Luxonus は、無被ばくで造影剤を用いずに血管を可視化する独自の光超音波3Dイメージング技術を用いて、疾患の早期発見および病勢診断が可能な汎用撮影装置の実用化を目指す大学発ベンチャーです。2019年より光超音波3Dイメージング装置の製品開発に取り組み、2022年9月に医療機器製造販売承認(承認番号30400BZX00212000)を取得し、2023年からは医療機関向けの販売を開始しました。また、弊社の独自の高精細三次元画像を高速表示するソフトウェアの販売、動物試験用の理化学機器の販売と機器利用サービスを行っています。
この度の資金調達により 、Luxonus は、光超音波3Dイメージング装置の開発による競争力の強化および海外への事業展開の準備に投資を行う予定です。
<光超音波3Dイメージング技術について>
光超音波3Dイメージング技術は、既存の撮影技術であるX 線コンピュータ断層撮影(CT)、核磁気共鳴画像(MRI)などと比較して、造影剤を使用せず無被ばくで、血管を超高解像度 3D 撮影することが可能です。その原理は、生体にパルス光を照射した際に発生する超音波を超音波センサで捕捉し、受け取ったデータをコンピュータ解析し画像化します。血液の酸素飽和度等を3D 撮影でき、さらに色素造影剤を用いることでリンパ管を高解像度で 3D 撮影することが可能となりました。
現在、京都大学医学部附属病院、慶應義塾大学病院、広島大学病院およびヒロシマ平松病院は、AMED「医療機器等における先進的研究開発・開発体制強靱化事業」にて、本装置を用いた疾患(リンパ浮腫、末梢脈管疾患など)と再建手術に関する臨床研究を進めており、研究成果は医学系学会等で発表されております。
<株式会社Luxonusについて>
Luxonus の技術は、文科省「先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム」(2006 年度~2015 年度に実施)と内閣府・革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)「イノベーティブな可視化技術による新成長産業の創出」(2014 年度~2018 年度)で開発した光超⾳波イメージング装置を実⽤化するため、2018年12⽉に設⽴しました。
<出資参画企業>
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
代表取締役社長:楠美 公
所在地:京都府京都市
URL: http://www.kyoto-unicap.co.jp/
株式会社アイティーファーム
代表取締役:黒崎 守峰
所在地:東京都新宿区
株式会社ケイエスピー
代表取締役:窪田 規一
所在地:神奈川県川崎市
フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
代表取締役社長:伊藤 洋一
所在地:京都市中京区
<会社概要>
会社名 :株式会社Luxonus
所在地 :神奈川県川崎市幸区新川崎7-7 AIRBIC A22
代表者 :相磯貞和
設立 :2018年12月
事業内容:光超音波イメージング装置の開発、販売
<お問い合わせ先>
株式会社Luxonus 高橋義晴
TEL: 044-742-8681
e-mail: lux-info@luxonus.jp