髙松建設株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:髙松孝年、以下髙松建設)東京本店及び東京本社は、東京都港区芝4丁目の旧TCGビルの老朽化に伴い、2020年より高層ビルへの建替えに着手し、この度竣工を迎え、6月12日より新オフィスにて業務を開始しましたのでお知らせいたします。
外観
■建替えの経緯
首都圏での存在感向上と事業拡大を視野に、旧ビルの老朽化も踏まえて、創業100周年を迎えた2017年ごろから建て替えの検討を開始しました。設計監理は髙松建設・青木あすなろ建設・プランテック設計共同企業体、施工は青木あすなろ・髙松特定建設工事共同企業体が担い、髙松グループが培ってきた技術とノウハウを活かした地下1階地上18階建の環境配慮型オフィスビルとなります。
■新社屋の特徴
-
流線型が美しい「きれいな」オフィス
新社屋は流線型を取り入れた柔らかみのあるデザインとし、田町~浜松町間の第一京浜と、JR、モノレールに囲まれ、遠くから建物をランドマークとして視認できるという非常にポテンシャルの高い立地に、「建設会社の本社ビルとしてふさわしい建物」というコンセプトを掲げ設計されました。外観には日本初の採用となるCCF(クローズド・キャビティ・ファサード)システムのダブルスキンカーテンウォールを採用し、外皮性能の向上と環境騒音の低減、そして「きれいな」外観を実現しています。
足元には解放された緑豊かな公開空地と高天井ピロティによって、豊かな街並みへの貢献、また医療施設や駐輪基地等を併設し、地域の利便性向上を目指しました。屋上では、スカイツリーやレインボーブリッジなど東京都心を一望でき、眺望を楽しむことも可能です。
1階受付
展望デッキ
-
新しい働き方に対応
社員の新しい働き方のためにペーパーレス、フリーアドレスを基本とした新たなオフィスの姿を実現しました。工事着手のタイミングで新型コロナウイルス感染症が流行し、働き方の変化に対応できるよう設計変更などもあり、働き方の多様性を体現したオフィスとなりました。
最上階の18階には来客スペースやオープンスペースを設け、オープンスペースでのグループ会社間の交流や新たなイノベーションの創出が期待されます。
応接室(18階)
レセプションルーム(18階)
-
環境性能及び耐震性
建築物の環境性能を評価し格付けするCASBEE(建築環境総合性能評価システム)にて評価認証Aを取得しています。外装に採用した複層ガラスの中にブラインドを組み込んだCCFは、断熱性、気密性、防音性に加え、自動制御ブラインドの清掃不要と高いメンテナンス性を保持しています。また、ブラインドと連動制御の室内照明、太陽光発電等を導入し、省エネルギー化で環境に配慮したスマートビルディングを目指しています。
耐震性については、当社グループの得意とする部分であり、建物の揺れを抑える制震ダンパーの取り付けや、CFT(コンクリート充填鋼管構造)、耐震天井工法等の採用で技術力を発揮しました。
■工事概要
工事名称:髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル新築工事
工事場所:東京都港区芝4丁目8番2号
施 主:株式会社髙松コンストラクショングループ
設計監理:髙松建設・青木あすなろ建設・プランテック設計共同企業体
施 工:青木あすなろ・髙松特定建設工事共同企業体
延床面積:16,488.64㎡
敷地面積:1,529.49㎡
建築面積:891.18㎡
構 造:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
階 数:地下1階地上18階
工 期:2020年9月1日~2023年4月28日
■髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル概要
住所:東京都港区芝4丁目8番2号
アクセス:JR山手線・京浜東北線 田町駅 三田口(西口)より徒歩9分
都営地下鉄三田線・浅草線 三田駅 A9出口より徒歩5分
新オフィスでの業務開始日:2023年6月12日(月)
※電話番号、FAX番号に変更はありません。