■イベント詳細はこちらから:https://share.or.jp/share/join/timoreste_co_ngo.html
独立から21年を迎えたアジアの国東ティモール。この海に囲まれた島国では山間部や離島などの僻地で、基礎的な保健サービスを受けることが困難な住民が多く暮らしています。
シェア=国際保健協力市民の会は、国際保健のNGOとして、住民に最も近いレベルで住民が自ら参加して保健問題に取り組むことができる支援を大切にしています。そして、住民リーダーや保健ボランティア、医療従事者などの地域の人材育成を通して住民の課題解決に取り組むことを得意としてきました。
しかし、物理的なアクセスが困難な地域では、人材育成などソフト面の支援だけでは十分な問題解決には結びつかないことがあります。
そこで計画されたのが、離島アタウロに「保健の船」を贈ることでした。シェアとしては初めての経験です。2018年に始まったこの計画を成功させるために、輸送用機器のプロであるヤマハ発動機(株)と船舶の調達を連携して行うことで、保健の問題改善にむけた更なる一歩を踏み出しました。現在では現地保健行政が船の運営を行うまでに至っています。
今回のイベントでは、船を使った保健活動のご紹介や、企業とNGOの事業連携の具体的な取り組み、国際協力におけるハード面での支援をどのように持続可能なものにしていくかなど、住民のいのちを支える「保健の船」の5年間の軌跡を企業とNGOのそれぞれの視点からお話しします。
国際保健・国際協力に関心のある方、企業の社会貢献に関心のある方など、どなたでもご参加いただけます。
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■概要
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【日時】2023年5月31日(水)19:00-20:30(18:50よりZoom入室可)
【場所】オンライン Zoomを使用
【定員】50名 (先着順)
【申込】https://share.or.jp/share/join/timoreste_co_ngo.html
【参加費】無料
※募金や東ティモールコーヒーのご購入を通して、シェア東ティモールへのご支援をお願いします。
【スピーカー】
渡邊 基記 氏:ヤマハ発動機株式会社 海外市場開拓事業部 企画推進部 国際協力グループ 開発協力担当主査
関西大学卒業後、ヤマハ発動機に入社、国内マリン営業、舟艇の企画業務に従事の後、1998年より現海外市場開拓事業部に所属。モスクワ駐在、中米、南太平洋島嶼国、アフリカなどの開発途上国の営業担当を経て、2014年から国際協力グループで開発協力業務に従事。
巣内 秀太郎:特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会 東ティモール事務所代表
開発学大学院を卒業後、保健医療系の開発コンサルタントで勤務、病院改修事業でヨルダンに駐在。ケニアで青年海外協力隊に参加後、HIV陽性者支援に取り組む国際協力NGOで勤務。
シェアでは2019年から海外事業担当、2021年1月より東ティモール事務所代表として駐在。国際開発学修士、公衆衛生学修士、日本評価学会認定評価士。
【モデレーター】
西山 美希:特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会 東京事務局次長
◆ 主催:特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会
協力:ヤマハ発動機株式会社
◆ お問い合わせ先:シェア事務局へ info@share.or.jp (メールにてお問合せください)
【シェア=国際保健協力市民の会について】
シェアは、健康で平和な世界を全ての人とわかちあう(シェア)ために、草の根の立場から行動を起こした医師・看護師・学生等が中心になり、1983年に結成された国際保健NGOです。私たちはすべての人が心身ともに健康に暮らせる社会を目指し、“いのちを守る人を育てる”保健医療支援活動を、カンボジア、東ティモール、日本で進めています。