倉本聰氏が創設した「富良野塾」のログハウスを再生したい!【クラウドファンディングを開始】

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はじめまして。当プロジェクトの代表 中川信治です。

名古屋市のログハウスメーカー夢木香(ゆめきこう)にて代表を務めております。

1987年の創業以来、900棟あまりのログハウス・木の家を作り、ログハウスや木が持つ魅力を多くの方に広めてきました。

元々は音楽業界にいた私ですが、当時毎週放送されていた倉本聰先生脚本のドラマ『北の国から』に涙し、鳥肌を立て、釘付けになり、それどころか根本的な生き方が変わり、作品をきっかけとしてログハウス作りの道を歩み出しました。

私の『北の国から』への思いは沢山あります。

このドラマはサスペンスでもなければ恋愛ドラマでもない、極寒の地北海道で暮らす、どこにでもいるような家族の姿を映した物語です。それがなぜ40年経った今でも人々の心に深く刺さっているのか。

主人公である黒板五郎・純・蛍が暮らす場所は水道も電気も通っていない山小屋。

毎朝沢に水を汲みに行くところから一日が始まり、照明もテレビもない中で懸命に暮らしていく様が描かれています。

「人は誰もが弱い、それでも生きていく。人間はその弱さを補うために、知恵を絞って生き抜く術を手に入れた。極寒の地でも生きる術を身につけて生きている。だからこそ強い。」

そんな人間の強さとメッセージ性を感じられる部分こそが、私が『北の国から』に惹かれる理由の大きな要因です。

この作品に感銘を受けて以来35年余り、倉本先生は私の人生を変えてくれた恩人であると勝手ながら私淑しております。きっと私だけでなく、多くのログハウス関係者は大なり小なり倉本ドラマの影響を受けているに違いないでしょう。

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

※当プロジェクトは、倉本聰様よりプロジェクトを行うこと及びお名前を掲載することの許諾を取得しております。

今からおよそ30年前、北の国からで知られる倉本聰先生が

演劇俳優と脚本家を育てる私塾「富良野塾」を北海道富良野市郊外に立ち上げました。

倉本聰氏と言えばあの有名な脚本家。塾には膨大な数の志望者が集まりました。

そして自然にあふれるこの土地で、夢を持った多くの若者が集い、共同生活を始めました。

入塾料や授業料は一切無料。その代わりに塾生たちは近隣の農家から依頼される農作業で生活費を稼ぎ、生活のすべてにかかわることを自分たちで管理しました。そして夜になると、ヘトヘトの体で睡魔と戦いながら講義を受ける生活を続けました。

塾生たちの住まいや稽古場は、彼ら自身で試行錯誤しながら丸太を刻んで積み上げたログハウス。

慣れない重労働をこなし、北海道の厳しい自然と向き合いながら学ぶ生活は、きっとどの塾生にとっても濃密で実りある時間だったに違いありません。

全25期 計375名の卒業生を輩出。現在でも映像・舞台・脚本家・放送作家・小説家など多方面で活躍してる卒業生が多くいます。彼らが巣立ったあと塾は2010年に閉塾となりましたが、今でも塾生たち自らが作り上げたログハウスが跡地に存在しています。

縁あって私がこの跡地を訪れたとき、塾棟は写真のように悲惨な状態になっていました。

閉塾の際に倉本先生は「ここを野に帰す」とおっしゃいました。

しかしながら私は光景を目の当たりにし、ログ屋として、また先生の作品に心を動かされた一人の人間として、「人々の熱い想いが詰まったこの貴重なログハウスを朽ち果てさせてはいけない。倉本先生ゆかりの地を残すことによって、少しでも感動の恩返しができれば。」と強く感じました。

そして夢中になってドラマを観ていた40年前の気持ちに立ち返り、何としてでもこのログハウスを再生すると心に誓いました。

そんな思いから、同じ志を持った数社のログハウスメーカーと共に

「富良野塾ログハウス再生プロジェクト委員会」を発足しました。

プロジェクトの内容

昨年夏時点で、一番傷みがひどかったレストラン棟(塾生の食事棟)デッキの修繕が完了しました。

塾生たちが労働の疲れを互いに労わりあい、夢を語り合ったであろう思い出深い場所です。

まずはここを修繕することによって足場がかけやすくなり、次の工事も進めやすくなるとの判断から一番にデッキを修繕しました。

工事の際は、卒塾生で今でも大工をしている方を中心としたチームが駆けつけてくださり、崩壊していたデッキを美しく復活させてくださいました。

修繕後のデッキの写真↑

今後は秋にかけて第二期工事として屋根の解体と仕上げ工事、2024年夏から第三期工事として地下室(浴槽・水回り・水道・電気)のメンテナンス工事を計画しています。

第一期工事の際はいち早く修復しなければと思い、まずは弊社資金のみで工事を行いました。しかしながら工事が完了して清算したところ予想を超える額となってしまい、今後弊社の力だけですべてを成し遂げるのは難しいと感じました。

そこでクラウドファンディングの存在を知り、皆さまのお力添えをいただけないかと思い立ったのが当プロジェクトの始まりです。

今回のプロジェクトは、この第二期工事の修繕費を皆さまにご協力いただけないかという所存です。

第二期工事では一度屋根の解体を行い、補修し、葺き替えの作業を行います。

当プロジェクトの資金の使途は以下の通りです。皆さんからご支援いただいた額を、全てこの第二期工事にかかわる資金として大切に使わせていただきます。

・足場仮設 30万円
・屋根解体 50万円
・屋根補修 100万円
・葺き替え 50万円
・その他諸経費 70万円

塾生にとってはもちろん、当時『北の国から』に心揺さぶられた多くのログ好きの方々にとっても思い入れが強いであろうこの富良野塾を現代に再生させ、ログハウスの聖地として引き継いでいきたいという強い思いと使命感が私たちにはあります。

このプロジェクトは、塾生が建てたログハウスの再生工事を行うことだけが目的ではありません。

真の目的は、

この場所がログ屋の、ログハウスを愛する人々の聖地となること。

そして次世代の若者に『形のないメッセージ』を伝えることです。

日本全国のログハウス好き誰もが聖地として知るであろうこの富良野塾。

この場所を再生し後世に引き継いでいくことによって、当時の塾生の熱い想いや人とのつながりの素晴らしさを伝えたいと思っています。

そして何より、私たちに感動を与えてくださった倉本先生に少しでも恩返しができればと僭越ながら思っております。

富良野塾跡地には、倉本先生のこんな言葉が残っています。

文明が発展し便利な世の中になっていく一方で、その便利さに麻痺し、私たちは本当に大切なものを見失ってしまっているのかもしれません。

便利なモノが溢れ、欲しいものは何でも簡単に手に入り、情報が日々錯綜する中で過ごしている現代社会の私たちに強く響くお言葉です。

先生のこの思いを肌で感じ取るとるこができる場所として、この富良野塾ログハウスを残し、次世代の方々に「形のないメッセージ」を感じていただけたらと思います。

また完成後は毎年秋に「富良野塾ログスクール」を開催したいと考えています。

当委員会が主催し、全国の一般のログ好きの仲間に声をかけ、5日間程度のログスクールの開催を計画しています。仲間と共に汗を流しながら、自分の手でモノを作り上げる喜び、達成感、感動を是非皆さまに体感していただきたいです。

またログスクール最終日には、全国のログハウスメーカーの方々や、当プロジェクトでご協力いただいた支援者の皆さまにも集まっていただき、プロの職人技を間近に見て、語り合い、手作りの素晴らしさと大切さを感じていただくイベントにしたいと思っています。

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最後に・・・プロジェクト代表 中川よりメッセージ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

最初にも申し上げた通り、私自身も倉本聰先生の『北の国から』で人生を大きく変えた一人です。

この富良野塾がログハウス好きのみならず、今の生きざまに疑問を感じた若者たちが集まれる、そんな場所にしたいと感じています。

ちっぽけな会社の社長がとんでもないことをやろうとしています。

ぜひ皆さんの力を貸していただけませんか。

豪華なログハウス施設はいくらでもありますが、

何十年もの歴史を持つこの富良野塾ログハウスは唯一無二です。

こんな時代だからこそ、人と人との繋がりや温かさを感じてほしいです。

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富良野塾ログハウスの現在の姿をYouTubeにて公開いたしました。

この動画は、代表の中川が、現状の富良野塾の様子を撮影したものです。(2023年8月撮影)

当時の塾生が自らの手で作り上げたログハウスの、ありのままの姿を是非一度ご覧ください。

■プロジェクト概要

プロジェクト開始日:2023年8月1日(火)

プロジェクト期間:2023年8月1日(火)〜2023年9月18日(月・祝)

プロジェクトURL:https://readyfor.jp/projects/113752

会社概要

会社名 : 夢木香株式会社

代表者 : 中川 信治

所在地 : 愛知県名古屋市天白区鴻の巣1-1604

事業内容: ログハウスの設計施工/ドーム企画・設計施工

会社HP:https://yumekiko.com/

【本件に関するお問い合せ先】

夢木香株式会社 広報担当

電話:052-807-4890 FAX052-807-4891

メールアドレス:mail@yumekiko.com

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