1970年に就航し50有余年運航を続けている新日本海フェリーは、北海道と関西圏や関東圏の物流を支えるべく4航路8隻のフェリーで運航しています。過去5年間(2018年度~2022年度)の就航率は96.5%と、止めない物流に貢献しています。
この度、貨物ホームページ全面リニューアルに伴い、北海道と日本全国を結ぶ物流ネットワークと位置付けて「フェリー輸送のメリット」「航路・船内設備の紹介」「貨物運送の依頼について」の3つのカテゴリーに分けて紹介しています。また、お問い合わせフォームを新設して、貨物車乗船や一貫輸送依頼について、ホームページ上から対応できるようにしました。
○ホームページアドレス
https://www.snf.jp/distribution
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フェリー輸送のメリット
フェリー輸送=サステナブルな輸送モードと捉え、4つのメリットを紹介しています。
1.大容量のスピード輸送
就航船舶の車両積載台数は、1隻当たり貨物車約150台あります。また、舞鶴-小樽、敦賀-苫小牧、新潟-小樽間は高速フェリーが就航しています。
2.安全・安定の輸送品質
海上輸送時の温度・湿度・振動は、陸上輸送と比較して安定しており、また、渋滞や事故のリスクを回避することができることから、安全性とリードタイムの安定性に優れた輸送手段と言えます。また、冷凍車電力供給設備があり、冷凍車の輸送も可能です。
3.労働力の省力化
フェリー輸送を利用することで、有人トラックのドライバーの休息時間が確保できます。更にトレーラ輸送による無人車航送を活用することにより、労働力の省力化と無人化が可能です。これは、働き方改革関連法が自動車運転業務へ適用されることで発生が危惧されるトラックドライバー不足や輸送停滞問題などを指す「物流業界の2024年問題」を解決する手段として、フェリー輸送が有効であることを示しています。
4.環境にやさしい輸送
海上輸送は、二酸化炭素(Co2)の排出量の少ない環境にやさしい輸送手段のひとつです。「モーダルシフト」とは、トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換することをいいますが、大阪-札幌間を10トン車トラックで輸送する場合、新日本海フェリーを利用して輸送すると、陸上輸送と比較して、Co2排出量を約70%削減することができます。
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航路・船舶設備の紹介
航路や車両甲板、ドライバールーム・専用レストラン・専用浴室等のトラックドライバー専用施設、電力供給設備の詳細について、紹介しています。
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貨物運送の依頼について
新日本海フェリーのグループ会社であるマリネックス株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:能戸 昇志)の各種トレーラを利用することにより、海陸一貫輸送をサポートできることを紹介しています。
【 SHKライングループ 】
SHKライングループは、 中核をなす関光汽船、 新日本海フェリー(S)、 阪九フェリー(H)、 関釜フェリー(K)、東京九州フェリー、蘇州下関フェリー等で構成され、 海運・ホテル・観光業や陸運・自動車整備業等を展開しています。トータルな付加価値の創出を目指しており、 クルージングリゾートから総合物流まで、 多様なニーズに応える「シーラインネットワーク」を形成しています。