今回の業務提携により、SaveExpatsが提供する自己採血キット宅配によるリモート検査、母国医師とのオンライン相談サービス『SaveExpatsヘルスケア』を日販IPSの『CLUB JAPAN』を通じて提供することが可能となります。
現在、海外勤務者への健康ケアの中心として日本への一時帰国時の健康診断が実施されておりますが、赴任国に戻った後に検査結果が判明するケースも多く、再赴任後の本格的な医療ケアが困難となる場合における潜在的なリスクまではカバーする事ができておりませんでした。
『SaveExpatsヘルスケア』では日本基準の血液検査に加え、世界各地に在住の日本人保健師約300人のネットワークを活用し、各国の生活環境に合わせた保健指導により重症化リスクの抑制が可能です。
また、海外勤務者が日本への一時帰国前に『SaveExpatsヘルスケア』を利用、予め健康状態を把握しておくことで、日本帰国時により効果的な対応が可能となります。
今後、SaveExpatsおよび日販IPSの両社は、世界中で活躍する海外勤務者に対して、重症化する前の未病段階から積極的にアプローチすることにより、日本企業の健康経営のグローバル展開にも寄与してまいります。
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業務提携に至った背景
SaveExpatsは創業メンバー全員が海外駐在の経験者であり、仕事量の多さや時差対応による通院時間確保の難しさなど、海外勤務者の健康管理の難しさを痛感していました。その経験から、海外勤務者が世界中どこでも安心して働けるよう、現地と日本を結ぶオンライン医療相談と現地にいながら日本と同レベルの検査ができる国際郵送検査を組合せたサービス「SaveExpatsヘルスケア」を構築しました。
日販IPSは、サステナブルな社会・業界の実現のためESGを重視した経営を推進する日販グループホールディングスの海外事業会社として、約45年間にわたり、海外勤務者を派遣している日系企業に対して日本の書籍や食品、衛生用品をはじめとする物資送付サービスを提供し、厳しい環境で生活する海外勤務者及び帯同家族の心身の健康に貢献するため事業を展開しております。
昨今、健康経営の観点からも海外勤務者の健康に対して積極的に投資する必要性が高まっており、日販IPSは新たな価値提供の柱としてヘルスケアサービスの展開を検討しておりました。
そのような背景から、相互補完性の高いSaveExpatsのサービスと日販IPSの『CLUB JAPAN』が提携に至る運びとなりました。
加えて、政府の重要課題として健康経営優良法人2024における改定ポイントに「健康経営の国際展開-海外従業員」への対応が項目に挙げられました(※1)。SaveExpatsと日販IPSは本提携により、海外勤務者への積極的な健康支援に取組む企業を、健康経営の側面から支援してまいります。
※1 令和5年7月18日 経済産業省主導の健康投資ワーキンググループにて、今年度の健康経営優良法人認定における改定ポイントに「健康経営の国際展開-海外従業員」への対応の項目が挙げられました。
出典:第9回健康投資WG資料2 https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/kenko_iryo/kenko_toshi/pdf/009_02_00.pdf
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今後のサービス展開について
SaveExpatsは海外勤務者向けオンライン医療相談・国際郵送検査サービス「SaveExpatsヘルスケア」が日販IPSの『CLUB JAPAN』に加わることで、日販IPSの契約企業である日系企業に対し、世界中の駐在員に向けてトータルヘルスケアを提供し、より健康的で充実した駐在生活をサポートしてまいります。
まずは、日販IPSの契約企業とのモニター利用を2023年9月から開始。今冬に正式リリースを予定しております。
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SaveExpatsについて
『国を問わず、どこに暮らしても、安心して働くことができる』世界の実現をミッションに、海外勤務者を抱える法人(大企業・中堅企業・省庁・団体等)向けに、国を跨いだリモート健診/保健指導/メンタル支援/お薬相談を提供しています。
異国の地でリスクを背負って勤務している駐在員向けに、自己採血キット宅配によるリモート検査と迅速な結果通知、及び日本の医師とのオンライン医療相談を提供、更に各国に住んでいる日本人保健師からの現地生活環境に合わせたオンライン健康指導を提供することで、世界中の駐在員と家族を「未病」と「健康不安」から解放し、well-beingを実現します。
加えて、駐在員のみならず、現地の医療従事者の負担軽減を目指していきます。中・低所得国の公立病院は、検査・治療を待つ人で常にパンク状態となっており、さらに経済成長に伴って生活習慣病で亡くなる方の数が急増しています。国を問わず、いつでもどこでも精確な検査とセキュアなデータ管理の仕組みを提供することで、現地医療機関の負担を軽減しながら、世界中の生活習慣病予防・改善に貢献していきます。
■代表 プロフィール
株式会社SaveExpats 代表取締役 岩田竜馬
1988年群馬県生まれ、2013年東北大学修士卒。 大手プラントエンジニアリング会社で9年間、資源国でのエネルギー開発プロジェクトマネジメントに従事。カタール・ロシア・アルジェリア等で、長期駐在を繰り返す。2021年 経済産業省/JETRO「始動」起業家育成プログラム採択。2022年 株式会社SaveExpats設立。経済産業省「出向起業等創出支援事業」採択。米シリコンバレーのAlchemist X Accelerator採択。2023年 東京都主催ASACアクセラプログラム採択。2児の父。
・経済産業省「出向起業等創出支援事業」採択者ページ
https://co-hr-innovation.jp/entrepreneur/saveexpats
【会社概要】
会社名 :株式会社SaveExpats
代表者 :岩田竜馬
設立 :2022年4月
資本金 :450万円
所在地 :東京都渋谷区東1-1-38-404
事業内容 :国を跨いだオンライン医療相談と国際郵送検査を組合せた 『SaveExpatsヘルスケア』 を提供
公式サイト :https://saveexpats.com
公式note :https://note.com/saveexpats
【会社概要】
会社名 :日販アイ・ピー・エス株式会社
代表者 :佐藤 弘志
設立 :1994年12月
資本金 :1億円
所在地 :東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地
公式サイト:https://www.nippan-ips.co.jp
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【本プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社SaveExpats 広報窓口
e-mail:pr@saveexpats.com
Tel:050-3699-0722
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