《前編》
17:00 ライトニングトーク
17:20 基調対談《後編》
18:00 閉演・懇親会(オフライン会場のみ)
19:00 終了
会場:デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス
(東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F/4F)
開催方法:
オフライン(駿河台キャンパス)
オンライン(YouTube Live)
参加申込:Peatixにて要予約
定員および参加費:
オフライン 50名/お一人様2,000円(懇親会費含む) ※定員に達し次第締め切らせていただきます。
オンライン 定員無し/無料
主催:デジタルハリウッド株式会社
■各講演の詳細
《基調対談》Life In Dataの10年の振り返る|生成系AIの未来とこれからのクリエイティブ教育
前編では、近未来教育フォーラム2014のテーマである「Life In DATA」から約10年を経た、現代の人工知能と自然言語処理の分野における進化について考えます。驚異的ともいえる進化を遂げた生成AIの歴史を振り返りながら、今日までの到達点について概観します。
後編では、生成系AIの進化がどのようにクリエイティブプロセスを革新し、教育の未来をどう創造するのかに焦点を当てます。技術と芸術、教育とイノベーションが出会う場で、次世代のクリエイターが必要とするスキルとマインドセットを探究します。
【登壇者】
尾原 和啓 氏
IT批評家
京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センター立上 企画参与(副所長 松尾豊氏)。Google Japan時代は検索事業開発のヘッドとしてGoogle AIサービスのGoogle Nowなどを担当。現在13職目 、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞。
橋本 大也
デジタルハリウッド大学 教授
データセクション株式会社 顧問
デジタルハリウッド大学 メディアライブラリー館長。ビッグデータと人工知能の技術ベンチャー企業データセクション株式会社の創業者。同社を上場させた後、顧問に就任し、教育者、事業家に転進。教育とITの領域でイノベーションを追求している。著書に「データサイエンティスト データ分析で会社を動かす知的仕事人」(SB 新書)「情報力」(翔泳社)など。書評ブログを10年間執筆しており、書評集として「情報考学 Web時代の羅針盤 213 冊」(主婦と生活社) がある。多摩大学大学院客員教授。早稲田情報技術研究所取締役。
《ライトニングトーク》AI×教育 デジタルハリウッド教員らによる実践レポート
「Conversation with AI」と自身の研究・実践テーマを関連づけた、デジタルハリウッド所属の有識者による5分間のプレゼンテーションを行います。
*ライトニングトーク登壇者は後日公式Webサイトにて公開します
《懇親会》
今年度より、基調対談およびライトニングトークの登壇者との懇親会を開催します(オフライン会場限定)。
■近未来教育フォーラムとは
趣旨:
近未来教育フォーラムは、人間の文化と生活に関連する大きな変化と潮流を見据え、その基盤としてのデジタルコミュニケーション領域における先端的な知見と、真理の探究や人間の拡張にのぞむ深い智慧への接続を試みる場です。ここで得られた知見と智慧を踏まえて行う対話を通じて、近未来に向けて私たちが取り組むべき教育実践のアップデートを行います。
過去の開催テーマと主なゲスト:
・2022 「Being Avatar」 久保田 瞬 氏
・2021 「BECOMING」 宮田裕章氏
・2020 「Raise Our Flag」 松島倫明 氏
・2019 「In Real Time」 白井暁彦 氏
・2018 「The ART into Future」 布施英利 氏
・2017 「Augmented Human-人間拡張への序曲-」 稲見昌彦 氏
・2016 「Daily Life with Super Technologies」 山海嘉之 氏
・2015 「powered by AI -人工知能がドライブする人間社会-」 中山五輪男 氏
・2014 「Life In DATA」 橋本大也 氏
・2013 「Programmable Worldの時代 ~変革する人材育成~」 坂村健 氏
・2012 「デジタルコミュニケーションで加速するオープンエデュケーションによる教育革命」 飯吉透 氏
・2011 「つくってる?みらい」田坂広志 氏
・2010 「Exploring New Education in Digital」 宋文州 氏
【デジタルハリウッド株式会社】
1994年10月、会社設立と同時に日本初の実践的産学協同のクリエイター養成スクールを開校。
現在、東京と大阪に専門スクール「デジタルハリウッド」と、全国の各都市にWebと動画が学べるラーニングスタジオ「デジタルハリウッドSTUDIO」、そしてeラーニングによる通信講座「デジハリ・オンラインスクール」を展開。
2004年には日本初、株式会社によるビジネス×ICT×クリエイティブの高度人材育成機関「デジタルハリウッド大学院(専門職)」、翌2005年4月に四年制大学「デジタルハリウッド大学」を開学。
設立以来、デジタルハリウッド全体で9万人以上の卒業生を輩出している。
また、デジタルハリウッド大学開学時より導入している、動画教材と対面授業を組み合わせた「ブレンディッド・ラーニング」のノウハウを活かして、大学・専門学校の教育機関をはじめ塾・障害者支援サービス企業・教育サービス企業向けに、オンライン授業の導入及び活用支援サービス「デジタルハリウッドアカデミー」を国内外に展開。
さらに2015年4月、スタートアップ志望者を対象としたエンジニア養成学校『ジーズアカデミー』を開校し現在東京と福岡に展開。同年11月には、日本初のドローンビジネスとロボットサービス産業の推進を目的とした『デジタルハリウッド ロボティクスアカデミー』を開校するなど、デジタルコンテンツ業界の人材育成と、産業インキュベーションに力を注ぐ。
2024年10月に設立30周年を迎える。