変形性膝関節症の再生医療で歩行速度がアップ!治療効果が「見える」動画も公開中

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全国に14院を展開する「ひざ関節症クリニック」グループ(医療法人社団活寿会)では、変形性膝関節症にお悩みの方に対して、再生医療に特化した治療を行っています。このたび患者様の歩行動画を横浜ひざ関節症クリニック院長の尾辻正樹医師が解析。治療の前後で歩行速度に意味のある改善が見られることが明らかとなり、第21回日本再生医療学会総会で発表しました。ひざ関節症クリニックで治療前後の歩行を撮影した動画も併せて紹介します。

 

歩行動画のプレイリスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PLiRSHZ-QXoSZj9Lsfd8b8Dp9Oxgy7Cbfq
 

  • 歩行の変化を定量で示し、膝の再生医療に客観的な評価方法を提案

<提案調査の背景>
変形性膝関節症の痛みに悩みながら生活を送っている中高年は少なくありません。治療法はヒアルロン酸注射が一般的ですが、状態が悪化すると痛みをコントロールできなくなることもあります。そのため、これまでは変形性膝関節症が進行すると、人工関節のような手術か、手術に踏み切れない場合は漫然と効かなくなった注射を続けるかの2択になってしまっていました。しかし、近年バイオセラピーと呼ばれる脂肪幹細胞や血液成分を注射する入院不要の再生医療が、2つの治療法の間を補完する新たな選択肢として広がっています。治療効果においても、痛みの改善効果という点での評価は、すでに様々報告されています。

ただ、その多くは痛みの感じ方や日常生活での膝関節の動かしやすさなどに関する患者アンケートによる主観的なもので、客観的な基準での再生医療の治療評価というものはまだ少ないのが現状です。そこで、変形性膝関節症をひざ関節症クリニックで治療した男女合計434膝において、治療前と治療後の最終フォローアップ時(3~6ヶ月後)に歩行の様子を動画撮影し、どの程度の改善が見られるか定量的に解析。その結果、客観的な指標でも再生医療の治療効果が確認できたため、評価方法としての有用性について、日本再生医療学会で報告しました。
 

  • 膝測定方法の再生医療の治療前後で歩行速度が平均約2秒改善

<測定方法>
測定は、運動器不安定症の診断に用いられるTUGテストで行いました。ゆったりとイスに座った状態から立ち上がり、3メートル先のコーンで折り返して着席するまでのタイムを測定するという方法です。またこのテストでは、立つ・座る・方向転換など、歩行以外にも日常生活で必要となる能力を評価することができます。

 

<調査結果>
治療前と治療後のタイムを比較すると、血液を利用したPRP-FD注射では平均2.29秒、脂肪を使った培養幹細胞治療は平均1.94秒、速くなっていることが明らかになりました。往復6メートルという距離はマイクロバスの車体よりも短く、いずれも統計学的に意味のある改善であり、当院の変形性膝関節症に対する治療が歩行速度の上昇に好影響を与えたと考えられます。
 

  • 歩行改善の様子が確認できる動画を複数公開中

これまでもひざ関節症クリニックでは、歩行テストの動画を撮影して治療結果を評価することに活用しています。こちらの動画もそのひとつですが、調査結果の平均と同じく約2秒の改善が見られたケースです。歩行速度の他、立ち上がりや着席時が治療後はスムーズになっていて、その変化からも運動器の能力改善が見て取れます。
 

大幅に歩行が速くなったケースや、ふらつきがなくなったケース、杖が不要になったケースなど、その他の動画もひざ関節症クリニックの公式チャンネルで複数公開しています。

歩行動画プレイリストはこちら
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PLiRSHZ-QXoSZj9Lsfd8b8Dp9Oxgy7Cbfq

 

  • 今回の調査した治療は変形性膝関節症に対する再生医療

今回の調査を行ったのは、PRP-FD注射と培養幹細胞治療の効果についてです。どちらの治療も患者さまご自身の血液や脂肪を活用した、100%自己組織での治療になります。

血液を利用したPRP-FD注射

患者さまの血液を50mL採取し、傷の修復に働く成長因子を濃縮したものを、膝関節内に注入するという治療法です。一般的なPRP療法に比べ成長因子が2倍以上含まれていて、注入することで一時的に自己修復能力が高まるため、膝の痛みや機能改善といった効果が期待できます。

変形性膝関節症だけでなく、スポーツでの靭帯のケガなどの治療にも広く行われている治療法です。

PRP-FD注射の詳しい治療説明▼
https://www.knee-joint.net/contents/pfc/

脂肪を利用した培養幹細胞治療

人間の脂肪に存在する細胞の新陳代謝に欠かせない幹細胞を利用した膝の再生医療です。
患者さまのお腹の脂肪20mLから幹細胞を抽出後、培養して増やしたものを、膝関節内に注入するという治療法になります。脂肪の採取は注射器のような器具で局所麻酔下で行えるため、長時間の手術や入院などは必要ありません。炎症を抑えたり組織の修復を促す働きから、痛みの改善や軟骨破壊の抑制といった効果が期待できます。

培養幹細胞治療の詳しい治療説明▼
https://www.knee-joint.net/contents/cellsource-culture-stemcell/

 

  • 再生医療で症状や歩行速度が改善されるかは、事前検査で予測・説明

変形性膝関節症を再生医療で治療したいと検討される方も増えてきましたが、まだまだ知らないことの多い治療法なので、効果や費用において不安を抱かれている方も少なくありません。納得して治療を選択するためにも、ひざ関節症クリニックでは事前にMRI検査で膝の状態を詳しく拝見し、専門的な視点から治療の適否を判断してお伝えしています。

<MRIひざ即日診断でお伝えしていること>
・現在の膝関節の詳しい状態
・放置すると今後どうなってしまうか
・どういった治療法が適しているか
・当院の再生医療でどういった改善が期待できるか

事前にご予約いただき、MRI検査から医師の診察・説明までを待ち時間なしで受けることが可能です。膝の痛みに関する疑問や不安な点など、セカンドオピニオンとしても多くの方にご利用いただいています。

MRIひざ即日診断について▼
URL:https://www.knee-joint.net/form/mri/

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《ひざ関節症クリニックについて》
「ひざの痛みを、あきらめない」をテーマに、変形性膝関節症に対する再生医療を専門に行っている整形外科クリニックです。ひざを切ることなく、日常生活を続けながら治療できる方法をご提供すべく、1院目を開院して7年。現在では全国に14院を展開し、これまでに19,000例※の治療を積み重ねてきました。より多くの方が健康で充実した100年人生を謳歌できるよう応援すべく、日々の診療や、膝の再生医療の正しい普及と認知のための活動に取り組んでいます。(※2015年11月~2022年5月)
ひざの痛みにお悩みの方は、是非一度ご相談にお越しください。

はじめての来院予約▼
https://www.knee-joint.net/form/firstvisit/

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グループ名  :ひざ関節症クリニック
診療科目  :整形外科
クリニック数:14院(札幌、仙台、大宮、銀座、新宿、恵比寿・渋谷、横浜、名古屋、大阪、神戸、京都、広島、福岡、小倉)
公式ホームページ:https://www.knee-joint.net/

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