スタートアップ支援のシクミヤ、資本政策のデータベースサービス「shihon」の有償クローズドβ版の招待エントリーを開始

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株式会社シクミヤ(本社:東京都渋谷区 代表取締役 山岡佑)は、スタートアップ企業の資本政策データベース「shihon(https://www.shihon.com/)」の招待制有償β版の招待エントリーを開始いたしました。「shihon」は、実際にIPOをした企業が設立から上場するまでの間に行った資本政策を個別具体的に収録した今までにないデータベースサービスです。

  • 資本政策データベースサービス「shihon」のβ版の提供について

株式会社シクミヤは、スタートアップ企業の資本政策データベース「shihon(https://www.shihon.com/)」のβ版を2023年5月12日(金)より提供を開始いたします。提供開始に先立ちご招待をご希望の方に対して本日5月1日(月)から、招待エントリーを開始いたします。

株式やストックオプションなどのエクイティを用いて資金調達やインセンティブの設計を行うスタートアップにとって、そのエクイティをどのように活用するかを定める「資本政策」を適切に検討することは重要です。しかしながら、起業家や起業家を支援する士業・投資家にとって、資本政策を検討するための他社事例を集めることはとても困難でした。具体的な事例を調べるためには、有価証券報告書のような会社等が開示・提供している情報を元に1社ずつ分析を行う必要がありました。

shihonは、スタートアップの経営支援を行う公認会計士を中心としたデータ分析チームによって有価証券報告書・登記簿謄本などの公開情報から抽出された企業データ・資本取引データを収録しています。起業家や士業・投資家の方々が実際に資本政策を検討するに際して、株主や株式数・優先株式や新株予約権の設計に関する個別具体的なデータを自由に参照することができます。

shihonに格納された資本政策のデータについて幅広い層の方々に対して届くように、収録されている資本取引1本1本ごとに解説を行う「公式コメント」や、掲載された資本取引や公式コメントに対してユーザー同士で質問や感想を共有する「コメント機能」を介して、資本政策についての理解を深める場を提供しております。

  •  「shihon」の特徴

1)資本取引に関する個別具体的な情報を掲載

shihonは、スタートアップ企業が設立された時からIPOをするまでの期間に行った資本取引をすべて個別具体的に収録しているデータベースです。データベースに収録されている情報は資本取引に関する情報のほか、出資を行った法人株主・VCやスタートアップ企業の情報を掲載した企業情報や、出資したエンジェル投資家や役員等の個人に関する情報を掲載しております。

関連する各情報を順次閲覧することで、取引に関連する状況を確認できるデータベースとなっております。

2)資本取引に関して解説を掲載

これから資本政策を学習する方や、初めて資本政策を検討したい起業家の方に向けて、shihonに掲載している資本取引の1つ1つに解説コメントを付しております。

shihonに掲載されている解説コメントは、株式会社シクミヤに所属するスタートアップの経営支援を行ってきた経営コンサルタントによって付されております。

3)公認会計士を中心としたデータ入力チームによる専門的な情報の掲載

shihonに掲載されている情報は、種類株式や新株予約権の設計内容など会社法に深く関係する専門的な情報や、資本取引で使われた手法に基づく計数などデータ化に伴いベンチャー・ファイナンスの知識を要する情報となります。shihonは、スタートアップの経営支援を行う公認会計士を中心としたデータ分析チームによりデータ入力を行っており、専門的な情報が実務上での利用方法に沿う形で入力されています。

  •  β版の概要と今後の展望について

今回提供するshihonのβ版には、実際にIPOをした企業10社251資本取引のデータを収録しております。β版は、ランディングページ(LP)上から招待エントリーいただいた方から順次ご案内をする招待制としております。エントリー頂いた方に対して、有料(月額3000円)で提供いたします。招待エントリーは本日5月1日(月)から5月12日(金)までの2週間を予定しております。また、β版の提供期間は2023年5月12日(金)から正式版提供(2023年冬予定)までの間を予定しております。

今後の展開として、収録企業数の拡大を図ります。β版を提供する期間内に毎月2企業を目安として収録企業数を追加することを目指しており、shihonをご利用いただく方々にとってより多くの情報が届く環境を提供できるように努めてまいります。

ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、サービスの改善や新機能の開発に取り組んでいく予定です。長期的には、スタートアップ企業の資本政策だけでなく、さまざまな業界や企業の資本政策に関する情報も提供できるようになり、多くの企業や専門家に利用されるプラットフォームを目指しています。

shihonの提供開始に伴い、今後は定期的に情報提供イベントやセミナーを開催し、資本政策や資金調達に関する知識の普及とユーザー同士のネットワーキングの機会を提供していく予定です。これにより、shihonが資本政策の検討を支援するだけでなく、スタートアップや投資家、専門家のコミュニティを形成し、情報交換やビジネスチャンスの創出にも貢献できることを目指しています。

■ 資本政策データベース「shihon」

  招待エントリーやサービス概要についてリンク先をご参照ください

  https://www.shihon.com/

  • 株式会社シクミヤ 代表取締役山岡佑のコメント

shihonを開発しているシクミヤはスタートアップの経営支援を行う会社です。

スタートアップの支援を行う中で、起業家と一緒に資本政策を検討する際に、具体的な取引事例や種類株式の設計に関する他社事例を用いたところ、起業家が納得のいく意思決定をしていただいた経験を重ねたことをきっかけにこのサービスを開発することを決めました。

2019年1月の創業時から資本政策に関する情報提供内容として何が最適かを模索する過程で、メディアプラットフォーム「note」上での資本政策に関する配信や、その配信内容に基づいて「実践スタートアップ・ファイナンス 資本政策の感想戦(2021 日経BP)」の出版を行いました。発信に対する購読者からのフィードバックを元に、shihonに収録されたコンテンツの方向性や質が向上したことで、より高い価値をユーザーの皆様にお届けできることを信じられるようになりました。

シクミヤは今後も起業環境の良化に寄与するために支援・プロダクト開発を推進してまいります。

  • お問い合わせ・会社紹介

▼ shihonに関するお問い合わせはこちら

資本政策データベースサービス「shihon」広報・事業企画担当

shihon_info@shikumiya.co.jp

■ 株式会社シクミヤについて(URL: https://shikumiya.co.jp/

株式会社シクミヤは、2019年に設立された、スタートアップ企業の経営支援を行う会社です。

コンサルティング事業では、設立からIPO後まで各フェーズの企業を対象として、主に経営管理・経営企画の領域に関する体制構築・業務設計・運用支援並びに上場準備支援を伴走型で提供しています。

業務最適化事業では、SaaSやデータベースサービスを用いて、バックオフィス体制の最適化・省力化支援や、業務オペレーションに関するDX(デジタル・トランスフォーメーション)の支援を行っております。

データベースサービス事業では、IRの比較サービス「CollectIR(https://shikumiya.notion.site/CollectIR-IR-b2a64f6d4368493881748b4931ff779c)」、資本政策データベースサービス「shihon(https://www.shihon.com/)」の開発・運営を行っております。

会社名 株式会社シクミヤ

所在地 150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-12-19

代表者 代表取締役 山岡佑

事業内容 スタートアップ起業の経営支援・DXを中心とした業務最適化・データベースサービス事業

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