Institution for a Global Society 株式会社(本社 東京都渋谷区、代表取締役社長 福原 正大、以下 IGS)は、山形県立新庄南高等学校(以下、新庄南)に、学力以外の資質・能力をAIを活用して客観的に可視化する評価ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を、山形県初の事例として有償導入いただいたことをお知らせします。7月27日(水)に、高校1年生83名が受検予定です。(取材可能)
■Ai GROW導入経緯
山形県はICT教育にも力を入れており、県立高校の全生徒に対して一人一台端末を無償で整備しています。ICT端末を使用して受検を行う「Ai GROW」は、生徒が互いの能力を評価し、評価に関わるバイアスや甘辛などをAIで補正するため、客観的かつ公正に評価が可能です。
同校が注力して伸ばす8つの資質・能力「新庄8C※」は、知識を問う従来のテストでは評価が難しいため、これらの能力の可視化を得意とする「Ai GROW」を導入いただくことになりました。
また、総合型選抜入試を目指す生徒が多い同校では、早い段階から「Ai GROW」で生徒が自身の強みや伸ばしたい力を認識し、それらの力を伸ばしていくことで、自己推薦書等の出願書類の作成や面接等での説得力ある自己アピールを実現し、総合型選抜入試対策を充実させます。さらに、以降も定期的に「Ai GROW」の受検を重ねていくことで、特別活動(生徒会や各行事)の教育効果の可視化も目指します。
※新庄8C:貢献力、傾聴力、読解力、思考力、想像力、表現力、行動力、健康力
■「Ai GROW」とは
〇知識を問う従来のテストでは評価が難しい「資質・能力」を、客観的かつ公正に可視化
「Ai GROW」は、知識を問う従来のテストでは評価が難しい「資質・能力(思考力、判断力、表現力等)」を、潜在的な性格を測る心理学の手法や、AIを活用した公正な相互評価等を通して可視化する、評価ツールです。国内外250校以上に導入されています。
- 「Ai GROW」サービスサイト: https://www.aigrow.jp/aigrow
〇AIがバイアスを補正するため、「資質・能力」の公正な評価が可能
一般的に、相互評価は、評価者の甘辛傾向や忖度等、「不要な評価の偏り(バイアス)」が発生しやすいという課題があります。一方、「Ai GROW」では、評価傾向の甘辛や、評価者の質、スマホや端末で回答する際の指の動き・かかった時間などを踏まえた「評価の信頼度」をAIが分析した上で、評価結果を補正し、より公正な非認知能力の評価を実現しています。(特許技術)
〇自分の個性・強みが客観的にわかるため、総合型選抜入試対策にも
総合型選抜入試に向けて自己推薦書や志望理由書の作成、面接やプレゼンテーションの際に説得力ある自己アピールをするためには、まず生徒が自身の個性や強みを発見・認識することが重要です。しかしながら、多感な時期に、自分に自信が持ちづらい生徒も少なくありません。また、先生が生徒一人一人の個性や強みをつぶさに発見し指導することは、負担が非常に大きくなります。
「Ai GROW」の個人レポートは、生徒の個性・強みを、自己評価と他者評価で比較して見ることができます。そのため、「自他共に認める強み」や、「周りが気づいている強み」を発見することができ、自信につながる設計になっています。先生が生徒に指導をする際にも、客観的なデータをベースにしながら先生の気付きとともに、生徒の個性・強みを伝えることができるため、負担なく効果的な指導が可能になります。
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■「Ai GROW(アイ・グロー)」とは
児童・生徒・学生の資質・能力と、教育効果を可視化する、教育機関向け評価ツールです。潜在的な性格診断(IAT)の他、能力評価の際に生徒の相互評価にAIの補正を加えることで、評価バイアスを極小化。資質・能力を定量化し、即時フィードバックが可能です。
2019年4月のリリース以来、250以上の学校が利用。経済産業省「未来の教室」実証事業、埼玉県戸田市の実証事業の教育効果検証に採用されている他、「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」、「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」(文部科学省)の効果検証にも活用されています。
- 「Ai GROW」サービスサイト:https://www.aigrow.jp/aigrow
■山形県立新庄南高等学校 概要
山形県新庄市にある、108年の歴史と伝統のある県立高等学校です。令和4年度現在、普通科と総合ビジネス科からなる高校として、19,000名にのぼる卒業生を送り出しています。
季節ごとの花が咲く日本庭園の中庭や茶室の聴雪庵、会議や合宿が可能なすずかけ館などの施設設備も完備しています。
所在地:〒996-0077山形県新庄市城南町5番5号
設立:1914年
■Institution for a Global Society(IGS)株式会社 会社概要
「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」を企業パーパスに掲げるEdTech/HRTech企業。2021年12月29日に東証マザーズ市場(現・グロース市場)に上場。
所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4F
設立:2010年5月
資本金:388百万円
事業内容:AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供
- コーポレートサイト: https://www.i-globalsociety.com/