国際物流事業 関東地区新拠点「にしてつ関東ロジスティクスセンター」 開設

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西日本鉄道㈱では、国際物流事業本部の関東物流拠点拡大のため、千葉県習志野市に「にしてつ関東ロジスティクスセンター」を開設いたします。

 にしてつ関東ロジスティクスセンターは、東関東自動車道 湾岸千葉ICから車で約7分の場所に位置し、関東域内の集配送にも便利なほか、羽田空港・成田空港・横浜港・東京港から40㎞圏内と、航空・海上輸送サービスの提供に適した立地にあります。当センターの延床面積は約20,000㎡で、当社国内物流拠点におけるフラッグシップと位置づけております。

 当センターは、半導体などの精密機器の保管や冷蔵倉庫による対応、顧客に代わって各作業を行うフルフィルメントセンター(※)としての提供など、多様で付加価値の高いサービスを提供します。さらに、当社グループの西鉄物流㈱(千葉県市川市 代表取締役社長:田川祥弘)と協働し、関東エリアの集配送における、将来のトラック配送網の拠点化を目指します。グループ連携により、航空・海運・ロジスティクス・国内輸送が一気通貫した、きめ細かなサービスを提供いたします。

 「物流の2024年問題」への対応を図るため、集配トラックの適正な運行管理を行うほか、DXの推進として、AIを活用した保管ロケーション管理、無人搬送ロボットを活用します。また、ESGの取り組みとして、太陽光パネルの設置によるクリーンエネルギーの活用、環境に優しいリチウムイオンバッテリー搭載のフォークリフトの運用拡大などを進めてまいります。そのほか、従業員のウェルビーイングな職場環境の創出に向け、リフレッシュスペースや女性用パウダーコーナーなどを整備いたします。  

 当センターは2024年1月の開設を予定しており、開設により物流拠点の拡充、域内物流ネットワークの強化を図ることで、「にしてつグループまち夢ビジョン2035」で掲げる“サステナブルでお客さまに寄り添う「BtoB物流」”の実現を目指してまいります。

※フルフィルメントセンター…顧客の商品をお預かりし、流通加工等入庫以降の各作業を代行すること

  • 位置図(広域 高速路線図) 

【参考:日本国内における貨物取り扱い割合】 ※e-Stat(政府統計関係のポータル)より

〔航空貨物〕 羽田空港・成田空港: 輸出74.8% / 輸入75.5%

〔海運貨物〕 東京港・横浜港: 輸出37.5% / 輸入39.5%

  • 「にしてつ関東ロジスティクスセンター」の概要 

【所在地】

千葉県習志野市茜浜二丁目4番

【開設日】

2024年1月予定

【敷地面積】

 8,844㎡

     

【延床面積】

19,322㎡

倉庫 : 16,908㎡(5114.67坪)

事務所等: 1,188㎡( 359.37坪)

   

【建物構造】

一部鉄筋コンクリート造4階建 耐震設計、各階天井高5.5m

床荷重1.5t/㎡ (倉庫)

【倉庫仕様】   

4階 空調倉庫

3階 空調倉庫

2階 空調倉庫

1階 常温倉庫、冷蔵倉庫(定温定湿)

  • (参考) 国際物流事業の概要 

【本部所在地】

東京都中央区日本橋三丁目2-5 毎日日本橋ビル

【事業内容】

利用運送事業、航空運送代理店業、通関業

    

【拠点数】

29ヵ国・地域121都市(2023年8月現在)

    

【沿革】

〇1948年    航空代理店業開始

○1957年    日本で初めて国際貨物の混載事業を開始

○1971年    初の海外現地法人を米国に設立

○1983年    「単独混載事業者(フォワーダー)」に進出

      WACO(WORLD AIR CARGO ORGANIZATION)グループに加盟

○1985年    海上貨物取扱い開始

○2009年    AEO制度「特定保税承認者」の取得

○2011年    AEO制度「認定通関業者」の取得

○2014年    AEO制度「特定保税運送者」の取得

○2018年    EN9120(航空宇宙産業品質マネジメント)取得

  • (参考) 国内ロジスティクスセンターの概要

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