着工前の書類作成から工事の途中で生じる庶務、竣工後に発生する作業までを当社が請け負うことにより、SPIDERPLUS活用を中核とした高効率の現場運用を実現いたします。
背景
建設現場では、限りある人手が膨大な量の作業をこなしており、SPIDERPLUSを始めとしたデジタル活用は、施工管理の効率化の一環として導入されています。
その傍らで、施工計画の作成から資材や施工業者手配などの発注業務、現場巡回による作業指示、安全管理、協力会社との情報連携など、多岐にわたる煩雑な作業があり、労働時間の長時間化の原因になりがちです。
また、少しのミスが工程の遅れや、時には人命に関わることにも繋がりかねないため、限られた人数で効率的に正確に作業を進めていくことは極めて重要です。
こうした現状に鑑み、建設現場でSPIDERPLUSを活用する際に発生する事前の準備や段取りを当社で代行するBPOサービスを提供してまいりました。
既にBPOサービスを活用して労働時間の短縮や生産性の向上に効果を見出したユーザーの事例に向き合う中で、SPIDERPLUSを活用する現場の総合的な業務効率化を実現するためには、DX推進の外側のあらゆる庶務を請け負い、徹底した分業化を実現させることが必要と考え、今回のサービス拡充に至りました。
スパイダープラスに受け渡せば仕事がもっとラクに!対応サービス例
SPIDERPLUS活用にまつわるファイル整理作業代行
SPIDERPLUSを使いこなし、工事写真や関連ドキュメントが無尽蔵に増えていくと、ファイルを探すのに時間を要してしまいがちです。
また、工事の進行に従って、フォルダ構成を見直したい場合、実際の業務の傍らで時間を割くのは容易なことではありません。
そこでBPOサービスでは、建設業従事経験者たちが知見を活かしてフォルダの再構成やファイルの整理作業を代行し、現場で働く皆様がさらにラクに働くことができるよう、支援いたします。
施工体制台帳、施工計画書作成代行
着工に必要な書類は多岐にわたり、中でも施工体制台帳と施工計画書の作成には時間と手間を要します。スパイダープラスのBPOサービスで建設業従事経験のあるスタッフが作成を代行することにより、限りある時間を、より本質的な施工管理に割くことを可能にします。
展望
当社では、BPOサービスを拡充することにより、DX推進を中核に据えた徹底的な現場運用効率化の実現を目指します。
建設業界は、2024年4月に働き方改革関連法の適用を予定しています。
法適用後は、残業時間に月間45時間の上限と、違反した事業社には懲役刑や罰金などの罰則が与えられます。
その一方で、人手不足の恒常化も課題であり、複数の調査機関によるレポートを当社が集計した結果においても、2000年に653万人いた就業者は2020年には497万人となり、20年の間で23.9%減少しています。
人手不足が継続する一方で労働時間に制限が課せられることを目の前にし、DX推進による効率化や顧客支援業務の拡大余地はまだ大きいものと、当社では見ております。
従前から続けている技術活用に加え、有望な企業とのアライアンスやM&Aなどの施策も通じて、サービスを一層進化させてまいります。
SPIDERPLUS BPO Webサイト