◆背景・目的
今日、社会の構造や個人の意識が変化していく中で、相続人が不在であるケースや、相続人も高齢化することで高齢者層だけで資産が循環し若い世代にまで資産が循環しない傾向が現代社会の課題となっています。そのような中、財産の一部を遺言等を通じて、亡くなった後に寄付することで社会貢献をする「遺贈寄付」についての関心が徐々に高まってきています。
また文京区は当協会の本店所在地であり、活動拠点であることから、文京区から東京都内での遺贈寄付文化浸透の先駆けとなるべく、連携を通じ区民ニーズへの対応と共に遺贈寄付に理解のある相続専門家や金融機関を増やしていき「遺贈寄付」の更なる普及を行います。
今回の協定締結を機に双方の協力関係を強化し、社会における遺贈寄付の定着を促し、次世代に思いをつなぐ社会の実現を目指します。
◆協定内容
(1)遺贈寄付の情報発信
(2)遺贈寄付に関する相談業務
(3)その他遺贈寄付の普及に資する施策
今後は、相互に情報発信を行うとともに、遺贈寄付に関する相談に日本承継寄付協会にて専門性をもって対応していきます。
◆遺贈寄付とは
遺贈寄付は、相続財産の一部を遺言を通じて「亡くなった後」に寄付する取り組みです。老後のお金の心配をせずにできる新しい社会貢献の方法です。数万円の小額から誰でもすることが可能で、教育・環境・医療・貧困・文化・動物・地域・災害支援など、応援したいNPO法人、財団・社団、大学やふるさとなどを寄付先に選択し、最後に残った財産の一部を想いとともに未来へ託すことができます。
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日本承継寄付協会とは
日本承継寄付協会は、地域や社会の未来のために財産の一部寄付することで社会貢献をしたいという方を支援し、持続可能な経済社会の実現を促進するためのプラットフォームです。遺贈寄付は「誰もが負担なく想いをかたちにできる」ものでありながらも、相談先も少なく、寄付の意志があっても実現できていないのが現状です。当協会では、第三者的立場である全国の相続実務家が相談を受けるため、、財産の数%だけを遺贈寄付するといった、お手伝いをすることができます。そして、これからも情報発信や勉強会を通じて、「遺贈寄付はお金持ちがするもの」といった誤解を解消し、寄付したい人が誰でも無理なく寄付できる体制を整えることで承継寄付の間口を広げ、「おもいやりのお金が循環する社会」を目指していきます。
【日本承継寄付協会事業内容】
1.専門家育成研修・支援:「承継寄付診断士」認定講座の開催、遺贈寄付支援時に使える相談業務ツールの提供
2.相談業務・ 相談窓口の拡充・支援:全国の遺贈寄付を学んだ専門家を起点に、安心して相続や承継寄付の相談ができる窓口の拡充、寄付希望者からの相談業務
3.調査・啓発活動:「遺贈寄付に関する全国実態調査」や専門家調査の実施
4.遺贈寄付の情報発信 遺贈寄付の魅力を発信するガイドブックの発行、情報発信メディアの運営
5.遺贈寄付の遺言書作成費用の助成(無料遺言書作成キャンペーン)
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今後の活動
・7月30日(日)「承継寄付診断士講座 」年に一度の会場開催 https://consultant.izo.or.jp/
7/29(土)締切
・フリーウィルズキャンペーン(寄付遺言書作成費用を助成)2023年9月よりスタート
https://izo.or.jp/freewills.html
所在地 : 東京都文京区小石川二丁目3番4号 第一川田ビル7階
設立 : 2019年8月
代表理事 : 三浦美樹
事業内容 : 寄付希望者に対する各種支援サービスの提供
URL : https://www.izo.or.jp/index.html
⼀般社団法⼈⽇本承継寄付協会のプレスリリース⼀覧