また、東京ドームシティ アトラクションズをはじめ東京ドームシティ各所のリニューアルでは、来場者の非日常感の醸成や期待感の高揚、滞在快適性と回遊性の向上等を図り、『街』としての一体感と、より魅力的な空間を創出すべく、2024年夏の完成を目指し着手しています。
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ビジョンの整備(東京ドームシティビジョンズ)
本ビジョンは、様々な施設が集まる東京ドームシティの全域に渡って計画された多様なサイズ・形状の大型LEDビジョン・モニター群です。特に、全長122mのロングビジョン「アベニュースーパーリボンビジョン」は、隣接する芝生広場と合わせ、自然とデジタルが融合したユニークな空間として、来場者に多彩な体験価値を提供します。
これらの多様なビジョンを動かす基盤となる配信システムの企画・開発やオペレーション設計、DOOH(デジタル屋外広告)の広告販売ソリューションについては、株式会社ジェイアール東日本企画と一体となって進めてまいりました。
また、大規模地震発生時など災害時の情報発信により防災・防犯機能を向上させるとともに、行政と連携した地域の魅力向上のための情報発信や東京ドームシティ アートプロジェクトとのコラボレーションを行うことで、賑わいの形成や社会基盤としての役割を担います。
【参考】東京ドームシティ アートプロジェクト:https://www.tokyo-dome.co.jp/event/city/events/artproject.html
さらに、形状の異なる多様なビジョンにおいて、東京ドームシティにおける多彩な体験イメージを、先進的で変化に富んだデザイン性の高い映像で表現すべく、ビジュアルコミュニケーションデザインスタジオ「&Form(アンドフォーム)」をパートナーに選定。常設のビジョンとしては日本初となる無数のビジュアル表現を生み出すオリジナル映像生成システム『アダプティブアイデンティティシステム』を開発導入しました。企業のブランド表現としてこのような大規模で広範囲なビジョンへのデザインシステムの導入・運用事例は世界的にも稀であり、私たち東京ドームシティが本来持ち合わせているアイデンティティである唯一性や世界観をアナログとデジタルの境界を越え、印刷物を含む様々な媒体や空間、マテリアルなどに柔軟に適応することができます。このシステムは、&Formと共に開発チームとしてデジタルコンテンツシステム開発のスペシャリスト株式会社aircordが協業で実装し、一貫性のあるビジュアル表現と、東京ドームシティのエンターテインメント性を一層向上させる映像演出で施設全体を彩っていきます。
そして、これらのビジュアル表現と連動するBGM制作は注目のアーティスト原 摩利彦(はら まりひこ)氏が担当。フィールドレコーディングにより収音した東京ドームシティや隣接する小石川後楽園にて感じられる様々な音を音源とした、美しく、ストーリー性のあるオリジナル楽曲もお楽しみいただけます。
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新設大型ビジョン概要
①25ゲート広場L型ビジョン
②ラクーア広場ビジョン
③プリズムホール塔体ビジョン
④黄色いビル天井リボンビジョン
⑤アベニューイベントビジョン
⑥アベニューAaMoビジョン
⑦アベニュースーパーリボンビジョン
※8月1日時点。2024年夏までに随時追加予定。
※東京ドームシティでは、全長100mを超える帯状のビジョンを『スーパーリボンビジョン』と呼んでいます。
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注目ポイント
①これまでの屋外広告ビジョンは、他メディアの映像が流用しやすいように 16:9 の定型が主流でした。しかし、東京ドームシティビジョンズでは、来場者の体験価値を最大化するため、定型にとらわれずそれぞれの空間や建物に合わせた多様な形状のビジョンに積極的に挑戦しています。
②長年のエンターテインメントシティの運営で培ってきた知見を活かし、ビジョンを使用して様々なイベントやプロモーションが展開できるよう、音響や電気設備の設置や空間作りを行っています。
③常に変化しつづけるユニークな街であることを表現するために、様々なデザインバリエーションを有し、多様な画角サイズにフィットした映像を生み出すオリジナル映像生成システム『アダプティブアイデンティティシステム』を開発導入しました。原 摩利彦氏のオリジナルBGMと合わせることで、例えば、朝の通勤・通学の時間帯はポジティブになる映像とBGMを放映し、訪れる人々の一日をビジョンを通して応援するなど、多彩な映像演出を行えます。
④通常の屋外広告ビジョンでは、予め決めたコンテンツを順番に放映する1周 6分~30分程度の『ロール』を、1週間ほどの期間で切り替えながら運用するのが一般的です。しかし、東京ドームシティビジョンズでは、その日の開催イベントに合わせて複数のロールを時間単位で切り替えたり、コンテンツを差し替えたり、時にはライブ映像を流したりといった、その日その時間の街の様子や雰囲気に合わせたダイナミックな放映管理を行っています。
【&Form(アンドフォーム)】
デザインが持つ視点と概念を基軸に、装飾的で一過性ではないクリエイティブアウトプットと、デザインを効果的かつ戦略的に活用するためのデザインコンサルティングを強みとするビジュアルコミュニケーションデザインスタジオ。国内外のデザイン賞多数受賞。
2023年から2024年にかけての東京ドームシティの大規模リニューアルを実施するにあたり、新たなロゴ、オリジナルフォント、グッズ、サイネージ、映像など包括的で一貫性を持ったトータルデザインを実現するビジュアルアイデンティティを制作。多種多様なエンターテイメントでの様々な体験価値に呼応して自由自在に可変するオリジナルフォントを開発し、無数のビジュアル表現を生み出す独自のデザインシステムを作り出した。
公式サイトURL:https://andform.jp/
【原 摩利彦(はら まりひこ)】
京都大学教育学部卒業。静けさの中の強さを軸にピアノを中心とした室内楽やフィールドレコーディング、電子音を用いた音響作品を制作する。アーティストグループ「ダムタイプ」へ参加。NODA・MAP最新作『兎、波を走る』(作・演出 野田秀樹)、2023年冬に放送予定のNHKドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(出演: 草なぎ剛)、東京オリンピック開会式追悼式(森山未來出演パート)などの音楽を手がける。令和3年度京都府文化賞奨励賞受賞。
公式サイトURL:https://www.marihikohara.com/
■東京ドームシティの今後のリニューアル計画 ~回遊性の強化や滞在快適性の向上
東京ドームシティに訪れたくなる、滞在したくなる空間作りを目指し、屋外の広場や通路スペースのリニューアルを行います。南北の動線整備として、スーパーリボンビジョンと芝生広場の空間を中心に、その北側には東京ドーム周辺の人工地盤と東京ドームシティ アトラクションズをつなぐ大階段を設置。南側の東京ドームホテルと東京ドームシティホールの間の通路には、水景を眺めながらお食事や休憩が出来るテラスを整備します。これにより、ラクーアからミーツポートまでの回遊性を強化するとともに、賑わいや癒やしが感じられるリゾート感あふれる空間にリニューアルします。
また、芝生広場から小石川後楽園庭園に繋がる東京ドームホテルとプリズムホールの間の通路には、カフェやベンチの整備に加え、アートによる装飾を行うことで東西の動線整備を行います。
その他、お客様の流れや滞在空間に合わせた植栽配置の実施や一部外壁の撤去を行うことで、地域に開けた街づくりを行います。
■東京ドームシティ アトラクションズのバイキングゾーン機種入替
東京ドームシティ アトラクションズの一部エリア「バイキングゾーン」の環境整備を実施し、当該エリアのアトラクションを刷新します。本エリアの着工は本年9月4日を予定し、休止期間を経て2024年夏頃のオープンを目指します。
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バイキングゾーン リニューアル概要
終了機種:「スーパーバイキング ソラブネ」「フリフリグランプリ」「キッズハッカー」「ブンブンビー」
最終営業日:2023年9月3日(日)予定
再オープン:2024年夏頃予定
なお、これまでご愛顧いただいたお客様へ向け、バイキングゾーンのアトラクションを楽しめるキャンペーンを実施します。詳細につきましては、東京ドームシティ アトラクションズ公式サイトにてお知らせ予定です。https://at-raku.com/
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株式会社東京ドームについて
読売巨人軍の本拠地「東京ドーム」をはじめ、「東京ドームシティ アトラクションズ」、「LaQua」、「後楽園ホール」等からなるエンターテインメントエリア「東京ドームシティ」の運営を中核に事業展開。都内有数の大規模レジャー施設として魅力ある施設開発やイベント企画運営に注力するほか、流通事業「shop in」の展開や熱海でのリゾート事業、公共施設および民間スポーツ施設の運営受託等の外部展開を行っています。
2023年から2024年にかけて、東京ドームシティ全体にわたるリニューアルを実施。ランドスケープデザインの刷新、日本サッカー協会(JFA)と提携した「サッカー文化創造拠点」や、吉本興業グループとの共同事業による新劇場「IMM THEATER」の開業などが順次予定されています。
<参考> 三井不動産グループのSDGsへの貢献について
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。また、2021年11月には「脱炭素社会の実現」、「ダイバーシティ&インクルージョン推進」、2023年3月には「生物多様性」に関し、下記の通りグループ指針を策定しました。今後も、当社グループは街づくりを通じた社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。
【参考】
・「脱炭素社会実現に向けグループ行動計画を策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1124/
・「ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言および取り組み方針を策定」https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2021/1129_02/
・「グループ生物多様性方針を策定」
※本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における1つの目標に貢献しています。
目標 11 住み続けられるまちづくり
※本リリース記載の内容は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
◆詳細プレスリリースはこちらからダウンロード可能です。
https://prtimes.jp/a/?f=d77656-166-fd5c64371b9590d10a56aff21bd7328b.pdf