ゲストの飯豊まりえさんは、自身が過去に救急車で運ばれた際、救急隊員がとても頼もしかったという経験を話しながらも、消防の仕事が結婚や出産をサポートする環境が整った女性にも嬉しい職場であることに驚いた様子。 「消防士あるある」をテーマにしたコーナーでは、「食事や風呂が速い」と話す消防吏員たちから、シャワー中に出動指令がかかり、シャンプーの泡だけを落として濡れたまま着替えたという話やカップ麺は食べないようにしている人が多いという話など、指令から1分以内で出動する消防吏員ならではのあるあるエピソードが飛び出した。
参加した学生たちは、リアルな女性消防士の話に聞き入った後、各消防本部のブースや座談会ブースで消防吏員から直接話を聞き、希望者は東京消防庁新宿消防署の見学に参加するなど、消防の仕事への関心と理解を深めた。
次回開催は2019年2月11日(祝・月)京都市勧業館みやこめっせ。ゲストは未定。
■イベント終了後、ゲスト・飯豊まりえさんの感想
これまで大変なお仕事だろうなとは想像していましたが、とても明るい消防士の皆さんのお話を聞いて、堅いイメージだった消防士さんのイメージが大きく変わりました。「人の助けになる」という使命感を持ってお仕事をされている姿は本当にかっこ良かったです。女性にとっては、結婚・出産をしても子育ての時間を取りながら働くことができる環境であることにも驚きました。私も「人を助ける仕事をしたい」と小さい頃から思ってきたので、もし芸能のお仕事に就いていなかったら、消防士のお仕事に就きたかったなと思いました。お芝居で消防士の役があればぜひ挑戦したいです。
プロの方から直接話を聞くと、そのお仕事をより明確に想像することができるので、参加された学生の方々にとっても、とても良いきっかけだったと思います。
■総務省消防庁について
総務省消防庁では、消防における女性活躍を推進していくための取組を行っています。 消防全体における女性消防士の比率は2.7%(平成30年4月1日現在)となっております。これ は、警察官8.5%、自衛官5.9%、海上保安官6.2%と、最も比率が低い状況です。 消防庁では、この割合を平成38年度当初までに5%に引き上げることを目標とし、女性活躍 推進の取組のひとつとして、女子学生等を対象とした職業説明会(1dayインターンシップ)を開催しています。