“はたらくWell-being”の向上を目的としたビジネスゲーム研修の提供を開始

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株式会社パーソル総合研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:萱野博行)の組織力強化事業本部は、自分と他者の「はたらく幸せ/不幸せ」を体感し、“はたらくWell-being”(身体的・精神的・社会的に良好な状態)への理解を深めて、職場での実践に結びつけることを狙いとする「“はたらくWell-being”を体験する対話型ゲーム ‐ いいゆ -」を産学で共同開発。そのゲームを使ったワークショッププログラム(ビジネスゲーム研修)の提供を開始しましたので、お知らせします。

本ワークショップは、パーソルグループ(パーソル総合研究所、パーソルホールディングス株式会社)と東京都市大学 都市生活学部 都市生活学科 コミュニティマネジメント研究室の坂倉 杏介教授、東京都市大学 「おやまちウェルビーイング・リビングラボ」が共同で開発。職業生活におけるWell-beingに影響する様々な要因を理解し、個人と職場のWell-beingな状態を作り上げることを目的としたプログラムです。

「“はたらくWell-being”ゲームワークショップ」の詳細は以下のページをご覧ください。

URL: https://rc.persol-group.co.jp/learning/well-being/wellbeing_game_workshop.html

■ワークショップのポイント

 仕事上の立場や役割に捉われず自由に、Well-beingに意識を向けた発言・体験ができるように、ロールプレイングゲームを活用しています

 ゲームを通して、自分や他者が“はたらくWell-being”をどのように感じるのかを想像・理解すると同時に、“はたらくWell-being”をより良い状態にするためのきっかけを得ることができます

 ゲームでの体験は、職場におけるより良い関係性、Well-beingな組織風土の土台づくりに適しており、組織づくりをリードするリーダー、マネジャーをはじめ、組織ではたらくあらゆる立場の方々にご活用いただけます

 
■「“はたらくWell-being”を体験する対話型ゲーム ‐ いいゆ -」について

このゲームは、プレーヤーが、架空の温泉旅館の従業員になって、他のプレーヤーが打ち明ける仕事の悩みに対し、自分が最適と思う声がけをしていく対話型ゲームです。「温泉旅館」という、想像しやすく、かつ普段の職場とは違った状況設定の中で、ロールプレイで演じる役割に自然と集中することができます。ゲームの世界に没入することで、「自分を知る」「他者を想像する」といった、学びの体験を促進します。

仕事の悩みに対する声がけに用いるのは、パーソル総合研究所と慶應義塾⼤学前野隆司研究室の共同研究で明らかにした「はたらく人の幸せの7因子/不幸せの7因子*」。声をかける相手がどの因子の影響を強く受けているのかを推察し、幸せ因子を高め、不幸せ因子を和らげる声がけを行います。相手に響いた声がけには、お礼として「Well-beingコイン」がもらえます。仕事の悩みの相談と、それに対する声掛けを繰り返しながら「Well-beingコイン」を集め、旅館のWell-beingを推進する最高責任者「Chief Well-being Officer(CWO)」を目指します。

このゲームは、自身や同僚らがどんな時に“はたらくWell-being”を感じるのかを理解・言語化する機会になるだけでなく、「こう声がけすると相手はうれしいだろう」という自身の勝手な思い込みで声がけをしていないかといった「思考のバイアス」に気づくことができます。また、自身の声がけに対する評価や他のプレーヤーの声がけを聞くことで、対話力の向上が期待できます。

 
■ワークショップ(カードゲーム)開発の背景

パーソル総合研究所では、「はたらいて、笑おう。」というパーソルグループのビジョンの実現を目指し、はたらく人のWell-beingを計測・介入するための調査・研究に取り組んでいます。本プロジェクトは、これまでの学術的な研究知見である「はたらく人の幸せの7因子/不幸せの7因子尺度*」を基盤として、東京都市大学コミュニティマネジメント研究室が運営する「おやまちリビングラボ」、およびパーソルホールディングス株式会社との共創プロジェクトとして、楽しく取り組みやすい現場への介入ツール(ビジネスゲーム)とワークショップを開発・提供することを目指しました。

                                     
組織の成果が一人では成しえないと考えるならば、職場においてお互いの力を引き出し合える「よりよい関係性」の構築が重要となります。今回のゲームワークショップのポイントは、職業生活Well-beingに影響する要因を理解し、個人と職場のWell-beingな状態を醸成することを目的としています。多様な人が集まって組織の成果・成長を目指す、あらゆる職場やプロジェクトチームなどでご活用いただきたいと願っています。

 原著論文:井上 亮太郎・金本 麻里・保井 俊之・前野 隆司(2022).職業生活における主観的幸福感因子尺度/不幸感因子尺度の開発 エモーション・スタディーズ,8, 91–104

■ワークショップの構成(例)

はたらく幸せ・不幸せの理解

•自社の“はたらくWell-being”における、

  ワークショップの位置づけを理解する

•はたらく幸せ・不幸せに関する対話

“はたらくWell-being”
カードゲーム「いいゆ」

•ゲームのコンセプト/ルールの説明

•ゲーム実施(グループワーク)

•ゲーム体験の振り返り

自分と他者のWell-beingを
高めるための実践準備

自分と他者のWell-beingを高めるための

具体的な行動を考える

(個人ワークおよびグループワーク)

■【株式会社パーソル総合研究所】<https://rc.persol-group.co.jp/>について

 パーソル総合研究所は、パーソルグループのシンクタンク・コンサルティングファームとして、調査・研究、組織人事コンサルティング、タレントマネジメントシステム提供、人材開発・教育支援などを行っています。経営・人事の課題解決に資するよう、データに基づいた実証的な提言・ソリューションを提供し、人と組織の成長をサポートしています。

【東京都市大学 都市生活学部 都市生活学科 コミュニティマネジメント研究室】

http://sakakuralab.com/>について

東京都市大学 都市生活学部 都市生活学科 コミュニティマネジメント研究室(通称:東京都市大学坂倉研究室・コミュニティマネジメントラボ)は、人と人とのつながりを通じた新しい社会の創造のため、社会的相互作用の視点からさまざまなコミュニティの形成過程を解明するとともに、コミュニティのプラットフォーム設計の実践的な手法を開発しています。担当教員は、東京都市大学都市生活学部の坂倉杏介教授。博士(制作・メディア)。専門はコミュニティマネジメント。

■「PERSOL(パーソル)」についてhttps://www.persol-group.co.jp/

パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。

人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。

はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。

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