日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、国内EPC事業会社である日揮株式会社(代表取締役社長執行役員 山田昇司)が、このたび株式会社FRDジャパンが実施する「閉鎖循環式陸上養殖事業」に係る陸上養殖商業プラント建設プロジェクトを受注しましたのでお知らせします。詳細は下記の通りです。
1.契 約 先: 株式会社FRDジャパン
(本社:埼玉県さいたま市、代表者:辻洋一・十河哲朗)
2.建設場所: 千葉県富津市
3.役務内容: 陸上養殖商業プラントのプロセス機器、ユーティリティー設備等に係る設計、機材調達、建設工事 (土木工事および排水処理設備工事は除く)
4.納期: 2026年(予定)
5.本プロジェクトの概要:
本事業は、FRDジャパンが千葉県富津市にバクテリアを利用した高度濾過技術により、天然海水を使用せず飼育水を閉鎖循環させながら水質を維持することが可能となる閉鎖循環式陸上養殖商業プラントを建設し、これまで低海水温地域での海上養殖が主であったサーモントラウトを、魚病の侵入リスクを大幅に減少させつつ首都圏に近い内陸部で年間3,500トン規模を生産・販売するものです。
本プロジェクトの受注に際しては、国内外における日揮グループの産業系プロジェクト、特に、食品・医薬品分野での豊富なプロジェクト遂行実績での知見、ならびFRDジャパンの基本設計思想を適切にプロポーザルへ展開した提案力が評価されたものと考えています。
日揮グループは、長期経営ビジョン「2040年ビジョン」で新たに掲げたパーパス”Enhancing planetary health”のもと、陸上養殖の普及を通じて海洋資源を保護しながら、人と地球の健やかな未来を創ることに貢献していきます。
<陸上養殖商業プラントの概要>
所在地 |
千葉県富津市 |
生産魚種 |
サーモントラウト |
生産量 |
年間3,500トン規模 |
着工時期 |
2023年7月(予定)(開発工事着工) |
操業開始時期 |
2026年(予定) |
出荷開始時期 |
2027年(予定) |