リバー株式会社「壬生事業所(仮称)」開設のお知らせ

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当社は、本日開催の取締役会において、当社グループ会社のリバー株式会社(以下「リバー」)における「壬生事業所(仮称)」(以下、本事業所)開設について決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.  本事業所開設の目的

日本政府は2050年のカーボンニュートラル実現を宣言しており、2030年までに温室効果ガスを2013年度比で46%減少させることを発表しました。これらの目標達成にはサーキュラーエコノミーの実現が不可欠であり、廃棄物の再資源化には大きな期待が寄せられています。

リバーでは、大型破砕機(シュレッダー)から排出されるシュレッダーダスト(※)を選別して有価物を取り出すことでダスト処分費を削減し、再資源化した有価物の売却を成長戦略の柱としてきました。これまでも、シュレッダー由来のミックスメタル(重ダスト)については那須事業所で、油圧シャー由来のダストは船橋事業所にて、それぞれダスト選別・減容化設備への投資を行ってきました。しかし、今後さらなる再資源化の増進とダスト処理費の削減を目指していくにあたり、既存事業所の限られたスペースではなく、新規の土地(壬生)にシュレッダーダストの選別施設を開設することを決定いたしました。

※シュレッダーダストには金属や硬質プラスチック、軟質プラスチック等、再資源化可能な物質が多く含まれています

2.  本計画について

本計画は、リバーが栃木県下都賀郡壬生町に所有する約11,000㎡の土地を利用し、建屋、および選別ラインを開設するものです。本事業所は、近隣北関東に位置するグループ拠点から、これまで焼却・埋立処分されていたシュレッダーダストを回収し、選別の高度化により未利用だった金属やプラスチックなどの効率的かつ安定的な再資源化を目的としています。なお、太陽光発電システムを設置するほか、集荷したシュレッダーダストから全量の50%程度を有価物として回収するとともにRPFを製造・供給することで、CO2削減を見込んでおります。

カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みが加速する中、シュレッダーダストの処理内製化と再資源化の増進は、事業の持続可能性の観点からも重要な取り組みと考えております。本計画によって排出事業者の環境意識の高まりに先んじて対応するとともに、TREホールディングスグループとして、脱炭素社会と高度循環型社会の実現に向けて、今後もさらなる設備投資を検討してまいります。

3.計画概要

予定地

栃木県下都賀郡壬生町壬生乙

主要設備

処理施設建屋、選別設備、保管設備、太陽光発電システムなど

投資額

43億円

予定取扱数量

48,000トン/ 年(シュレッダーダスト)

操業開始予定

2025年8月

4.業績予想に与える影響

本計画が今期業績予想に与える影響はございません。しかしながら、本格稼働後は48,000トン/年のシュレッダーダストから50%程度の有価物を回収することで、連結業績の向上に貢献していくものと考えており、今後、追加でお知らせすべきことが生じた場合、速やかにお知らせしてまいります。

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