カリキュラムスタートのきっかけとなったのは2012年に開催された、花巻東硬式野球部向けのチームビルディング研修。
菊池雄星選手・大谷翔平選手が在籍されていた当初、「野球部をもっと強いチームにしていきたい」という佐々木洋監督の思いからスタートをしました。
WBC2023にて優勝した侍ジャパン大谷翔平選手が学生時代にWBCでMVPをとることを目標設定されていたことはニュースで話題になりましたが、目標達成の原動力となるものは、自身のビジョンや理想、そして「なんのために達成するのか?」という問いに対する答えを持つことが重要であるとし、硬式野球部では研修などをはじめとした様々な取り組みを行っていました。
そして、その取り組みを花巻東高等学校のオリジナルカリキュラムとして、全校生徒で取り組み始めたのが2019年でした。
■昨年新入生65.8%の入学動機となった『立志夢実現特別カリキュラム』特別授業
大谷翔平選手を世界のトッププレーヤーへと成長させたメソッドが花巻東高校にはありました。
そのメソッドを、社会人教育で30年以上の経験をもつアチーブメントが提供する「目標達成の技術」とかけ合わせて作り出されたのが、花巻東高等学校オリジナルの『立志 夢実現特別カリキュラム』でした。
2019年から全校生徒で取り組みを開始し、今年で5年目となります。
昨年4月に入学をした新入生にアンケートを実施したところ、65.8%は「このカリキュラムがあったから花巻東高校を選んだ」とお答えいただいている同校を代表するカリキュラムにまで成長をしてきました。
「高校に入るまで手帳を使ったことがなかったので、
最初は抵抗感がありました。
でも2年続けるなかで、手帳を使い切ったからこそ
部活でも勉強でも目標を達成することができました。
夢を持ってチャレンジすることは楽しいと、
今では心から感じています。」
新3年生がこのような感想をくださいました。
花巻東高校の部活動では男子野球部が有名ですが、近年様々な部活動が成果をあげており、中でも女子硬式野球は、先月行われた全国高校選抜大会で準優勝という結果を残しています。
さらに世界の舞台で活躍する人材の育成、そして生徒一人ひとりが自分の夢を実現できるよう支援をするため、これからも先生方とさらなる連携の強化に取り組んでまいります。
次回は、6月23日(金)に全校生徒向けの2回目の授業を行います。
<立志夢実現特別カリキュラムの取り組み>
- オリジナル「立志夢実現プランナー」の共同開発
- オリジナル「立志夢実現プランナー」の運用(毎日のホームルームで10分、部活や学業などでも活用)
- 年2回:教員向け研修の開催(生徒指導力を高めるコンテンツ)
- 年4回:全校生徒向け特別授業の開催(学年や時期に合わせたコンテンツ)