<ヌルサバイ(Nur & Isabai)>
キルギス人歌手Nur(ヌル:本名ヌルチョルポン)と、Nurが日本で見つけたキルギス人バス歌手、イサバイとのユニットです。
<Nur(ヌル)>
キルギス国立音楽高等専門学校(短期大学)を経てキルギス国立音楽院(大学)専攻科首席卒業。卒業制作としてオペラを書き、それはキルギスの女性作曲家としては初となった。
学業の傍ら15歳で歌手デビュー。国際音楽大会であるユースビジョン(欧州・アジアエリアの国際大会)にて総合2位、アジア1位受賞。
東洋音楽研究を自らのライフワークと定めたことから来日。芸能活動拠点も日本に移した。
現在、日本の中でも、彼女の研究に最も適している広島をベースに活動中。
Nur Japanオフィシャルファンクラブ
Youtube
Tunecore
<Isabai(イサバイ)>
エンジニアにしてコムズ奏者、かつ、超低音歌手。
キルギス国営放送コンテスト受賞、国際オンラインフェスティバル「Student Spring 2021」にて2位。
2023年、広島で音楽活動を開始。
8月26日(土)または 27日(日)に行われる、令和5年度 ひろしまオペラルネッサンス公演、W.A.モーツァルト作曲『フィガロの結婚』〔全4幕、イタリア語上演、字幕付〕に出演決定。
<今後の活動予定とスポンサー募集について>
今後は、ヌル・イサバイそれぞれの活動と並行してユニットとしての楽曲製作を行い、2023年中に「ヌルサバイ」のコンサートを企画中です。
なお、音技工房では、この2名を支えるスポンサーを募集中です。
詳しくはお問い合わせください。
<ロシア戦勝記念日とは>
ソ連の対ナチス・ドイツ戦勝利の日を祝う毎年のロシアや旧ソ連諸国の戦勝記念日は、戦没者追悼の日としても位置付けられています。
当時の大日本帝国はナチス・ドイツと軍事同盟を締結していましたが、ソ連とは中立条約を締結、ユダヤ人迫害を伴うドイツ帝国主義を嫌い、ユダヤ人の国外亡命を秘密裏に助けてもいました。しかし最終的に原子爆弾とソ連参戦が主因となって敗戦、占領軍の命令もありはしましたが、多数の日本の庶民は本音「戦争はもうこりごり」で、戦争放棄の新しい日本国を迎えました。
全ての戦争は、「誰が悪い」ではなく「何が悪い」で起こります。
世界の恒久平和実現のためには、世界の人々が常に「何が悪い」を考え、絶え間なくそれを「取り返しがつかなくなる前に」解決していかなければなりません。すなわち人々の知恵の集約、「理解と調和」が全てです。それは日常の家族内の問題から国家間の問題まで同じです。広島平和記念公園では勝者も敗者もありません。世界の恒久平和実現のその日まで、世界の全ての戦没者を追悼し、平和の火を絶やすことはありません。
<「前戦運転士の唄」について>
公表開始:1947年
Песенка фронтового шофера
作詞:Наум Лабковский / Борис Ласкин
作曲:Борис Мокроусов
日本語訳詞:平川義宏
当時、ソ連でも自動車の運転は、まだ特殊技能のひとつであったため、それのできる数少ない人たち(自動車は飛行機と同レベルの難しい機械であり、当時は故障だらけ。運転士には当たり前に高度な自動車修理の技術が求められていたためです。)が動員されて物資輸送に携わり、激戦の前線(フランタバーヤ)で数多く地雷と空襲の犠牲になりました。
戦勝記念日恒例の歌ですが、実は第二次世界大戦後につくられている歌であり、厳密には戦時歌謡曲ではありません。庶民の戦争の傷はまだ癒えてはおらず、一方で米ソ冷戦が本格的となった当時、戦争はもうこりごりとソ連の庶民の多くも心から思っていた頃の歌であるためか、原歌詞にも「勝利」の言葉はありません。
日本の庶民にもロシアの庶民にも、事実として自分自身の努力ではどうしようもなく、結果として酷い目に遭ったことは、最終的に自分自身の中で、明るく笑って吹き飛ばしたいとの想いがありますから、日本のこの時期、すなわち日本のヒットした戦後歌謡曲ともよく共通しています。
日本語でのこの歌は初公開になるでしょう。原歌詞はロシアの詩人、ラプコフスキーとラスキンの作、奥深いロシア語であるのが特長です。そこで日本語の歌詞は原歌詞を単純に翻訳するのみならず、原詩に隠されている想いも翻訳して重ねた二言語の競演としてあります。よって在日キルギス人歌手の2人は、単に歌っているのではなく、ロシア語と日本語の歌詞の両方の意味をよく考えて表現しています。
<お問い合わせ>
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