【調査概要】
・調査期間
2015年1月から2022年12月
・調査機関(調査主体)
株式会社リンクアンドモチベーション モチベーションエンジニアリング研究所
・調査対象
株式会社リンクアンドモチベーションが提供するメンバーシップサーベイを実施した企業
・有効回答数(サンプル数)
110社13,462名
・調査方法(集計方法、算出方法)
メンバーシップサーベイの回答結果を総合スコアが上位5%、上位5~20%、上位20~50%、下位50%である4群に分類。
各群内のメンバーシップサーベイの40項目の平均値から、全サンプルを母集団として各項目の偏差値を算出。得られた偏差値をランキング化し、上位5項目のみを抽出し考察を実施。
・調査結果
評価される若手中堅層は、自身の強みや意思を踏まえた成果創出だけではなく、組織視点を持ち、より良い協働状態を創る主体者として行動している。
若手中堅層は「社会人としての土台創り」⇒「報連相を通じた協働体制の構築」⇒「意義や基準を理解した個人の成果創出」⇒「組織視点での成果創出」という段階を踏んで成長をしていく。
研究結果の詳細は下記ページよりご確認ください。
▶調査結果はこちら
https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/detail.php?id=34
▶過去のレポート一覧はこちら
https://www.lmi.ne.jp/about/me/finding/
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発行責任者のコメント
今回の調査では、当社が蓄積している若手中堅層向けメンバーシップサーベイのデータから、周囲から評価される若手の特徴について考察しました。
調査結果から、若手中堅層の成長における初期段階では、「社会人としての土台創り」に加えて「報連相を通じた協働体制の構築」が求められることが明らかになりました。ここから、組織の中で協働を行っていくためには、体調管理といった基本とともに、報連相などを通じてまずは組織に馴染むことが重要であるということが示唆されました。また、次の段階として、目的や基準を踏まえた個人成果の創出ができるようになるほか、最も評価される若手中堅層は、組織視点を持ち、個人だけではなく周囲との協働の中で成果が創出できていることが示唆されました。
組織視点を持った若手中堅層が評価されるということは、一見当たり前のように感じます。しかし、個としての活躍・成長を重視するという近年の潮流においても、組織で協働を促進できるビジネスパーソンが求められるということは、人材戦略において重要な視点となるのではないでしょうか。
<プロフィール>
大島 崇(おおしま たかし
株式会社リンクアンドモチベーション モチベーションエンジニアリング研究所 所長
2000年 京都大学大学院エネルギー科学研究科卒業
2005年 住商情報システム株式会社を経て株式会社リンクアンドモチベーションに入社
2010年 モチベーションマネジメントカンパニー 執行役部長に就任
大手企業向けの組織変革や人材開発で多くのクライアントを担当
同時に商品統括ユニット、モチベーションエンジニアリング研究所を兼任し、新商品を開発
2015年 モチベーションエンジニアリング研究所 所長に就任
2022年 当社執行役員(モチベーションエンジニアリング研究所管轄)に就任
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リンクアンドモチベーショングループの概要
・代表取締役会長:小笹 芳央
・資本金:13億8,061万円
・証券コード:2170(東証プライム)
・本社:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー15階
・創業:2000年4月
・事業内容
組織開発Division(コンサル・クラウド事業、IR支援事業)
個人開発Division(キャリアスクール事業、学習塾事業)
マッチングDivision(ALT配置事業、人材紹介事業)
ベンチャー・インキュベーション