本書では、元国連専門機関職員の著者が「物価も給料も日本はいまだに激安」であること、そしてその安さゆえに「海外から買われている」ことを“忖度抜き”で明かしています。日本人はなかなか気づけない、世界から見た「ニッポンの真実」 がわかる一冊です。本書の内容を元にした記事の掲載や著者インタビューなどを募集中です。
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本書の内容
1章 「ニッポンの安さ」を日本人は何も知らない
・「世界最安値」のニッポン
・「iPhone14」は世界37カ国で最安
・「お買い得品」のCMしか流れない
・忍び寄る「インフラ崩壊危機」
・「100円ショップ」大好きな日本人
2章 転落しているのは「日本」だけ!
・東大卒より海外の介護士のほうが稼げる?
・光熱費が「2倍」になったイギリス
・アメリカは卵1パック835円
・欧米では年収1000万円で「低所得」
・ギリシャに住み、ロンドンで働く人たち
3章 日本が売られる5秒前
・財布に優しい国「ジャパン」
・「日本の無人島」を買った中国人
・発展途上国も日本の不動産を狙っている
・「農地」や「森林」も爆買いされている
・日本の福祉にたかる外国人たち
4章 なぜ、「安い国」になってしまったのか?
・「だらだら働く」から給料が上がらない
・「日の丸株式会社」のビジネスは時代遅れ
・「女性」に働いてほしくない政府
・DXが進まない社会に未来はない
・「世界競争力」はタイより下
5章 「貧乏国」で幸せをつかむヒント
・今の日本で成功するなら「英語力」がカギ
・「観光業」に期待しすぎるな
・これから有望なのは「I T」×「製造」のハイブリット
・「日本人が気づいていない価値」がある
・「格差」が広がると「犯罪」が増える
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著者プロフィール
谷本真由美
著述家。元国連職員。1975年、神奈川県生まれ。
シラキュース大学大学院にて国際関係論および情報管理学修士を取得。ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。ツイッター上では「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。著書に『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、『みにろま君とサバイバル』(集英社)、『世界のニュースを日本人は何も知らない』シリーズ(ワニブックスPLUS新書)など多数がある。
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書誌情報
書名 :激安ニッポン
著者 :谷本真由美
発売日 :2023年7月27日
価格 :1,100円(税込)
仕様 :新書判・208ページ
ISBN:978-4-8387-7519-4
発行 :株式会社マガジンハウス