■ ツアーの開催概要・背景
近年、多くの事業会社にてオープンイノベーション・新規事業開発が活発化しています。リアルテックグローバルファンドは2020年の設立以降、東南アジアのディープテックスタートアップ十数社への出資を行ってきました。世界のどこでも戦える「非言語性」がディープテックの武器であるからこそ、日本で唯一のシンガポール政府系ファンドのパートナーとして、共同出資も数多く実現させ、東南アジアのスタートアップエコシステムに深く入り込んでいます。
本ツアーは参加企業の皆様と、シンガポールのスタートアップエコシステムを構成する多くのスタートアップ・政府/民間の機関との対話を通じて、事業発掘や事業連携を促進し、東南アジアの課題解決を加速させることを目的に開催に至りました。
全3日間の工程を通じ、参加者の方からは「シンガポールのスタートアップエコシステムを体感することで、シンガポールという国自体が企業のような、スタートアップのような組織であると理解できた」、「他国のアクセラレーターも、日本企業との協業に興味があることがわかった」といった声があがり、スタートアップとのディスカッションを通じて、協業の検討など具体的なアクションも次々と生まれました。ここで生まれた連携の種が花開くよう、リアルテックシンガポールはツアー後も各社への綿密なサポートを行ってまいります。
リアルテックシンガポールでは今後もこうした取り組みを通じて、より多くのパートナー企業と共に東南アジアベンチャーを発掘・育成し、課題解決を加速して参ります。
■本ツアーにご参加いただいた方
日本の大手事業会社、シンガポール現法の新規事業・研究開発チームのご担当者様
各社と東南アジアのスタートアップとの協業や投資を検討されているCVCのご担当者様
■プログラムスケジュール
【Day1】5月24日 シンガポール政府が人・モノ・カネを引き込む仕組みを知る
東南アジアのハブとして名高いシンガポールですが、その国土は狭く、自給率の低さや高齢化といった課題を抱えています。政府機関を通してシンガポールの抱える課題や市場を探り、それらを解決する技術を持つ企業の育て方についてディスカッションしました。
【Day2】5月25日 各領域の最先端のベンチャーを支援する現地アクセラレーターとネットワークを構築
ベンチャー創出において、シンガポールで大きな役割を果たすプレーヤーには、政府系だけでなく、事業会社も含む様々な民間のアクセラレータやインキュベーターも含まれます。スタートアップ×自社の連携を生み出す取り組みやその事例について学びました。
【Day3】5月26日 東南アジアの課題解決に奔走するベンチャー企業と出会う
シンガポール政府は環境政策の包括的な行動計画を示したグリーンプラン2030を2021年度に打ち出し、環境に優しいエネルギー源の確保、クリーンな燃料車普及の後押し、廃棄物および水処理施設の効率化を狙う方針を示しました。エネルギーや水等の天然資源が少ないシンガポールだからこそ、国家としてサステナブルなエネルギー・インフラ開発に資する政策や技術開発を推進しています。リアルテックシンガポールの投資先の中でも、世界的な課題である水やクリーンエネルギーの推進、インフラの変革を目指すスタートアップ企業を訪問しました。
■リアルテック・シンガポール概要
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正式名称:RTHD Singapore Pte. Ltd.
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設立年月:2022年2月
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取締役:藤井 昭剛 ヴィルヘルム、丸 幸弘、村山 類 クリスチャン、熊本 大樹
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事業内容:研究開発型スタートアップへの投資・育成
■リアルテックファンドについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ70社以上に投資しています。 2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立しました。
HP: https://www.realtech.holdings
<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社
広報担当:成田