来場者1000名!小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」5月28日よりグランドオープン

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ランドリーサービスを通じて新しいライフスタイルを提案する株式会社OKULAB(代表取締役CEO 久保⽥ 淳/東京都渋⾕区、以下「OKULAB」)が公民連携プロジェクトとして、下記の7社と共に参画した小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」が2023年5月28日にグランドオープンしました。

北海道小清水町
NPO 法人グラウンドワークこしみず
株式会社ルネサンス
株式会社OKULAB
株式会社アトリエブンク
株式会社乃村工藝社
株式会社カロリー
株式会社イーベース・ソリューションズ

北海道小清水町に2023年5月28日、  公民連携で進める小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」(https://watashino-koshimizu.jp/)がグランドオープンし施設内がお披露目されました。オープニングイベントではまちのこどもたちが本物 そっくりの「巨大じゃがいも」くす玉開きでオープンをお祝いし、フィットネスジムをはじめとした施 設見学や洗濯講座、カフェの試食など体験がおこなわれました。約1,000名の来場者でにぎわい、施設内 には笑顔がひろがりました。「ワタシノ」は役場の機能を合わせもつ公共施設としては日本初※1となる、フェーズフリー(https://www.town.koshimizu.hokkaido.jp/hotnews/files/00008000/00008056/20201223110505.pdf)※2の考え方を導入。地域にひらかれた場としてコミュニティスペース、カフェ、ランド リー、フィットネスジム&スタジオ、ボルダリングウォールが入った「にぎわいひろば」があります。

まちの魅力を活かし「小清水町だから体験できる」が詰まった「ワタシノ」居場所

北海道でも有数の豊かな自然を育む小清水町。ネイチャー・ツーリズムにも力を入れアウトドア用品ブランド・モンベルのフレンドタウンであることから、モンベル監修ボルダリングウォールや、環境にやさしい非フッ素のモンベル撥水剤を使用した「モンベル撥水コース」を全国ではじめてランドリー(OKULAB監修)に搭載。ルネサンス監修のフィットネスジム&スタジオでは、北海道・道東初VRバイクの臨場感あるトレーニングを導入。ホットスタジオをはじめ誰もが楽しめるプログラムで町全体を健康的に盛り上げていきます。カフェでは、カルビーポテトチップス発祥の地・小清水町の魅力を食から堪能できる、じゃがいもをふんだんに使ったオリジナルメニュー、クラムチャウダーやジェラートを提供します。自然と風土を活かした空間は、建築設計をアトリエブンク、空間・VIデザインを乃村工藝社が担当。誰もが気軽に訪れることができ、町民同士でつながりあいながら、思い思いに居心地よく過ごすことができます。

人口4,500人 小清水町が公民連携で取り組む、活性化と持続可能なまちづくりの挑戦

全国1,718の自治体の内、約半数※3を過疎地域指定が占めると言われます。過疎化・高齢化という社会課題への解決策として、小清水町と民間企業をはじめとするまちづくりパートナーのさらなる連携により、今後は新庁舎をコミュニティ再生・防災拠点とし「このまちに住んで良かった」とひとびとが思えるまちづくりを推進していきます。 

  • オープニングイベントの様子

5月28日に開催された開業式典には小清水町長 久保 弘志、まちづくりパートナー(ルネサンス、 OKULAB、モンベル、フェーズフリー協会)の代表者、にぎわいエリアの運営団体代表・NPO法人グラウンドワーク小清水 理事長 八木 勝正をはじめ、町及び本施設関連の代表者が出席しました。午後のオープニングイベントでは、こどもたち24名による、世界にひとつだけ・本物そっくりの小清水町オリジナル「巨大じゃがいも」くす玉開きがおこなれました。

久保町長や八木理事長らは「気軽に『ワタシノ』を訪れてもらい、人と人のつながりを強め活気を生み出したい。みなさんの声を聞きながらにぎわいのある場になるよう運営していきたい。」と挨拶しました。町民からは「今までは役場は用事がないと行かなかった。これからは、こどもたちの遊び場や保護者の打合せなど、みんなで集まれる場所としても使ってみたい」 「農業が落ち着いたら、ジムもカ フェもランドリーも使いたい」 「スタッフが居てくれて、親近感を感じた」など期待の声が寄せられました。役所の職員も「町民の方々の居場所になれば顔を覚えられるようになる。こどもにも声をかけあって、町全体で未来をになうこどもたちを育てていけるようになりたい。」と意気込みを語りました。

開業PR業務、くす玉デザイン:株式会社乃村工藝社

  • 施設構成

1階中央に町民が自由に通り抜けできる光溢れる開放的な中央動線を設け、北側に庁舎ゾーン、南側ににぎわいエリアで構成されています。

1. 小清水町役場

小清水町の畑の起伏をイメージしてデザインされたカウンターが象徴的な役場エリア。下部には土壁を用いたデザインを施しており、小清水町らしい雄大で穏やかな雰囲気が町民の皆さまをお迎えします。

営業時間:08:45-17:30
定休日:土日祝・年末年始(12/30-1/4)
お問合せ:0152-62-2311

2. にぎわいエリア

日頃から町民同士が関係性を築き、災害時にも支えあうためのコミュニティ醸成の空間。町民同士の多世代交流や、役場職員とも顔の見える交流が可能。交流のきっかけづくりとして、イベントや道外に向けた情報発信など活性化事業も展開し、町内・町外の人々とも関係人口※4としてつながりを拡げていきます。(コミュニティスペース、カフェ、ランドリー、フィットネスジム&スタジオ、ボルダリングウォールで構成)

にぎわいエリア運営管理:NPO法人グラウンドワークこしみず
にぎわいエリア企画監修:株式会社ルネサンス
にぎわいエリア企画:株式会社乃村工藝社

3. じゃがいもストリート

建物の中央に位置し役場とにぎわいエリアをつなぐ「じゃがいもストリート」。まちにも通り抜けができ、まちとつながる新しい動線にもなります。カルビーポテトチップス発祥の地らしく、頭上にはユニークな照明を設置しました。

  • 「にぎわいエリア」の紹介

コミュニティスペース「にぎわいひろば」

飲食はもちろん、仕事や勉強、イベントのスペースとしても活用でき、誰もが自由に過ごすことのできるひろば。

いつでもこの場所での時間を楽しめるよう、冷蔵自販機ではスナックや飲み物を販売。冷凍自販機ではカフェ「もいもい」のオリジナル冷凍食品やアイスクリームも販売しています。

カフェ「もいもい」

小清水町産のじゃがいもで作ったフライドポテト、コロッケ、クラムチャウダー、アイスクリームを販売。美味しくふんだんに小清水町を味わえるメニューをご用意しています。このカフェが小清水町のおいしさを全国へ伝える場所になることを目指していきます。

営業時間:9:00-18:00
定休日:なし
お問合せ:0152-67-6270

カフェ企画:株式会社OKULAB
カフェ監修:株式会社カロリー

ランドリー「Baluko Laundry Place」

使いやすさと洗濯の質にこだわった、新しいスタイルのランドリー。大型の洗濯乾燥機には、全国で初めて搭載された「モンベル撥水コース」のほか、羽毛ふとんコースや敷ふとんコースも搭載。日常の洗濯にも、布団やアウターのメンテナンスにもご利用いただけます。アウトドアや農作業の機会が多い小清水町に合わせて「泥汚れ用洗濯機」もご用意しています。

営業時間:年中無休
定休日:なし
お問合せ:0152-67-6270

ランドリー監修:株式会社OKULAB

フィットネスジム& スタジオ( H O T U S )

ルネサンスが監修する、HOTな運動とホッとする居心地が魅力のフィットネスジム&スタジオ。様々なマシンやプログラムで健康づくりや身体づくりをお手伝いし、健康イベントなども実施します。
サイクリングでは、北海道・道東初VRバイクのトレーニングを導入。バーチャル上のコースの勾配に応じて負荷も変わるため臨場感を味わえます。ホットスタジオをはじめ、多彩なプログラムで町全体を健康的に盛り上げていきます。

営業時間:平日9:00-21:00 / 土9:00-20:00 / 日・祝9:00-18:00
定休日:木曜日
お問合せ:0152-67-6270

※将来的には専用アプリからもプログラムの予約が可能

フィットネスジム&スタジオ監修:株式会社ルネサンス

ボルダリングウォール

自然豊かな小清水町の風景が描かれているボルダリングウォール。
小清水町のまちづくりパートナーであるモンベルが監修。大人も子どもも、みんなが楽しく身体を動かせる場所として活用します。

ボルダリングウォール監修:株式会社モンベル

  • 施設コンセプト、名称、ロゴマーク

施設コンセプト
みんなが集まるワタシノ居場所
カフェ、 フィットネス、ランドリーや、にぎわいひろば。訪れた人々でにぎわい、世代を超えて関わり合う。
普段の日も、もしもの災害の日も、ここは、いつものワタシノ居場所。

施設名称
ワタシノは漢字で書くと「私の」です。私の場所のように自由に楽しんで使ってもらいたい。私の場所と思われるくらい愛着を育んでもらいたい。そして、私の小清水町を育てる場所になってほしい。そのような願いをこめて「ワタシノ」が生まれました。

ロゴマーク
有機的な色や形は、自然豊かな小清水の魅力から着想を得ており、色については「生活」を連想できるキーワードにも紐づいています。

また、シンボルを構成する様々な色・長さの矢印は、この町で多様に生活する一人一人の“ワタシ”を表しており、新庁舎が様々な暮らしの形に寄り添うことを意味しています。その矢印達が集まり一つの方向を指すと、“Koshimizu”の“K”の形に。ワタシノへ人が集まり、ひとつになり、町全体がにぎわう。そのような明るい未来へ導く拠点になってほしいという想いを形にしました。

VIデザイン:株式会社乃村工藝社  IVD

  • 施設の基本要件、空間デザイン、アート

施設の基本要件

1.防災拠点の形成 :災害対策本部と行政機能の確保、避難所としての空間整備、ライフラインの確保など

2.コミュニティの再生 :中央公民館、保健センター、地域交通対策を含めた賑わいの創出空間の整備など

3.親しみを持って気軽に訪れる空間:ワンストップサービスの提供、利用しやすい窓口と動線、待合スペースの確保など

4.一体整備による建設コストの削減 :共用部分の面積縮減による建設費の抑制、温泉熱を活用した省エネ設備導入によるランニングコストとCO2 排出量の低減など

5.中心拠点施設としての再生

空間デザイン 、アート

建物はまちの骨格軸である国道に面して配置し、四方に向かって開かれた構成です。災害時にも安心して立ち寄れるよう、外部には複数の広場を設けています。将来的には、オホーツクの植生を踏まえたグリーンインフラによって豊かな緑に囲われた庁舎になります。

内装は、小清水町の豊かな大地から着想した土色の階段「ワタシノ丘」を中心に北海道産の木材※5を多用し、土・木・緑・空と小清水町の風景を取り込んでいます。パーソナルな場所から皆が集える場所にもなる可変性のある空間の中には、それぞれが豊かに過ごせたり、お気に入りの場所が見つかるはずです。

また町在住のアーティストをはじめクリエイターとコラボレーションし、小清水町の自然環境や生物多様性を表現する作品を展示しています。どこに隠れているか、館内を巡りながら探すのも「ワタシノ」の楽しみのひとつです。

建築設計:株式会社アトリエブンク
空間・VIデザイン:株式会社乃村工藝社
版画:冨田 美穂
ファブリック:Studio Akane Moriyama    森山茜
鳥オブジェデザイン:株式会社乃村工藝社 IVD

  • フェーズフリーの考え方

役場併設の公共施設としては日本初、町の今と未来をつなぐフェーズフリー施設

フェーズフリーとは、身のまわりにあるモノやサービスを、日常時はもちろん非常時にも役立てることができる考え方。新庁舎は、非常時に一時的避難場所として開放します。フィットネスジム& スタジオでは避難者を受け入れ、コミュニティスペースやカフェは炊き出しに、ランドリーの非常用水や非常電源は衣類洗濯などの衛生保持に活用。また、温泉熱を利用した床暖房で万が一停電になっても暖かく過ごせます。いつもの居場所が皆さんの安心安全を守ります。

防災監修    :  一般社団法人フェーズフリー協会

  • デジタル化に向けた考え方

小清水町では住みやすいまちづくりに向けて、利便性の高い行政サービスを提供するためデジタル化に取り組んでいます。2023年度から連携企業より地域活性化企業人2名が派遣され、にぎわいエリアを利用した地域住民へのスマホ教室や、Z世代向けのワークショップなど、国のデジタル化に伴うさまざまなITサポートに対応。新庁舎オープンを機に、さらなる行政DXを推進していきます。

・にぎわいエリアの会員向けアプリ「ワタシノ」の導入
・庁舎窓口における支払いを、現金のみの対応からPOSレジ導入によるキャッシュレス化
・国が推進する施策にあわせ、町独自で全ての税・料金の支払いに対応可能なオンライン納付システム

https://ops.town.koshimizu.hokkaido.jp/
・各種行政サービスの手続きやイベント申請が、24時間受付可能なオンライン申請システム

KOSHiMO
北海道小清水町の公式ホームページ。まちの話題や役場からのお知らせなどの他、観光やイベント、原生花園についての情報など。

DX監修:株式会社イーベース・ソリューションズ

  • 施設概要、連携企業と役割、問合せ先一覧

施設概要

町民が日常を快適に過ごせる交流・健康拠点と、庁舎を一体化させた小清水町 防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」。役場の機能を合わせもつ公共施設としては日本初となる、フェーズフリーの考え方を導入。災害時の防災拠点としても機能。いつもの、にぎわいのある憩いの場所が、災害時には町民の安心・安全を提供できる場所へと変化します。

施設名称

小清水町防災拠点型複合庁舎(通称「ワタシノ」)

所在地

北海道斜里郡小清水町元町2丁目1番1号

事業者・
建築主

北海道小清水町

建物延床面積

3942.95㎡(内にぎわいエリア 1346.52㎡)

施設構成

役場庁舎、商工会、コミュニティスペース、カフェ、ランドリー、フィットネスジム&スタジオ、ボルダリングウォール

営業開始日

グランドオープン : 5月28日(日)
役場 : 5月8日(月) 8時45分~
商工会 : 5月23日(火) 8時45分~
コミュニティスペース: 5月28日(日) 13時~
カフェ、ランドリー: 5月29日(月) 9時~
フィットネスジム&スタジオ: 5月28日(日) 15時~

連携企業と役割

事業者

北海道小清水町

にぎわいエリア運営管理

NPO法人グラウンドワークこしみず

にぎわいエリア運営サポート

小清水町商工会

にぎわいエリア企画監修、フィットネスジム&スタジオ監修

株式会社ルネサンス

カフェ企画、ランドリー監修

株式会社OKULAB

建築設計

株式会社アトリエブンク

にぎわいエリア企画、空間/VIデザイン、開業PR

株式会社乃村工藝社

カフェ監修

株式会社カロリー

ボルダリングウォール監修

株式会社モンベル

DX監修

株式会社イーベース・ソリューションズ

防災監修

一般社団法人フェーズフリー協会

※1  小清水町調べ
※2 フェーズフリー:日常時と非常時という2つのフェーズをフリーにする。身のまわりにあるモノやサービスを、日常時はもちろん、非常時にも役立てることができるという考え方 出典:フェーズフリー協会 https://phasefree.or.jp/phasefree.html
※3 出典: 一般社団法人全国過疎地域連盟「過疎市町村の数、人口・面積 (令和4年4月1日現在)https://tinyurl.com/2lx3ym8f

※4 関係人口:移住した『定住人口』でもなく、観光に来た『交流人口』でもない、地域と多様に関わる人々(出典:総務省 関係人口ポータルサイト、道内版関係人口創出・拡大事業サイト https://note.com/doors_hokkaido/n/n3c1bea1d396d
※5 町産のカラマツを使った木ルーバー、町木のナラにちなんだオーク材フローリングなど

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