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その一方で、テレワークにおけるデメリットが浮き彫りになってきています。特にテレワーク中の『オンオフの切り替え』については、テレワークを続けていくうえで大きな課題となっていくと言えます。
今回はテレワークにおけるオンオフの切り替え方について、2020年度と2021年度で調査結果を比較し、特に回答の多かった項目についてその理由を考察しました。
はじめに、テレワークで感じるデメリットについて、アンケート調査を実施しました。
■男女ともにプライベートとの区別の難しさを実感。有効な切り替え方法とは?
・2020年度
・2021年度
どちらの年度の調査でも、最も多かった回答は前述の通り男女ともに「仕事とプライベートの区別ができない」という結果となりました。男性の回答は45.16%→45.3%とかすかに上昇、女性のテレワーカーからは38.92%→46.1%と大幅に上昇していることがわかります。
この原因のひとつとして、出社・退社の概念が薄いテレワークにおいては仕事のスイッチのオンオフを切り替えづらいということがあることが考えられます。逆に言えば、仕事のスイッチの切り替えがうまくできるようになれば、より効率よく、ストレスのないテレワークが実現できるということなのではないでしょうか。そこで、仕事のオンオフの切り替え方について以前のデータと最新のデータを比較しました。
・2020年度
・2021年度
多くの回答を得たのは2020年、2021年ともに『仕事部屋』『コーヒー』『身だしなみ』の3項目でした。そして、その3項目のを選択した割合が増えていることもグラフからわかります。これらの3項目がオンオフを切り替えるためにどのように効果的なのかを考察していきます。
〇仕事部屋に入る
コロナウィルス流行に伴ってテレワークをスタートさせた人の中には、緊急避難的にダイニングやリビングなどで仕事をしていて、仕事部屋という選択肢がそもそもなかった方も多かったのではないでしょうか。テレワークの長期化によって、現在までの間に仕事のスペースを明確にできた方が増え、ワークスペースに入ることで職場と家庭を切り替えるという方法をとれるようになったのではないかと考えられます。
〇コーヒーを飲む
テレワークに移行してからは、会議室間の移動やトイレ休憩が少なくなってしまい、リフレッシュが難しくなってしまったのは確かです。家庭内で仕事をしているからといえど、少し家を出て散歩をするといったようなことは難しく、かといってその場に座ったまま何もしない状態で休憩をとるのは難しいかもしれません。そんな状況で、少しでもリフレッシュができるように飲み物で気持ちの切り替えを行っているテレワーカーも多いのではないでしょうか。なかには、コロナ禍の影響で新たな趣味として自家焙煎のこだわりコーヒーを入れるなどといった方法でリフレッシュをしているテレワーカーもいるようです。
〇身だしなみを整える
2020年と同じく女性のテレワーカーを中心にスコアが伸びました。テレワーク導入当時は、そこまで意識しなくても「バレない」とあまり気にしていなかった人も多く、上着は着ても、下はパジャマのままという話を耳にしたこともあります。ですが、時間が経過するにつれて「着替えないままだと、オンオフの切り替えができない」ということで、出社しているときと変わらない身だしなみをスイッチしているテレワーカーが増えているようです。また、テレワークの長期化により、家庭内での仕事のリズムに慣れて多少の余裕が出てきたため、身だしなみを整えることに意識が行く人が増えたのではないでしょうか。
■総括
今後、コロナウィルスの状況にかかわらず、業種によってはますますテレワークは定着していくでしょう。そんな状況のなかで、『スイッチのオンオフ』がうまくいかないストレスを回避するために、環境整備やリフレッシュの時間の確保、身の回りなどといった部分で対策を行うテレワーカーが増えていることがわかりました。
家庭内にいるにもかかわらず、いつまでも仕事が続いてしまい、結果としてオフィスワークよりも長時間労働になってしまったというような事態を防ぐためにも、自分に合った切替法を探すことが大切なのではないでしょうか。仕事とプライベートを気持ちよく切り分けられれば、オフィスよりも快適なテレワーク環境の実現も可能になります。今回の記事を参考に、ぜひ自分だけの『オンオフ切り替え方法』を見つけてみてください。
テレリモ総研では、今後も継続して意識調査を行ってまいります。
※テレリモ総研サイト内でも調査結果を基にしたコラムを公開中です。https://teleremo.net/?p=440
- 調査概要
調査期間:2021年9月27日~2021年9月30日
調査対象:全国20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1035名
調査方法:インターネット調査
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LASSICは2006年に鳥取県で創業し、『~鳥取発~ITで、地方創生』を経営理念に、ITを通じてポテンシャルや魅力に溢れた地方の活性化、地方創生の実現を目指している企業です。
東京に一極集中しているIT業界の経済活動を地方に分散させる“地方輸出”の仕組みづくりや、ITとアイデアで地方自治体の課題解決を支援する地域イノベーション支援事業、人や組織の状態を見える化し改善を支援する感情解析技術の研究開発などに取り組んでいます。
人々が心豊かに働ける環境を整えると同時に、社会に向けて新しい価値を発信し、日本全体の経済活動を盛り上げるべく、事業を推進しています。
■会社概要
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鳥取本社: 〒680-0843 鳥取県鳥取市南吉方3-201-3
代 表 者 : 代表取締役社長 若山 幸司
設 立: 2006 年 12 月 26 日
資 本 金 : 9,968万円
事業内容: システムインテグレーション事業、Remogu(リモグ)事業(リモートワーク人材エージェント)、KnockMe!(ノックミー)、地域イノベーション支援事業、感情解析研究開発事業
拠 点: 鳥取、東京、姫路、那岐
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