クラウドファンディング実施期間は、2023年8月1日(火)~2023年10月29日(日)で、目標金額は1億8千万円を目指しています。慰霊塔の修復工事は、2023年11月1日(水)~2024年3月31日(日)を予定しています。
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戦艦大和の慰霊塔修復工事のクラウドファンディング立ち上げの概要と背景
戦艦大和を旗艦とする特攻艦隊戦士慰霊塔は、当時参議院議員の迫水久常氏(建設委員長)が発起人となり、鹿児島大学名誉教授中村晋也氏(文化勲章受章、彫刻家)の設計により、1968年伊仙町犬田布岬に完成しました。その高さは、戦艦大和の司令塔と同じ24メートルを誇ります。
昭和 43 年5月 23 日、高松宮殿下の御揮毫により碑文の題字が飾られ、第 1 回となる慰 霊祭がしめやかに執り行われました。 以来、毎年、4 月 7 日には、一度も中止をすることなく 56 回の慰霊祭を執り行っています。第 50 回の慰霊祭には、日本遺族会会長である尾辻 秀久 参議院議員の御尽力により、三笠宮彬子女王殿下の御臨席を賜り、「伊仙町の先人や関係者の熱い思いにふれながら慰霊祭の末永い継続をお願いするとともに、この慰霊塔が日本だけではなく世界平和の道しるべとなることを祈ります」とのお言葉と賜りました。
世界情勢が不安定な中、私たちは、世界平和のシンボルでであり、日本を代表するこの慰霊塔を守りつなげるために、修繕プロジェクトを立ち上げクラウドファンディングに挑戦することといたしました。
今回皆さまからいただいた資金は、慰霊塔修繕の費用に充てさせていただきます。
【戦艦大和慰霊塔修復工事クラウドファンディング概要】
プロジェクト名 |
世界平和のシンボル「戦艦大和を旗艦とする特攻艦隊戦士慰霊塔」を次世代の子どもたちに守りつなげたい |
クラウドファンディング実施期間 |
2023年8月1日(火)~10月29日(日)90日間 |
受付窓口 |
ガバメントクラウドファンディング ふるさとチョイス |
目標金額 |
180,000,000円 |
返礼品 |
伊仙町ふるさと納税返礼品 |
その他 |
慰霊塔修復工事は、2023年11月1日(水)~2024年3月31日(日)を予定しています。 |
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戦艦大和の慰霊塔を次世代の子どもたちに守りつなげたい!
戦艦大和慰霊塔ガバメントクラウドファンディング責任者 伊仙町長大久保 明
吉田満著書の「戦艦大和の最後」に、「『徳之島西方二〇浬ノ洋上、「大和」轟沈シテ・・・』とあり、犬田布岬の慰霊塔は全国の皆さんから寄付をいただき、1968年に完成いたしました。その後、現在まで一度も中止することなく4月7日の慰霊祭を行っており、まさに伊仙町にとって平和のシンボルとなっています。
また、現在のウクライナ情勢やコロナ感染症後の新しい生活様式による社会の変化など、目まぐるしい世界の移り変わりを目の当たりにしています。そのような中、日本のために戦った戦艦大和の慰霊塔を修繕し、世界平和のシンボルとして守っていかなければなりません。
ぜひとも皆さんのご支援、ご協力をお願いいたします。
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戦艦大和の遺族の方たちから慰霊塔について、たくさんの意見をいただいております。
戦艦大和慰霊塔ガバメントクラウドファンディング担当者 きゅらまち観光課 課長 上木雄太
戦艦大和慰霊塔は建設されて約56年経過し、老朽化のためコンクリートの 剥落が発生している状況です。そのため約 3 年前から慰霊塔周辺を立ち入り 禁止にしています。 この状況の中で遺族会や集落の方々から世界平和のシンボルである慰霊塔 をこれからも守りつなげてほしいという多くの声を頂き、今回、慰霊塔の修繕を 目的としたクラウドファンディングに挑戦することになりました。 遺族の方々からは 『戦争で海に投げ出されて散った命は残念ですが、慰霊塔まで忘れられて は戦死した人はどれだけ無念か』 『どうぞ慰霊塔を守ってください』 『安らかに眠らせてあげてください』 と多くのメッセージをいただいております。 皆様も連日の報道でご存じの通り、現在、ウクライナでは罪のない多くの方が犠牲になっています。 今まさに世界平和の根幹が揺らいでいる中で本プロジェクトは大変意義のある取組みだと考えています。 このプロジェクトを必ず成功させて伊仙町から世界に平和のメッセージを発信したいと考えております。
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伊仙町について
伊仙町は、今回のガバメントクラウドファンディングを通じて、修復工事を行い、この慰霊塔を今後も守っていくべく、最大限努力を行い、毎年行われている慰霊祭も継続して行っていきたいと考えております。
世界では戦争により多くの人々が亡くなっています。近年、世界情勢が不安定な中、世界平和に貢献するべく引き続き犬田布岬から世界平和を発信し続けます!