- イベントの開催趣旨・概要
近年は仕事選びにおいて、社会公益性やSDGs、サステナビリティを重視する求職者が増えてきていると言われています。
プロビティ・グローバルサーチは長年にわたり【ソーシャルグッド転職】専門転職エージェントとして、多くのソーシャルグッド志向の企業と人材を繋ぐ人材サービスを展開してまいりました。
今回設立した「ソーシャルグッドキャリア研究所」( https://note.com/pgs_sgc/ )では、これまでの当社の知見をシェアし、より多くの人が「ビジョンや社会への想い」を重視した転職を実現できるよう、そしてそのような転職が一般的になるように情報発信をしてまいります。
- イベントレポート
研究所のキックイベントとして、医療や教育といったインパクトスタートアップに転職した方や、国際機関で勤務する方をお招きし、ソーシャルグッドなキャリアのリアルについてお話し頂き、参加者との対話を行いました。
当日は、ソーシャルグッドな観点でキャリアを築いてこられたゲスト3名それぞれのキャリアストーリを共有。
その後、参加者の方との質疑応答をする事でソーシャルグッドな想いと個人としてのキャリア形成の仕方、年収に対する考え方などキャリア事例の共有や、意見交換を行いました。
- パネルゲスト
・赤尾 邦和さん(国際移住機関)
国際基督教大学卒。IBMでのコンサルタント、JICA勤務を経て国際移住機関(International Organization for Migration: IOM)にてプログラムマネージャーとして勤務。シエラレオネ、エチオピアを経て現在はウクライナに駐在中。特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLASの理事も務める。
・木村 梨香さん (アンタ―株式会社)
小学生時代から福祉に関心があり、高校ではドイツが福祉先進国である事からドイツ語を専攻。上智大学ドイツ語学科を経て同大学大学院総合人間科学研究科社会福祉学専攻へ進学。その後Web系企業にてWebディレクション、プロマネ、プロダクトマネジャーとして勤務し、2023年4月より医療系プラットフォームを運営するスタートアップのアンタ―株式会社へ入社。プロダクトマネージャーとして事業開発やプロダクト改善に従事。
・増田 晃一さん (ライフイズテック株式会社)
関西学院大学卒業。大手日系金融機関を経てリクルート(HR)で新規事業、事業企画責任者、事業部長として勤務。延べ100名を超えるメンバーのマネジメントや、斡旋事業を起点とした事業開発(SaaS・エグゼクティブ領域・事業承継との連携など)を主導。より直接的に社会的意義を感じられる仕事を求め、ライフイズテックに転職。現在は営業責任者として「中高生一人一人の可能性を一人でも多く、最大限伸ばす」事を掲げて教育改革に取り組み中。
- パネルでの内容
・赤尾 邦和さん(国際移住機関)
「学生時代にイラクに行ったタイミングでイラク戦争が起こり、国籍によって退避出来たりできなかったりする状況を目の当たりにしたことから、国際移住機関に転職しました。国際協力の世界では、エボラ対策や発電、防災など、現場が本当に必要としている事であればどんなこともやっています。日本だと実現が難しいような事も、こちらでは政府がお金があるならどうぞ、という感じでやらせてくれます。自分でプロジェクトを作って、自分で回していくというところも国際協力機関で働く面白みだと思います。」
・木村 梨香さん(アンタ―株式会社)
「幼少期から福祉に関する課題を感じていたのですが、社会人になりキャリアを優先していて、見て見ぬふりをしていて罪悪感を感じていました。転職活動の中で改めて自分の気持ちに気が付いて、福祉や医療に繋がるような仕事ができればと思い、今の会社に転職しました。社会的な意義を感じながら、日々楽しく仕事をしています。何よりメンバーがみんないい人ばかりで、あとは組織の中で見ているビジョンが共有できてる事が、今の仕事のやりがいや楽しさに繋がっていると思います」
・増田 晃一さん(ライフイズテック株式会社)
「今回の転職では、”思いを持っている人と一緒に激しく世の中を変えていく” という事をやりたいと思っていました。ライフイズテックではミッションへの想いを持つメンバーが多くて、子供たち1人1人の可能性を最大限広げていく事への共感をした人が集まっています。ロマンと算盤と言いますが、ベンチャーではあるもののロマンに振り切っている部分があり、投資家もその熱い思いに共感してくれています。共感の輪が広がっている環境をとてもすてきだと感じています」
その他、ソーシャルグッドなキャリアの形成における課題とそれに対する解決策についても議論しました。特に、社会貢献性のある仕事を求める人材とそのような企業とのマッチングについての課題と、それを解決するための具体的なアプローチについても言及がありました。
- 参加者からの声
「ゲストの皆さんのまっすぐな生き方、考えと行動が一致している様子に勇気をもらいました」
「ソーシャルグッドな転職となると年収部分での心配もありましたが、考え方を教えてもらえて参考になりました」
ソーシャルグッド・キャリア研究所では今後もこのようなイベントやオンラインでのコミュニケーションを通し、社会公益性とキャリアの関係性、より良いキャリアや人生のあり方について研究を重ねてまいります。
- ソーシャルグッド・キャリア研究所 について
URL: https://note.com/pgs_sgc/
社会公益性を重視した転職・キャリアの在り方を研究し、その知見をシェアすることで、より多くの人が「ビジョンや社会への想い」を重視した転職を実現できるよう支援しています。また、ソーシャルグッドを軸としたキャリアを築いてきている方、そしてそのようなキャリアに興味がある方々を「研究員」として活動に参加頂き、より良いソーシャルグッド・キャリアの在り方を皆さんと一緒に研究していきます。
- ソーシャルグッドキャリア・プラットフォームについて
URL: https://greengreen.probity-gs.com/
ソーシャルグッドな取り組みを行う企業からの案件を紹介する、キャリアプラットフォーム。2023年7月現在、400名が登録頂いています。本登録メンバーには非公開のFacebookグループにお招きし、一般に公開できない非公開の求人情報もご案内しています。
- プロビティ・グローバルサーチ株式会社 について
URL: https://www.probity-gs.com/company/
設立:2012年6月
所在地:東京都港区
代表者:代表取締役 高藤悠子
「ソーシャルグッド転職」に特化した転職エージェント。インパクトスタートアップ正会員。独自の「3次元マッチングメソッド」により、「ソーシャルグッドでジャストフィット」のマッチングの支援を行っています。多くのソーシャルスタートアップや大手NPOとの取引実績があります。
また、一人の転職・採用支援毎に、一人のタイの子供の中学3年間の進学支援を行う「一人の転職・採用で、一人の子供に教育を」プロジェクトを2013年から10年間運営しており、これまで70名以上の子供たちを支援しています。(https://www.probity-gs.com/blog20210716/)