和式から洋式へ、さらに技術の進化が続くトイレ

この記事は約6分で読めます。

 

  • 和式の出荷は激減、学校でも進む洋式への転換

日本のトイレは1960年代までは和式の便座が主流でした。しかし、1959年に日本住宅公団(現・都市再生機構)が洋式トイレの採用を決めたことがきっかけで、和式から洋式への転換が進みます。

一般社団法人・日本レストルーム工業会の調べによると、1970年代後半に洋式便座の出荷が和式を上回り、80年代後半には和式の出荷は20%を切ったそうです。2010年代の後半には和式の出荷は1%を切ったのではとみられています。

文部科学省が2016年に行った「公立小中学校のトイレの状況調査」によると、和式が56.7%と洋式の43.3%を上回っていました。ところが、2020年9月に調査した「公立学校施設のトイレの状況について」によると、洋式57%・和式43%と和洋が逆転。その後も洋式へのシフトが続いています。

ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「トイレについて」アンケートを実施しました。

《調査概要》
  調査期間:2023年5月
  サンプル数:男女1000人
  調査方法:インターネット調査
 

  • トイレの利用は洋式派が97%

【調査】
質問:どちらのトイレを利用することが多いですか?(対象者:1000人)
 

利用するトイレの種類は和式が2.6%に対し、洋式は97.4%と圧倒的に多いことがわかりました。
 

  • 外出時の利用では「清潔・衛生」を最も重視

【調査】
質問:外出時のトイレを利用する時に重視していることは何ですか?(対象者:1000人)(複数回答可、回答数:3159)
 

 

外出時に利用するトイレについては、トップは「清潔・衛生」で回答数の26.9%となりました。2位は「トイレットペーパーがある18.2%、3位が「混雑していない15.7%となっています。
 

  • 外出時に利用するのは「商業施設のトイレ」が最多

【調査】
質問:外出時によく利用するトイレは何ですか?(対象者:1000人)(複数回答可、回答数:2082)
 

 

外出時に利用するトイレで最も多いのは「商業施設のトイレ」で、回答数の37.6%3分の1超という結果になりました。
次いで多かったのは「公共施設のトイレ17.7%、「駅のトイレ14.4%などでした。
 

  • 目的外の利用は「身だしなみを整える」が最多

【調査】
質問:用を足す以外でトイレを利用するのはどんな時ですか?(対象者:1000人)
 

 

用を足すという目的外でトイレを利用するのは「身だしなみを整える」が最も多く、回答数の35.8%でした。これに次いで「化粧11.9%、「歯磨き5.9%、などが挙がる結果となりました。
 

  • 改善してほしいのは「清潔」がトップ

【調査】
質問:外出時のトイレを利用する際に改善してほしいところは何ですか?(対象者:1000人)(フリー回答)
 

フリー回答ですが、先の質問「外出時のトイレを利用する時に重視していることは何ですか?」での回答結果と重なる内容が多く、その中でも「清潔」にこだわる希望が多数を占めました。回答者の中心が主婦ということもあって、「男女の区別」や「女子トイレの混雑」に関する要望も目立ちました。
 

フリー回答の中から一部を原文のまま紹介しましょう。
 

・ドアが内開きだと出づらいので改善してほしい。
・荷物を置ける台やフックは、必須。
・個室の広さ(扉と便座の幅が狭く、扉の開け閉めに苦労する)
・混雑しないよう数を増やしてほしいです。

 

 

  • 温水洗浄便座の普及率は80%

トイレの洋式化に伴い、温水洗浄便座の普及も急ピッチで進みました。日本レストルーム工業会によると、温水洗浄便座の世帯普及率は、1992年には20%でした。ところが、2016年には80%を超え、水洗化を終えた一般家庭には「ほぼ普及した」とみられています。

今では「ウォッシュレット」が温水洗浄便座の代名詞のように使われていますが、実は「TOTO」の商標です。同社が1980年に発売した「ウォシュレットG」は、一般家庭で使われている機械としては初めて、日本機械学会から「機械遺産」に認定されています。
 

  • 「1000人アンケート」とは

「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。
 

  • 1000人アンケートの特長

1.アシスト機能を使って設問を自分で編集

2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答

3. データレポートやテキストマイニングも対応(オプション)

4. カード決済なのでいつでもアンケート実施が可能

  • 1000人アンケート価格表

ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!

★「1000人アンケート」詳細はこちら★
   https://survey.navit-research.jp/
  
★「1000人アンケート」お申し込みはこちら★
   https://survey.navit-research.jp/welcome/sign_up

【会社概要】
■会社名 株式会社ナビット
■代表者 代表取締役 福井泰代
■設 立 2001年1月
■所在地 東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア8F
■TEL 03-5215-5713
■FAX 03-5215-5702
■URL https://www.navit-j.com/
■E-Mail webmaster@navit-j.com
  
【本リリースの引用・転載時のお願い】
・事前に株式会社ナビット 広報担当まで連絡頂けますようお願い申し上げます。
・クレジットと出典元のリンクを明記していただきますようお願い申し上げます。
  
  <例>「株式会社ナビット(データ活用なう)が実施した調査結果によると……」
  <リンク先>https://www.navit-j.com/media/?p=86766

タイトルとURLをコピーしました