日本福祉大学(所在地:愛知県知多郡、学長:原田 正樹)は、10月14日(土)に学園創立70周年記念事業の一環として、地域同窓会、後援会とともに「第35回 日本福祉大学 社会福祉セミナーin東京 しあわせのカタチ~子どものしあわせ、大人のしあわせ~」を東京商工会議所渋沢ホールにて、会場とオンライン参加双方のハイブリッド開催いたします。
本セミナーは、本学が取り組む「いのち」、「くらし」、「いきがい」の三領域を柱とした教育・研究・研修事業の一環として全国各地で1987年より毎年開催し、今回で第35回目を迎えます。地域における社会福祉の発展を目指し、社会福祉研究・研修の場として、福祉を軸としながら幅広いテーマを取り上げることが本セミナーの特徴です。学園創立70周年目の節目となる今回は、特別ゲストとして、作家で本学の客員教授の角野栄子さんと作家・エッセイストの阿川佐和子さんをお招きして「しあわせのカタチ~子どものしあわせ、大人のしあわせ~」をテーマにスペシャル対談を実施いたします。またオープニングアクトでは特定非営利活動法人AVAによるダンスを披露いただきます。
◆今回のテーマついて
AIをはじめとする情報技術の進展やグローバル化などの影響で経済が劇的に発展する一方で、加速する少子高齢化、ジェンダー差別など様々な社会問題が露呈しているのも事実です。少子高齢化が進み、社会の機能や世帯構造が大きく変化し、要介護高齢者の増加、介護者の高齢化など高齢者が安心して暮らせるためには、保健福祉施策や民間による介護サービスの推進が求められています。また、教育面では、子どもたちと地域のふれあいの時間が減少し、人間関係の希薄化や地域の教育力の低下等が課題となっています。本事業ではそうした「社会課題」に対しての理解促進や解決の糸口を見つける一助となることを期待しています。
今回のセミナーでは、代表作「魔女の宅急便」を生み出し、本学の客員教授として本学が開催する「高校生福祉文化賞エッセイコンテスト」の審査員を務める角野栄子さんと、9年半におよぶお母様の介護経験があり、テレビをはじめ様々なメディアで活躍中のエッセイスト 阿川佐和子さんが人生経験や生活の中で感じることなどを対談形式でお話しいただきます。価値観・ライフスタイルの多様化がより一層進む中で、年齢、性別、障害等も関係なく、それぞれの生き方や働き方などにつながる「しあわせ」について考えます。
◆開催概要
イベント名:学園創立70周年記念事業第35回
日本福祉大学 社会福祉セミナーin東京
「しあわせのカタチ~子どものしあわせ、大人のしあわせ~」
日時:2023年10月14日(土) 13:00~15:00
会場:東京商工会議所 渋沢ホール 東京都千代田区丸の内3丁目2-2 5階
定員:会場参加500名、オンライン参加1,000名
日本福祉大学公式YouTubeより同時ライブ配信
主催:日本福祉大学/日本福祉大学後援会/日本福祉大学同窓会/
日本福祉大学東京地域同窓会
協力:日本福祉大学関東地域ブロック同窓会/株式会社エヌ・エフ・ユー
後援:各団体後援予定
参加者:一般の方、日本福祉大学関係者 ※手話通訳あり
当日スケジュール
13:00~13:10 開会式 学長メッセージ:原田 正樹 氏(日本福祉大学 学長)
13:10~13:25 オープニングアクト 特定非営利活動法人AVA「ドレミファダンスメンバー」によるダンス
13:30~14:45 スペシャル対談 角野栄子本学客員教授×阿川佐和子さん
14:50~15:00 閉会式
◆本セミナー特設サイト・参加申込方法
「第35回日本福祉大学社会福祉セミナーin東京」特設WEBサイトに設置された専用フォームから申込みください。
URL:https://www.netnfu.ne.jp/kouen/seminar/20231014/form/
申込締切:2023年10月2日(月)17:00まで
本セミナーに関する一般の方からの問い合わせ先・事務局
日本福祉大学 後援会事務局(教育文化事業係)〒460-0012 愛知県名古屋市中区千代田5-22-35
電話 052-242-3045 FAX 052-242-3046 メール seminar-a@ml.n-fukushi.ac.jp
◆講師、オープニングアクト プロフィール
角野栄子さん(作家・日本福祉大学客員教授)
東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。代表作『魔女の宅急便』(福音館書店)は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2018年に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人3人目として受賞。2023年に「江戸川区角野栄子児童文学館」 がオープン予定。主な作品に『アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ』シリーズ、
『リンゴちゃん』(ポプラ社)、『ズボン船長さんの話』(福音館書店)、
『トンネルの森 1945』 最新作に『イコトラベリング1948-』(角川書店)
阿川佐和子さん(作家・エッセイスト)
東京出身。慶應義塾大学文学部卒業。TBS「情報デスクToday」
「筑紫哲也NEWS23」「報道特集」でキャスターを務める。
以後、執筆を中心にインタビュー、テレビ等幅広く活動。
1999年『ああ言えばこう食う』(檀ふみ氏との共著)で第十五回講談社エッセイ賞、2000年『ウメ子』で第十五回坪田譲治文学賞、
2008年『婚約のあとで』で第十五回島清恋愛文学賞を受賞。
テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」にレギュラー出演中。
近著に『母の味、だいたい伝授』(新潮社)。
2014年第六十二回菊池寛賞を受賞。
◆特定非営利活動法人AVA
障害のある方とそのご家族も一緒にダンスや音楽を楽しむイベント「ドレミファダンスコンサート」主宰。2012年に第1回を開催後、年に2回、厚生労働省や法務省、東京都等の後援を受けオールボランティアで開催。近年はコンサート会場に秋篠宮佳子内親王殿下もご臨席。2023年は7月17日(月・祝)東京体育館メインアリーナにて、12月9日(土)J:COMホール八王子にて「ドレミファダンスコンサート」を開催。
◆日本福祉大学について
1953年に開学。現在、8学部10学科(通信制学部を含む)を設置。
日本で最初の4年制社会福祉学部を開設し、ふくし(ふつうのくらしのしあわせ)を追求し続ける大学として、特徴をもつ市町がある知多半島の地の利を生かした、研究・教育環境づくりを行ってきました。日本全国から学生、外国人学生、障害のある学生など、多様な学生が一堂に集まり、さまざまなバックグラウンドや文化、価値観を持つ学生が、共に学び合いながら日々成長を遂げています。2027年4月には、東海キャンパスを拡張し、美浜キャンパスから本学の中核の学部である社会福祉学部を移転する予定です。これからも多領域との連携を図りながら「社会課題」の解決に繋がるよう教育・研究活動を推進し、すべての人の「ふくし」の実現を目ざします。