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制度導入の背景
高山市では職員の働き方改革や多様な働き方が求められる中、子育て環境を充実させるため、試験的に子連れ出勤制度を提案し参加者の募集をしたところ、本庁舎に勤務する正規職員14名から申込がありました。
愛知県豊明市では、すでに5月から制度を導入しており、保育園や学童保育などの普段の預け先に子どもを預けることができない場合など、利用できる要件を取り決めて実施しています。岐阜県内の自治体では初めての取り組みです。
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試行について
試行期間は8月1日(火)から17日(木)で、対象とする子どもは原則0 歳~小学校 3 年生まで、庁舎内の会議室を利用して勤務をします。原則、職員自身が子どもの見守りを行うこと、子どもが過ごすために必要なもの(食事、おむつ、勉強道具、遊具等)は持参すること、業務の著しい遅滞や市民サービスの低下を招くことのないよう、所属長と協議のうえ業務内容などを定めて行なうこととしています。
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参加した職員の感想
試行初日である8月1日(火)、子どもと一緒に仕事ができるよう設けられた会議室には、長机や椅子の他、乳幼児が床で座ったりお昼寝ができるようパズルマットと座布団が用意されました。参加した職員はそれぞれの子どもの年齢に合ったおもちゃや宿題、おやつや飲み物を持参し、少し緊張した面持ちで業務を開始。子ども達もいつもとは違った雰囲気に興奮気味のようでした。
2歳の男児を連れて出勤した男性職員は、「働き方の選択肢が増えるのはいいことだと思う。近くで子どもの様子を見ながら仕事ができて安心。」などと話しました。
また、双子の女児を連れて出勤した女性職員は、「いつもは学童に預けているが、お盆の期間中は休館している時もあるので助かる。在宅勤務より市役所のほうができる仕事も多いのではかどる。」との感想を述べました。
試行実施後にアンケート等により意見聴取を行い、導入の可否などを決定します。下野総務課長は「子育てをする職員の多様な働き方を推進し環境を整備することで、職場内における職員の意識の向上、ひいては地域社会全体で子育てに取り組む機運の醸成に繋がれば」と語りました。
【本件に関するお問い合わせ】
高山市役所総務課
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