このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
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イベント概要
・開催概要:海洋ごみ組成調査を開催
・日程:2023年5月27日(土)10時~16時
・開催場所:福井市西畑町(鷹巣海水浴場北部)
・参加人数:約60名
・協力団体:福井県安全環境部循環社会推進課
浜住町子供会
福井県立大学 海洋生物資源学部 先端増殖学科
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嶺北では2回目!大規模組成調査
福井市の鷹巣海岸で行われた調査には、地元・浜住子供会や福井県立大学先端増養殖科学科、県内留学生の皆さんら約60名が参加。調査は環境省のガイドラインに沿って、50m×50mエリアを、約1時間かけてごみ収集をしました。
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210.1kgのごみを回収・分別
午後からはごみを10種類に分別し、その後さらに細かく分別し、各種類ごとの数・重さ・体積を測りました。この日集まったごみの重量は210.1㎏、昨年同じ場所で実施した際は206.9kg。残念ながらややごみが増えてしまう結果となりました。重さでみるとブイやロープなど、漁具関係が目立ちました。
福井県エネルギー環境部の部長も現場に駆けつけ、留学生と県立大学生に混じって調査に参加しました。この大規模調査は秋にも実施し、季節によって漂着するごみは違いがあるのか、データを収集し、海洋ごみ削減につなげていきたいと思っています。
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参加した留学生からの声
今年度は福井県から留学生を公募し、地域住民や日本人大学生と一緒に海洋ごみ組成調査を実施することにより、海洋ごみ問題の共有や国際交流を図りました。ごみ拾い・分別には地元の浜住子供会の協力もいただき、海洋ごみ問題を若年層にも啓発することができました。
参加した子供たちは、「プラスチックのごみがとても多かった」「自分の住んでいる地域にこんなにごみが多いと感じたことがなかった」となどと話していました。
参加した留学生は「自国に戻ったらこの経験を伝えたい」「別のごみ拾いにも参加しようと思った」などと話し、海のない山の地方で育った留学生は「自分の国でも海洋ごみは大きな問題となっているが、海に行く機会があまりなくいい勉強になった」と話していました。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人福丼県プロジェクト
活動内容 :どんぶりイベント会場全店舗で『土に埋めると3か月で自然分解される100%天然素材【プラ スチック・スマート対応製品】』の器を使用することで「プラスチックフリー」を実践。年間を通して約300店舗の賛丼店と食イベントやテレビ告知を通し多くの方に知っていただき、且つ福丼県のホームページを通して、店舗・店舗来客者・消費者の意識を「ポイ捨てしない」「リサイクルする」・「プラスチックごみを無くしていく」という意識に2022年度以上に「CHANGE」させ「CHANGE FOR THE BLUE」を全国へ拡げていくプロジェクト。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。