約1300年前から続く伝統技術「土壁塗り」を体験 プロの左官職人から土壁塗りの極意を学ぶ!「伝統技術ワークショップー土壁塗り体験」開催

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「I’Museum Center(市原歴史博物館)」は、2023年5月27日(土)に午前・午後の2回で、伝統技術「土壁塗り」が体験できる「伝統技術ワークショップー土壁塗り体験」を開催します。

昨年度、全国の重要文化財の建造物修理を手掛ける「あじま左官工芸」の左官職人の皆様にご協力いただき、「土壁塗り」のワークショップを開催し、非常に好評だったことを受け、この度第2回目のワークショップを開催します。今回も「あじま左官工芸」の皆様にご協力いただき、プロの左官職人の方による、左官道具の説明や土壁塗りの実演を交えながら、土壁塗りを体験いただきます。

今回の体験を通し、普段体験できない伝統技術を身近に感じ、「土壁」の魅力に触れていただくとともに、この伝統を後世に繋ぐ一つのきっかけとなることを目指しています。

  • 約1300年前から続く伝統技術「土壁塗り」

本格的な「土壁」の起源は飛鳥時代まで遡り、現存する建物では法隆寺金堂などの例があります。「土壁」は、現在の接着剤を使った壁紙とは違い、耐火性に優れ、断熱効果や、室内の調湿効果もあります。またシックハウス症候群等の心配もありません。

昭和30年代頃までは一般的な技法で、今でも農村部の納屋や土蔵には土壁が残されていますが、施行に時間がかかることや費用面、技術者不足などがあり、徐々に衰退していき、都市部ではほとんど見かけなくなってきています。

こうした流れから、「土壁塗り」を後世に残そうという動きも始まっています。

  • 「伝統技術ワークショップー土壁塗り体験」概要

開催日 :2023年5月27日(土)

時間  :9:30~11:30(9:00より受付開始)

     13:30~15:30(12:00より受付開始)

場所  :I’Museum Center(市原歴史博物館) 歴史体験館 納屋風建物前

参加費 :無料 ※高校生以上は展示観覧料が別途必要です

定員  :各回10組30名(先着順)

申込場所: I’Museum Center 受付

内容  :●納屋風建物の解説

     ●職人さんによる左官道具の説明

     ●職人さんによる土壁塗りの実演

     ●土壁塗りの体験

※昨年のワークショップの様子はYouTubeでもご視聴いただけます。

【開館前の貴重な体験】歴史体験館 伝統技術ワークショップ①「土壁塗り」完全版#市原市 #市原歴史博物館 #歴史体験
令和4年11月に開館する市原歴史博物館。その隣には「歴史体験館」が同時オープンします。様々な体験ができる歴史体験館で、開館プレイベントとして、納屋風建物で用いられる左官の技術を生かした土壁塗りのワークショップを行いました。

【参加者数100名突破!歴史クイズ「いちはらミッションラリー」常時開催中】

博物館では 、”より楽しく、分かりやすく”歴史を伝えるべく、館内を巡り市原市の歴史に関するミッション(クイズ)に挑戦する「いちはら歴史ミッションラリー」を4月29日(土)より常時開催しています。開始から好評いただき、5月17日時点で約120名の方に参加いただきました。

ミッションは上級編と初級編の2種類を用意しており、上級編に関しては大人の方でも全問クリアに平均30分以上かかるほどのハイレベルな問題を用意しており、現在約80%の方がミッションクリアに成功しています。

大人から子どもまでゲーム感覚で楽しく歴史を学ぶことができます。皆様も是非、ご参加ください。

【3万5千年に及ぶ市原市の歴史を網羅した「市原歴史博物館常設展示図録」発売決定!】

名称 :「市原歴史博物館常設展示図録」

発売日:2023年5月26日(金)

形態 :B5版変形 全128ページ フルカラー

価格 :930円(税込み)

「いちはら」の地が人びとの生活の舞台となってから約3万5千年。旧石器時代から近現代に至るまで、房総の拠点として栄えてきた歴史を、幅広いテーマで紹介する常設展示の内容が凝縮されています。当博物館の目玉である、国産最古の有銘鉄剣として知られる「王賜」銘鉄剣をはじめとする貴重な展示資料の写真やイラストを豊富に掲載し、ビジュアルブックとしても楽しめる内容となっています。

  • 開館概要

開館時間:9:00~17:00

休館日:月曜日(ただし祝日の場合、翌平日)年末年始

場所:千葉県市原市能満1489

観覧料:一般300円 高校生200円 中学生以下無料

    団体(20人以上)は各100円引き

問い合わせ先:0436-41-9344

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