イメージ図:ユーザーが投入したデータに基づき精度改善のヒントを提示
予測分析を実行するための主なステップは、ユーザーが過去の実績などのデータを本ツールにインポートしてモデルを作成する「学習」、作成したモデルの精度や、寄与したデータ項目などを精査する「評価」、作成したモデルをもとに将来の結果を予測する「予測」のフェーズに分けることができます。精度の高い予測を実行するためには、「学習」のフェーズで有効なデータを投入し、モデルの精度を向上させることが重要です。
予測分析実行のステップ
一方、ユーザーサポートを行うなかで、“予測分析を行いたい領域に対してどのようなデータを揃えればよいか”、“どのデータに着目して分析すれば効果的か”を尋ねる声も多くありました。こうした課題に対し、生成AIを実装し、ヒント機能を強化することで、改善に向けた最適な情報を即時にリストアップして提案できるようになります。「学習」フェーズでヒント機能を利用することで、スムーズに「評価」「予測」のフェーズへ移行できるようサポートします。
機能強化においては、Microsoftが提供する大規模言語モデル(Large Language Models、LLM)を含むAzure OpenAI Serviceを利用しました(*1)。Azure OpenAI Serviceの高水準のセキュリティにより、機密性を保ちながら本機能を利用できます。
「Prediction One」は、機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても簡単に高度な予測分析を実行できるツールとして今後も機能を拡張し、ビジネスの現場におけるAI活用を推進してまいります。
【「Prediction One」ヒント機能強化 詳細 】
・ 提供開始 : 2023年10月11日
・ 対象 : Prediction Oneクラウド版
※自動で本機能が利用できます。
・詳細はこちら:
・「Prediction One」とは
機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても、数クリックの簡単な操作で予測分析が実行できるツール。ソニー独自開発の自動モデリングによる高い予測精度を実現。予測とともに、その根拠も合わせて提示されて次のアクションがとりやすいことも特長の一つ。
ソニーのR&D部門(ソニーグループ株式会社 Technology Infrastructure Center)が開発、
ソニーグループ内の多様な事業組織での活用により機能の改良を重ね、2019年6月より「Prediction One」の名称で提供を開始。申込企業数は累計で30,000社を超え、マーケティングや営業、人事、生産管理、顧客サポート、製品開発などさまざまな分野で活用されています。
※1 大規模言語モデル(Large Language Models、LLM)を活用したヒント機能はAzure OpenAI ServiceのGPT-3.5と埋め込みモデルを使用しています。Azure Open AIの利用により、入力されたデータが他者にわたり利用されることはありません。
LLMを活用したヒント機能の詳細はマニュアルページよりご覧ください。
URL:https://predictionone.sony.biz/cloud_manual/tips/specification/about_llm/index.html
※記載されている会社名および商品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。
以上