[フリーランス・小規模事業者のインボイス制度への対応実態調査]制度開始まで約2ヶ月!フリーランスのインボイス対応は未だ34.0%と遅れフリーランスは「収入」、小規模事業者は「対応業務」の不安が上位

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ソリマチ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:反町 秀樹)やフィンテックベンチャー会計バンク株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:反町 秀樹)などを運営するソリマチグループは、フリーランスや小規模事業者300人を対象に、10月1日から導入されるインボイス制度への対応実態を明らかにするため「フリーランス・小規模事業者のインボイス制度への対応実態調査」を実施しました。

<調査TOPIC>

①インボイスへの理解は8割超え。一方、フリーランスの対応は未だ34.0%。

②インボイスへの対応を確認された人は約半数。その中で、副業のフリーランスの約8割に困った経験も。

③フリーランスは「収入」、小規模事業者は「対応業務」への不安が上位に。

 相談先は、フリーランスは「相談先がない」が最も多く、3人に1人が孤立している実態も。

④請求書の毎月の発行枚数はフリーランスの8割、小規模事業者の7割が平均10枚以下。

 インボイス対応のサービス導入にはコストをかけたくない意向が鮮明

<調査サマリー>

 今回の調査において、インボイス制度開始まで2ヶ月となった中、フリーランスや小規模事業者のインボイス制度への対応が小規模事業者は76.0%、フリーランスは、未だ34.0%と、対応に遅れが生じていることがわかりました。また、対応への不安として特にフリーランスからお金に関する不安が上位に挙がるなど、インボイス制度の仕事への影響を不安視している実態が明らかになりました。

 ソリマチグループでは、フリーランスや小規模事業者向けサービスとして、PC上で簡単にインボイス制度に対応した請求書が発行できる「インボイス王」やスマホだけでインボイス制度対応が完結するアプリ「スマホインボイスFinFin」を展開しています。インボイス初心者を応援すべく、インボイス対応の請求書を毎月10枚まで無料で使えるサービスをそれぞれ提供しています。

調査で多くのフリーランスや小規模事業者は平均10枚以下の請求書発行という実態がわかった通り、フリーランスや小規模事業者の人が気軽に使いやすいサービスになっています。これらサービスを提供することで、インボイス初心者のお力になれればと思っております。

インボイス制度への理解は全体の8割超えの一方、フリーランスの対応は約3割に留まる。

 インボイス制度への理解について聞いたところ、「よく知っている」「概要を知っている」とした人が82.3%と全体の8割を超える結果になりました。(グラフ①)インボイス制度の発表から数年が経ち、フリーランスや小規模事業者にまで、インボイス制度についての理解が進んでいるようです。

 また、インボイス制度への対応状況を聞くと、「すでに対応している」「2023年10月までに対応予定」と答えた人は、小規模事業者は76.0%であることに対し、フリーランスは、34.0%にとどまりました(グラフ②)。

国税庁から発表された2023年3月末の課税事業者の登録数※、法人の約88%、個人事業者の約53%と比較しても、依然として事業規模の小さい人たちの対応が遅れていることがわかります。

 さらに、インボイス制度に対して「対応する予定がない」と回答した人は、小規模事業者は11.0%だったのに対しフリーランスでは31.5%と約3倍の回答となっています。(グラフ②)

※出展:令和5年4月 国税庁「インボイス制度の周知広報 の取組方針等について」

 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/tekikaku_seikyusyo/dai2/siryou.pdf

グラフ①グラフ①

グラフ②グラフ②

上位には「手間がかかりそう」「忙しい」と対応を後回しにしている実態も明らかに。

 現時点でインボイス制度への対応をしていない人(211人)に対し、インボイス制度への対応を行なっていない理由を聞くと「免税事業者でいることを決定(または検討)しているから」(32.7%)が最も多く、次いで「現状の事業や売上に影響がなさそうだから」(26.1%)、「取引先の都合上、課税事業者になる必要がないから」(19.9%)、「手間がかかりそうだから」(18.5%)、「忙しいから」(12.8%)という結果になりました。(グラフ③)事業の判断として、課税か免税かを選択している回答が上位に挙がる一方、「手間がかかる」「忙しい」と対応を後回しにしている回答も上位に挙げられ、少数で事業を行っているフリーランスや小規模事業者ならではの事情が明らかになりました。

 また、インボイス制度に対応済または10月の開始までに対応すると回答した人(144人)に対し、どのように対応するのかを聞くと、「会計ソフトを利用」(35.4%)が最も多く、次いで「顧問に任せる」(31.3%)、「自身で対応」(29.2%)と続きました。(グラフ④) 

グラフ③グラフ③

グラフ④グラフ④

インボイスへの対応状況を確認された人は約半数。中には予定がなかったが依頼で対応した人も。

対応状況確認をされた副業のフリーランスの約8割に困った経験も。

 「取引先からインボイス制度への対応状況・適格請求書発行事業者番号について、確認されたことはありますか」という質問に対しては、約半数の45.3%が「ある」と回答しました。(グラフ⑤)

 確認されたことがあると回答した人(136人)のうち「対応状況の確認のみ」が61.0%、「対応依頼があり元々対応していた(予定)のでインボイス制度に対応した」人が37.5%いることが分かりました。また、少数ではありますが、「対応予定はなかったもののインボイス対応を依頼されたので対応した」人も9.6%いました。(グラフ⑥)

 またインボイス制度への対応状況や適格請求書発行事業者番号を確認されたことがあると回答した人(136人)に、インボイス制度対応を行なった結果、困ったことがあったかを聞くと、小規模事業者や本業でフリーランスの人の8割以上が「特にない」と回答しました。一方、副業でフリーランスをしている人に限ると、 「売上への影響が出た」「取引が中止になった」「予定外の出費が発生した」のいずれかを回答した人が77.4%もいるように、約8割の副業でフリーランスをしている人に対して、影響がでている実態が明らかになりました。(グラフ⑦)

グラフ⑤グラフ⑤

グラフ⑥グラフ⑥

グラフ⑦グラフ⑦

インボイスへの対応に過半数が不安。

フリーランスは「収入」、小規模事業者は「対応業務」へ不安が上位に。

相談先は、フリーランスは「相談先がない」が最も多く、3人に1人が孤立している実態も。

 インボイス制度への対応について、全体の58.3%が「とても不安がある」「不安がある」と回答し、過半数を超える人が不安を感じていることがわかりました。(グラフ⑧)

 インボイス制度への対応に不安を感じると回答した人(175人)に対し、不安の理由を聞くと、フリーランスは、「収入が減る」(47.6%)が最も多く、次いで「経費が増加するかもしれない」(35.5%)、「請求業務への対応が増える」(34.7%)が続き、収入面での不安が上位に挙がりました。(グラフ⑨)

 一方、小規模事業者では、「請求業務への対応が増える」(43.1%)が最も多く、次いで「経費が増加するかもしれない」(29.4%)、「対応方法がわからない」(21.6%)が続き、インボイス対応業務に関する不安が上位に挙がりました。(グラフ⑩)

 インボイス制度への対応に不安を感じると回答した人(175人)に対し、インボイス制度の相談先について聞くと、小規模事業者では多くの人が「税理士」(80.4%)と回答しました。一方、フリーランスでは、「相談先は特にない」(35.5%)が最も多く挙げられ、約3人に1人は困った時の相談先がないという状況も明らかになりました。(グラフ⑪⑫)

グラフ⑧グラフ⑧

グラフ⑨グラフ⑨

グラフ⑩グラフ⑩

グラフ⑪グラフ⑪

グラフ⑫グラフ⑫

請求書の毎月の平均発行枚数は、フリーランスの8割、小規模事業者の7割が平均10枚以下。

インボイス対応のサービス導入にはコストをかけたくない意向が鮮明。

 インボイス制度の主な利用の内、請求書の発行実態を明らかにするため、毎月の平均請求書発行枚数について聞くと、フリーランスの82.5%、小規模事業者の71.0%が「10枚以下」と回答しました。(グラフ⑬)

 また、インボイス制度に対応している請求書発行システムがあったら導入したいかという問いには、「無料であれば利用したい」(44.3%)が最も多く回答されました。(グラフ⑭)

 さらに導入済または導入意向がある人(176人)に対し、インボイス制度に対応している会計システムで重視したいことを聞くと、「コストが安い」(54.0%)「簡単に使え、省力化できる」(48.3%)、「セキュリティが堅牢」(33.0%)の順で回答が挙がりました。(グラフ⑮)

 これらのことから、インボイス対応サービス導入に、フリーランスや小規模事業者がなるべくコストをかけずに対応していきたいという意向が見受けられました。

グラフ⑬グラフ⑬

グラフ⑭グラフ⑭

グラフ⑮グラフ⑮

特にフリーランスではコスト面での影響が鮮明。

ソリマチグループは、インボイス対応の請求書を毎月10枚発行まで無料対応のサービスでフリーランス、小規模事業者を支援。

 今回の調査で、インボイス制度開始まで2ヶ月となった中、フリーランス、小規模事業者がインボイス対応へまだ対応しきれていない実態が明らかになりました。特にフリーランスでは収入やコスト面での影響が出ている人もおり、また相談先がなく孤立している実態もあることが分かりました。

 ソリマチグループでは、インボイス初心者を応援するべく、フリーランスや小規模事業者向けサービスとして、PC上で簡単にインボイス制度に対応した請求書が発行できる「インボイス王」やスマホだけでインボイス制度対応が完結するアプリ「スマホインボイスFinFin」のそれぞれで、インボイス制度に対応した適格請求書の発行を毎月10枚まで無料の対応を行っています。今回の調査では、フリーランスの約8割、小規模事業者の約7割の人が毎月の請求書発行が10枚以下と回答しており、多くのフリーランス、小規模事業者の人が無料でご利用いただける実態が明らかになりました。また、相談先がないなどインボイスについてお悩みの人に向けて、当社では「インボイス制度お悩み解決サイト」(URL:https://www.sorimachi.co.jp/lp-invoice-zeirishi/)の公開の他、「インボイス相談カフェ」やセミナーなども実施しております。

 ソリマチグループは、「会計でみんなを幸せにする」という思いのもと、インボイス初心者に寄り添い、フリーランス、小規模事業者の人が使いやすいサービスを提供してまいります。

<調査概要>

調査名:フリーランス・小規模事業者のインボイス制度への対応実態調査

調査期間:2023年7月4日〜7月5日

調査委託先:株式会社ネオマーケティング

調査サンプル:フリーランス(副業含む)200人、小規模事業者※ 100人 計300人

 ※製造業その他の業種は従業員20人以下。商業・サービス業は、従業員5人以下 

調査方法:インターネット調査

■インボイス王について

 ソリマチ株式会社が提供する「インボイス王」はインボイス制度に対応した「請求書」「見積書」「納品書」「領収書」を無料で発行・受領可能なクラウドサービスです。取引先・品目を登録して、最速5秒で請求書を発行。請求書発行業務が大幅効率アップします。請求書の受領・発行が毎月10枚まで無料、また見積書、納品書、領収書は上記に関わらず何枚でも無料で発行可能なためインボイスへの対応はこれだけでOKです。 また、会計王シリーズと連携することで電子帳簿保存法の「電子取引」「スキャナ保存」の要件に対応することが可能です。

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■スマホインボイスFInFinについて

 フィンテックベンチャーの会計バンク株式会社が提供する「スマホインボイスFinFin」は、インボイスを簡単に作成するだけでなく、もらった相手も嬉しいインボイス、を開発コンセプトにしたインボイスアプリです。手間のかかる請求書や領収書をスマホだけでかんたんに作成送信するだけでなく、請求書をもらった相手も受信をワンタッチで行うことができます。

 また、「FinFin」からは、スマホだけで一番かんたんに全自動で確定申告を完結できる、を開発コンセプトにした会計アプリ「スマホ会計FinFin」も提供しています。銀行APIやAI-OCRを駆使し、仕訳の自動化を極力行うとともに、確定申告初心者でも、かんたんに最後まで到達できるよう、会計バンク独自の対話型UXUIを搭載しています。

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■ソリマチグループ概要

代表者  :反町秀樹

設立  :1955年3月(反町税務会計事務所)

グループ企業  :ソリマチ株式会社や会計バンク株式会社をはじめ4部門計18社

URL  :https://www.sorimachigroup.jp/

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