プロジェクトの実施にあたり、東京・虎ノ門ヒルズビジネスタワー内にある日本最大級のイノベーションセンター「CIC Tokyo(ケンブリッジ・イノベーション・センター東京)」内に拠点を開設し、仙台市出身でスタートアップに関する豊富な経験と知見を有するTOMORROW COMPANY INC. Founder & CEOの鈴木 修 氏をスタートアップ支援スーパーバイザーに迎え、仙台市のスタートアップ・エコシステム構築への総合的支援を受けるとともに、このCIC Tokyo拠点をハブに、仙台・東北のスタートアップと首都圏のスタートアップ支援者やCXO人材をネットワーキングするイベント等を定期開催していきます。
CIC Tokyoで仙台市の施策を紹介する郡和子仙台市長
(1) 首都圏スタートアップ支援ネットワーク構築プロジェクトについて
仙台市では、地域経済をけん引するロールモデルとなるスタートアップの輩出や社会課題に対して持続可能な解決に挑戦する社会起業家の育成など、起業支援施策を充実させ、スタートアップ・エコシステムの発展に向けて取り組んでいます。
本プロジェクトでは、首都圏等に在住するスタートアップの支援者(ベンチャーキャピタル、投資家、プロボノ人材、兼業志望者等)やCXO候補となる人材を対象に、本市のスタートアップ支援をはじめとする産業振興施策の情報発信を行うとともに、起業家や起業を志す方々との交流機会をつくることにより、首都圏等とのネットワークをスタートアップ・エコシステムに取り入れ、仙台・東北のスタートアップの創出拡大や飛躍的成長をエリアの垣根を越えたバックアップで実現してまいります。
本プロジェクトの推進にあたり、東北で事業に挑戦したい、東北の起業家を応援したいという方々をつなぐオンラインコミュニティ「TOHOKU STARTUP BIOTOPE」を運営しています。
<TOHOKU STARTUP BIOTOPE参加はこちらから>
(2) スタートアップ支援スーパーバイザーについて
首都圏スタートアップ支援ネットワーク構築プロジェクトの実施にあたり、仙台市出身でスタートアップに関する豊富な経験と知見を有するTOMORROW COMPANY INC. Founder & CEOの鈴木 修 氏がスタートアップ支援スーパーバイザーに就任しました。
<アドバイザーの主な役割>
・首都圏等ベンチャーキャピタルとの連携コーディネート
・東北のスタートアップと首都圏支援者等とのネットワーキング
・首都圏等における情報発信
・東北のスタートアップへのメンタリング
・スタートアップ・エコシステム構築及び施策全般に関する本市へのアドバイス
<鈴木修氏プロフィール>
鈴木 修(すずき・おさむ)
TOMORROW COMPANY INC. Founder & CEO
大学在学時にマーケティング及びEC領域でスタートアップ。その後、株式会社インテリジェンスにて組織開発やコーポレートブランド構築に従事。2004年より株式会社サイバーエージェントにて人事部マネージャー、社長室室長、関連会社社長、産学連携事業統括を歴任。2011年からはグリー株式会社のグローバル人材開発責任者を担う。2014年に株式会社SHIFTの取締役に就任し、人事領域管掌、国内グループ会社管理、さらには海外現地子会社立ち上げのためCEOとして海外赴任するなど、国内及び海外グループ会社全体を統括。2019年からの株式会社ミラティブでのCHRO(最高人事責任者)を経て、2021年にはベンチャーキャピタルDIMENSION株式会社の取締役兼ゼネラルパートナーに就任。
2013年には現在も経営している自身の会社であるTOMORROW COMPANY INC. / TMRRWを創業し、アドバイザーや社外取締役として、経営や組織人事の側面からスタートアップへのIPO支援や上場企業へのチェンジマネジメントを行っている。また、個人でのスタートアップ投資も行っており、日本や海外のスタートアップへ数多く投資している。
(3) 6月15日開催イベントについて
6月15日(木)に開催されるVenture Café Tokyo Thursday Gatheringにおいて経済産業省J-Startup Hourとコラボしイベントを開催します。
J-Startup TOHOKUに選定されている株式会社zero to one代表取締役CEOの竹川 隆司 氏をゲストに迎え、TOMORROW COMPANY INC. Founder & CEOの鈴木 修 氏がモデレーターとして「地方発世界へ!グローバル人材の要件や育成について考える」をテーマにトークセッションを行います。
本イベントでは、仙台市が今年度新たに開始した「仙台グローバルスタートアップ・キャンパス」の紹介や、世界へ挑戦するスタートアップに必要なマインドセット等についてお二人の経験をもとにお話しいただきます。
<J-Startup Hourイベント申し込みはこちらから>
<仙台グローバルスタートアップ・キャンパス ホームページ>
(4) 今後の取り組みについて
仙台市は、仙台・東北における革新的なビジネスモデルの構築などにより成長を目指すとともに、国内外のさまざまな課題解決に寄与するスタートアップの支援を行っています。2023年度からはスタートアップ支援の取り組みをさらに強化し、若者をはじめ、多くの方の挑戦を後押しし、世界へと飛躍するスタートアップを生み出していくため、東北大学発スタートアップをはじめとしたロールモデルとなるスタートアップの輩出、ロールモデル予備軍の発掘・育成、次世代を担う学生・若者のアントレプレナーシップの醸成、そして首都圏におけるイベントの開催やネットワークの構築を進めていきます。
今後も、東北の中枢都市として、「仙台・東北に暮らす人々が豊かさを実感できる未来の実現」に向け、仙台・東北のスタートアップ・エコシステムのさらなる発展を目指します。
■本件に関する問い合わせ先
仙台市経済局イノベーション推進部スタートアップ支援課
担当:酒井、白川
TEL:022-214-8252
E-mail:kei008028@city.sendai.jp