レストアビジョン、シリーズAラウンドの資金調達を実施

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遺伝子治療による視覚再生の早期実用化を目指す株式会社レストアビジョン(本社:東京都港区、代表取締役:堅田侑作、以下「レストアビジョン」)は、Remiges Ventures(同社が運営するファンドを含む。ベンチャーキャピタルファンドについて、以下同じ)をリード投資家として、既存投資家及び新規投資家を引受先とする第三者割当増資により、10.6億円の資金調達(以下「本資金調達」)を実施いたします。本資金調達の実施に伴い優先株式に転換されるJ-KISS型新株予約権2.1億円と合わせて、シリーズAラウンドの資金調達額は12.7億円となり、これまでの当社の累計資金調達額(エクイティ調達のみ)は約16億円となります。また、当社は今後、本資金調達について、新規投資家を引受先とする追加の資金調達を予定しています。

<本資金調達の目的>

このたび調達した資金は、当社のリードパイプラインであるRV-001にかかる製剤開発、非臨床試験、臨床試験の費用等に充当し、RV-001を用いた国内第1/2相試験を2024年に開始し、RV-001の安全性データを取得するとともに有効性についても一定の確認を行う計画です。これにより、RV-001の国内早期承認を目指すとともに、米国での製剤開発を推進しグローバル開発を加速させてまいります。また、京都大学との共同研究によるセカンドパイプラインの開発も推進していきます。

<本資金調達における投資家一覧(順不同)>

既存投資家:Remiges Ventures、ANRI、リアルテックファンド

新規投資家:DBJキャピタル、QBキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、Spiral Capital、肥銀キャピタル

<本資金調達におけるリード投資家の概要及びコメント>

Remiges Ventures パートナー・桃原隆昭氏、プリンシパル・野々村和彦氏

レミジェス・ベンチャーズは日本生まれの創薬特化型ベンチャーキャピタルです。米国及び日本に拠点を有し、グローバルに活動しています。世界のSeries Aステージのバイオベンチャー企業へリード投資家として出資を行うと共に、日本のアカデミア発のユニークな技術に基づいて世界で活躍する企業を我々自身が設立もしています。

「私達はレストアビジョン社による遺伝子治療薬のさらなる開発を進めるための追加投資を多くの共同投資家の方々とともに出来る事を大変嬉しく思います。今回調達した資金により同社は網膜色素変性症の患者様への初めての投与を計画しております。本資金調達を通じた治療薬の開発が現在有効な予防・治療法が確立されていない難病である網膜色素変性症の患者様にとっての大きな一歩となるとともに同社の価値創造に貢献できることを確信しています。」

<当社代表取締役CEO 堅田侑作のコメント>

「近年、失明疾患に対する遺伝子治療の開発は世界的に注目が集まっており、患者さんからも一日も早い治療薬の開発に期待が高まっております。一方、コロナワクチンの例のように、日本の治療薬開発は眼科分野においても海外に出遅れております。しかしこれを挽回すべく、本年政府も創薬力の強化とスタートアップの支援を明確に打ち出しました。当社もそれに応えるべく、グローバル開発体制を構築するとともに、2024年に日本で開始する臨床試験に向けて準備を進めています。そうしたなかで、今回の資金調達では、創薬特化型グローバルVCのRemiges Venturesをリード投資家としつつ、レストアビジョンの創業以前から経営陣と深いご縁があり且つ当社のサイエンスやビジョンに共感いただける計8社の投資家より出資いただくことができ、大変嬉しく思っています。我が国発の技術で世界中の患者さんへ治療が届けられるよう、初期臨床試験の実施とグローバル開発の加速に尽力していきたいと思います。」

<RV-001について> 

レストアビジョンのリードパイプラインであるRV-001は、AAV (Adeno Associated Virus)ベクターに独自の光センサータンパク質である「キメラロドプシン」を治療遺伝子として搭載した遺伝子治療薬です。ヒトの網膜において光センサーの役割を担う視細胞が消失してしまう網膜疾患を主な対象疾患として、簡便かつ低侵襲な投与方法である硝子体内注射にてRV-001を投与し、残存する介在神経細胞内でキメラロドプシンを発現させることで、視覚再生を実現する治療法となります。

遺伝性網膜疾患のおおくは未だに予防法・治療法ともに確立されておらず、たとえばRV-001の主な対象疾患である網膜色素変性症は、我が国の失明原因第2位を占める指定難病であり、グローバルでは数百万人規模の患者さま/当事者さまが苦しんでいます。かかる状況下、レストアビジョンはRV-001の製剤開発、非臨床試験等を推進し、臨床試験を早期に実施することで、世界初となる視覚再生遺伝子治療の実現を目指しています。

<レストアビジョンについて>

株式会社レストアビジョンは慶應義塾大学医学部と名古屋工業大学の共同研究成果をもとに、オプトジェネティクス技術の臨床応用による、網膜疾患に起因する失明患者の視覚再生の実現を目指して、2016年11月に設立されました。未だ有効な治療法のない失明疾患に対し、いち早く患者の皆さんに治療を提供していくことを第一のミッションに掲げて開発に取り組み、日本発・大学発の遺伝子治療技術の産業化による日本社会および経済への貢献を目指しています。

<会社概要>

社 名:株式会社レストアビジョン (Restore Vision Inc.)

本社所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階

代表者:堅田 侑作

設 立:2016年11月14日

事業内容:再生医療等製品の研究・開発

ウェブサイト:https://restore-vis.com/

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社レストアビジョン 広報担当 宮﨑 輝 E-mail: contact@restore-vis.com

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