【イベントレポート】アストロスケール、夏休みの自由研究に役立つ小学生向け特別教室「宇宙の環境問題とわたしたちの未来」を初開催

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持続可能な宇宙環境を目指し、スペースデブリ(宇宙ごみ、以下、デブリ)除去を含む軌道上サービスに取り組む株式会社アストロスケールホールディングス(本社:東京都墨田区、創業者兼 CEO 岡田光信)の子会社で人工衛星の製造・開発を担う株式会社アストロスケール(本社:東京都墨田区、代表取締役社長 加藤英毅、以下「アストロスケール」)は8月5日(土)、小学校4年生から6年生を対象に、アストロスケール本社内の見学施設「オービタリウム」にて夏休み特別教室「宇宙の環境問題とわたしたちの未来」を実施しました。

アストロスケールのオリジナルTシャツを着て記念撮影アストロスケールのオリジナルTシャツを着て記念撮影

開催背景

今年5月のG7広島首脳コミュニケにおいても取り上げられるなど注目の高まっているデブリ問題。日常生活ではあまり意識することのないこの宇宙の環境問題について、より多くの人に知ってもらいたい、より身近に感じてもらいたい、という想いから、夏休みの自由研究にも活かせる機会として小学生向けに本イベントを開催しました。

当日の様子

イベントでは、アストロスケール上級副社長の伊藤美樹が講師として登場しました。日常生活と宇宙との関わりや、宇宙の環境問題についてわかりやすく考察。クイズや質疑応答では、参加小学生から積極的に手が挙がっていました。

その後はオービタリウムのツアーを実施。とくに、地球を周回する特定の物体を捕まえるデブリ捕獲ゲームでは、難しいと言いながらも何度も挑戦し、捕まえることができたときには大喜びしている姿が印象的でした。

ワークショップでは、宇宙環境を改善する方法を各自で考え、アストロスケールの社員と意見交換も行いました。「捕獲の際の衝撃を吸収し、かつ大小どのようなサイズのデブリでも捕まえられるよう頑丈なネットの裏にスライムを組み込む」、「宇宙にゴミ処理場を作る」、「デブリを吸い込む掃除機のような仕組みを作る」、「地球に持ち帰ってリサイクルする」など、柔軟な発想で創意工夫を凝らしたアイデアが上がりました。

オービタリウムについて

会場として使用した「オービタリウム」は、アストロスケールが本社内に今年7月にオープンした一般向け見学施設です。日常生活ではあまり感じることのない宇宙の「軌道」について、見て、感じて、知っていただくとともに、宇宙の持続可能性(スペースサステナビリティ)の実現に向けたアストロスケールの取り組みをご覧いただけます。11月より、レクチャーやワークショップを含む学校・団体向けオプションツアーも開始します。

名称:オービタリウム(英語表記:Orbitarium)

所在地:〒130-0013 東京都墨田区錦糸4-17-1ヒューリック錦糸町コラボツリー2階

営業日:水曜日・金曜日(要予約)

予約枠:11:00~12:00、15:00~16:00

入館料金:予約料金として330円(税込)、未就学児無料

※2023年9月分の予約までは無料

URL: https://orbitarium-astroscale.com

※製造や試験の状況によっては開発の様子をご覧いただけない場合があります。

※競合の企業に所属される方など、事業上の理由によってご予約後でも入館をお断りさせていただく場合もございます。あらかじめご了承ください。

アストロスケール について

アストロスケールは、宇宙機の安全航行の確保を目指し、次世代へ持続可能な軌道を継承するため、全軌道における軌道上サービスに専業で取り組む民間企業です。 2013年の創業以来、軌道上で増加し続けるデブリの低減・除去策として、衛星運用終了時のデブリ化防止のための除去、既存デブリの除去、寿命延長、故障機や物体の観測・点検など軌道上サービスの実現を目指し技術開発を進めてきました。また、長期に渡り安全で持続可能な宇宙環境を目指す為、技術開発に加え、ビジネスモデルの確立、複数の民間企業や団体、行政機関と協働し、宇宙政策やベストプラクティスの策定に努めています。本社・R&D拠点の日本をはじめ、英国、米国、イスラエル、フランスとグローバルに事業を展開しています。

アストロスケールウェブサイト:https://astroscale.com/ja/

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