インタビュー記事:https://e-dash.io/interview/post-1024/
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e-dash導入の背景と目的
丸紅木材は、大阪府大阪市に本社を置く木材専門商社で、主にLVL・木質建材・南洋材製品・北米広葉樹製品、日本産檜などの輸出入販売を行っています。
会社の理念でもある「持続可能な循環型社会の構築」のひとつとして、脱炭素への取り組みや環境保全活動に取り組んでいます。
丸紅木材では木製品や炭素固定物を取り扱っているため、炭素固定量の観点からすると地球温暖化の防止に貢献できていると言える一方で、一般的な観点からすれば、CO2排出量の削減が重要な要素であると考えていました。
脱炭素を実現するためには、炭素固定だけでなくCO2の排出削減についても取り組む必要があるという思いから、まずはCO2排出量の可視化に着手することを決め、e-dashの導入に至りました。
※1:LVLとは単板積層材を意味する「Laminated Veneer Lumber」の略称。板を乾燥させ、含水率を平衡化した単板を積層接着することで、反りや曲りなど等の欠点を軽減する事が可能な、形状変化の少ない木材のこと。
※2:南洋材とは主に熱帯地域で産出された木材の総称。
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e-dash選定の理由
自社でCO2排出量の算出に取り組んできた中で、計算方法が正しいのかや、算出結果が合っているのかという不安をお持ちでした。CO2排出量を計算するサービスを知り、比較検討を進めていく中で、「e-dash」のコストメリットに惹かれ導入をご決断いただきました。
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丸紅木材株式会社 会社概要
設立:1954年
所在地:〒542-0081 大阪市中央区南船場1-18-17 商工中金船場ビル13階
事業内容:
▼LVL・木質建材・南洋材製品・北米広葉樹製品、日本産檜などの輸出入販売
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「e-dash」とは
「e-dash」は、CO2排出量削減への取り組みを総合的にサポートする三井物産発のサービスプラットフォームです(※5)。
脱炭素の第一歩であるCO2排出量の可視化については、電気やガス等のエネルギーの請求書をアップロードするだけで、事業を通じたCO2排出量(Scope 1・2)を自動で簡単に算出するなど、計算の手間を削減しながら正確なデータを蓄積できる仕組みを提供しています。サプライチェーン排出量(Scope 3)についても、ソフトウェア上で手軽に算出・可視化が可能です。
「e-dash」でのCO2排出量の算出については、大手監査法人による第三者検証を実施し、日本政府が策定した算定ガイドラインに基づいた正確な算定方法でご提供しています。
さらに、当社は全国の金融機関との連携や、三井物産のネットワークの活用も通じ、CO2排出量の可視化に留まらず、排出量削減の各種施策の実行を支援し、中小企業をはじめ地域企業の脱炭素化の後押しを行っています。
※5:三井物産、CO2排出量可視化・削減クラウドサービスを提供する「e-dash株式会社」を設立(2022年3月1日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000095916.html
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e-dash株式会社 会社概要
設立:2022年2月7日
所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-2-1
事業内容:
▼CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」の開発・運営
▼カーボンクレジットのマーケットプレイス「e-dash Carbon Offset」の運営https://carbon-offset.e-dash.io/
▼カーボンニュートラルを加速させるメディア「accel.」の運営
▼国内企業における環境対策情報の検索サイト「accel.DB」の運営