※本資料は、2023年9月20日(米国時間)付けで米国ServiceNow, Inc. が発表した報道資料の抄訳版です。
デジタルワークフローのリーディングカンパニーであるServiceNow(NYSE:NOW)は本日、Now Platformの最新版、「Vancouver」リリースを発表しました( https://www.servicenow.com/company/media/press-room/now-platform-genai-vancouver-release.html )。包括的な自動化ソリューションを提供するVancouverリリースは、セキュリティとガバナンスを強化し、ヘルスケアと金融分野における重要なプロセスを簡素化し、AIを活用して人材変革を加速します。
あらゆる業種の企業が、技術の創造的な破壊に適応し、デジタルへの投資から即座に価値を示さなければならないというプレッシャーの高まりに直面する中、成長を促進し、コストを削減し、リスクを軽減するために、信頼できるパートナーを求めています。Vancouverリリースは、強力な生成AIソリューションを含む最新の自動化テクノロジーをNow Platformに統合し、組織が高いレベルのデジタル信頼性と透明性を確保しながら、生産性を最大化し、俊敏性を向上させ、コスト効率化を推進できるよう支援します。
ServiceNowのプレジデント兼最高執行責任者(COO)であるCJデサイ(CJ Desai)は次のように述べています。「当社の優位性は、迅速な結果と優れた体験を提供する単一の戦略的プラットフォーム上で、企業が成長のためにイノベーションを起こせるようにすることです。ワークフロー全体に生成AIを統合すると同時に、プラットフォーム機能を拡張し、お客様が今まさに必要としているもの、つまり、ビジネスを保護し、運用コストを削減し、エンドツーエンドのDXを実現するための自動化の拡張に役立つソリューションを提供します」
アジリティを犠牲にすることなく運用およびセキュリティリスクを管理
サイバー攻撃はより頻繁かつ巧妙になっており、2022年にその数は38%増加しました(※1)。このような脅威の高まりの中、取締役会や規制当局などは、企業の最高経営責任者(CEO)にセキュリティ計画の進化を促しています。ITリーダーは直面する一連の脅威を軽減するために単発のソリューションに頼ることはできなくなりました。Vancouverリリースは、増大するセキュリティリスクを管理しながら、より迅速なイノベーションと俊敏な運用を可能にします。
ServiceNowは、お客様が現代の脅威に適応できるよう、堅牢なセキュリティポートフォリオの拡充を続けています。Now Platformは、インテリジェントな自動化によってインシデントの特定と管理を合理化し、脆弱性、問題点、機能停止などの重大なリスクを全社規模で把握( https://www.servicenow.com/products/workspaces.html )できるようになり、ネイティブプラットフォームの暗号化によって機密データの保護をすべて単一のプラットフォーム上で行うことができます。Vancouverリリースは、よりレジリエント(強じん)でセキュアなデジタルビジネスモデルを実現する、Now Platform主導のセキュリティアプローチの次のステップです。
ServiceNow Zero-Trust Access( https://www.servicenow.com/jp/products/zero-trust.html )は、ServiceNow Vault( https://www.servicenow.com/jp/products/vault.html )の最新機能で、顧客がNow Platform用のきめ細やかな認証ポリシーを備えたゼロトラストのフレームワークを構築するのに役立ちます。場所、ネットワーク、ユーザーリスク、デバイスなどの様々なリスクパラメータに基づいてセッションでユーザーが利用できるアクセスの種類を保護することで、組織は承認されたServiceNowユーザーのネットワークを拡張できると同時に、顧客データや専有データを保護することができます。
組織がIT部門を超えて増大するセキュリティリスクに対抗できるように、ServiceNowはThird-Party Risk Management( https://www.servicenow.com/jp/products/third-party-risk-management.html )を拡大し、より多くの部門や業種の従業員にサービスを提供することで、外部組織からのセキュリティ脅威の可視性と管理を改善しました。これは非常に重要であり、世界中のほぼすべての組織(98%)が過去2年間にサードパーティベンダーによる侵害を経験しているからです(※2)。
Third-Party Risk Managementは、単一の情報源を基にサードパーティアプリケーションのリスクを容易かつ大規模に可視化することができ、リスク管理( https://www.servicenow.com/jp/products/risk-management.html )に対するより包括的で効率的な対策を提供します。新たなイノベーションには、ITチームの対応時間を短縮し、生産性を向上させる自動化されたリスクアンケートや、すぐに使えるデューデリジェンスワークフローのほか、取締役会レベルの可視性と組織のアジリティを向上させる強化されたエグゼクティブレポートも含まれます。
オープンソースソフトウェアはアプリケーション開発において一般的になっていますが、セキュリティリスクをもたらす可能性もあります。当社は、Software Bill of Materials(SBOM、ソフトウェア部品表)を導入してソフトウェアコンポーネントの在庫を簡単に処理し取り込むことで、ビジネスアプリケーション内での存在を包括的に把握し、セキュリティリスクも評価し、対応ワークフローを推進します。中央集権的な視野をサードパーティおよび自社製アプリケーションに拡張することで、SBOMはオープンソースソフトウェアと関連するサイバーリスクをより簡単に管理できる能力を顧客に提供します。
インテリジェントな自動化によりミッションクリティカルなプロセスを簡素化し、価値を引き出す
業界を問わず、多くの企業では、労働時間の30%を自動化できる可能性があります(※3)。その大半は、日々の業務に必要でありながら、必ずしも価値を生みだすものではない反復的なプロセスです。ServiceNowのVancouverリリースは、まさにこれを可能にし、従業員がより複雑な業務に集中できるように手動プロセスを自動化し、大幅な効率化によってデジタル投資のROI(投資利益率)を高めます。
たとえば、臨床医は、本来、患者のケアに注ぐべき労力の多くを、臨床機器の保守やセキュリティ、コンプライアンスの管理に費やしています。
ServiceNowのClinical Device Management(CDM)( https://www.servicenow.com/jp/products/clinical-device-management.html )ソリューションは、MRIやX線装置などの医療機器の設置、サービス、管理、ライフサイクル最大化の手法を簡素化します。CDMは、これらの機器のケアと管理を自動化し、部品の発注をスタッフに案内し、機器のメンテナンスに最適な技術者を特定をすることで、患者の安全性とケアの質を向上させながら、重要で高価な機器のメンテナンス費用を節約できます。
Accounts Payable Operations(APO)( https://www.servicenow.com/jp/products/accounts-payable.html )は、Source to Pay Operations( https://docs.servicenow.com/en-US/bundle/utah-source-to-pay-operations/page/product/source-to-pay-operations/concept/source-to-pay-operations-overview.html )の機能強化であり、Vancouverリリースの一部として提供されます。APOはServiceNowのFinance and Supply Chain Workflows( https://www.servicenow.com/jp/solutions/finance-supply-chain.html )に含まれる機能で、買掛金支払いプロセスを自動化することで、請求書の受領、照合、支払プロセスをデジタル化します。APOを使用することで、組織は通常、請求書1枚を手作業で処理するのにかかるコスト(請求書1枚あたり約16ドル)を、最大80%削減することができます(※4)。
AIによる人材変革の加速
スキル不足の深刻化と、従業員の継続的な学習に対する要求によって、企業や人事部門のリーダーは、人材の育成および開発方法を見直す必要に迫られています。雇用主の77%が必要な人材を確保することが困難であると報告しており、これは過去17年間で最大の人材不足となっています(※5)。
リーダーが将来の仕事を最適化しながら、従業員の要求をより適切に満たせるように、Employee Growth and Development(EGD)( https://www.servicenow.com/jp/products/employee-growth-development.html )が本日より提供されます。EGDは、AIを活用して従業員のスキルデータを収集、検証、および継続的に更新することで、従業員の能力に関する可視性と洞察力を高め、ビジネスの成長を促進できるより賢明な人材決定を下せるよう支援します。
Vancouverリリースの新機能により、管理者は、キャリアの目標に合わせたスキル開発を行う、従業員向けにカスタマイズされた追跡可能な育成プランを作成することができます。従業員は自分がどのように成長したいかを定義し、キャリアの選択肢を検討しながら、ガイド付きのアクションを通じてキャリア成長を自発的に推進できます。AIを活用したおすすめ情報や能動的な働きかけにより、管理職と従業員との間でより多くの情報に基づいたキャリアに関する会話が促進され、従業員は単一のキャリアハブによって自身のキャリア開発に主体性を持てるようになります。
ServiceNowの最高人材活用責任者(CPO)であるジャッキー・キャニー(Jacqui Canney)は次のように述べています。「CEOもCHROも、スキルがあらゆる企業の変革の核となる原動力であることを知っています。このような仕事を大規模に行うには、テクノロジーも歩調を合わせる必要があります。当社は、AIを活用することで、よりアクセスしやすく、包括的で、インパクトのある機会で従業員が成長できるようにする一方、リーダーには企業全体の進捗状況を確認できる透明性を提供することで、従業員の成長・育成ソリューションをリードしています。このソリューションは、社員の既存のスキルセットと能力開発に必要なアクションのギャップを埋め、全員の潜在能力を最大限に引き出しながら組織の成長を促進します。これは単なるツールではなく、私たちが人材開発の未来を再構築し、人材をすべての活動の中心に据えることを支援する方法なのです」
Vancouverリリースの一環として、当社はITSM、CSM、HRSD、Creator向けのNow Assist( https://www.servicenow.com/company/media/press-room/now-platform-genai-vancouver-release.html )も発表し、Now Platform上のすべてのワークフローに生成AIを組み込みました。このアップデートにより、顧客は生成AIの力( https://www.servicenow.com/jp/now-platform/generative-ai.html )によって、あらゆるビジネス機能において生産性を加速し、エクスペリエンスを改善し、俊敏性を高めることができます。
Now Platform Vancouverリリースに関するお客様とパートナーの声
EYの変革担当グローバル副会長であるハンク・プリビルスキー(Hank Prybylski)氏は次のように述べています。「ServiceNowとの協業により、当社の財務および調達チームの職場体験を向上させる効果的なソリューションを導入することができました。この価値ある協業に基づいた、APOなどのServiceNowのFinance and Supply Chain Workflows向けのソリューションにより、当社のチームは、広範なデータ、システム、人材を結び付け、より効率的に業務を遂行し、より多くのビジネス価値を生み出せるようになりました」
IBM Consultingの人材変革戦略パートナーシップ主任のデニズ・デミレル(Deniz Demirel)氏は次のように述べています。「当社のスキルに関する専門知識とServiceNow Employee Growth and Developmentを組み合わせることで、人材管理に革命を起こします。デジタル体験プラットフォームに学習、開発、スキルインテリジェンスを統合することで、当社のお客様はデータ主導の洞察を得て、重要なスキルを積極的に特定および開発し、人材不足を効果的に解消し、従業員体験全体を簡素化することができます」
Optimum Healthcare ITの社長であるブライアン・シモンズ(Brian Symonds)氏は次のように述べています。「当社では、医療機関が資産の種類に関係なく、組織全体に単一のビューを提供するプラットフォームを望んでいることを認識しています。ServiceNowのClinical Device Managementによって、医療機関は単一のプラットフォームで臨床機器を管理する包括的なアプローチを取ることができ、投資の価値を最適化することができます。このエキサイティングな新製品と、当社の世界クラスの人材派遣およびコンサルティングサービスを組み合わせることで、合理化されたプロセス、コンプライアンス管理、リスク評価を通じて、顧客の価値を最大化することができます。この包括的なアプローチは、可視化とレポーティングの強化を望む多くの企業リーダーの共感を呼び、当社の顧客にまったく新しいレベルの価値を提供することを可能にします」
提供時期
Now Platform Vancouverリリース( https://www.servicenow.com/now-platform/latest-release.html )は、本日より提供を開始しています。
生成AIイノベーション、パートナーシップ、機能強化も本日発表し、9月29日より利用可能となります。
追加情報
プラットフォーム担当シニアバイスプレジデントであるジョン・シグラー(Jon Sigler)によるVancouverリリースのブログ記事はこちら( https://www.servicenow.com/blogs/2023/vancouver-release-genai-security-agility.html )をご参照ください。
Now Assist for every workflowのデモはこちら( https://players.brightcove.net/5703385908001/default_default/index.html?videoId=6337389754112 )をご参照ください。
※1 Check Point Research: Check Point Research Reports a 38% Increase in 2022 Global Cyberattacks, Jan. 5, 2023
※2 Cyentia Institute and SecurityScorecard Research: Close Encounters of the Third (and Fourth) Party Kind, Feb. 1, 2023
※3 McKinsey: Generative AI and the future of work in America, July 26, 2023
※4 Figure and statistic reflect experience of selected ServiceNow customers.
※5 The Manpower Group: The Talent Shortage, Apr. 11, 2023
以上
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