2022年に政府の「骨太の方針」より発表された「国民皆歯科健診」によって、オーラルケアに関する意識は高まっています。モリタでは、歯科医療に携わる企業として従業員の「歯科健診受診率100%」を掲げ、9年連続で達成しています。またサステナビリティ活動のひとつとして、協力会社や歯科関連団体へ歯科健診受診の推進活動も行っております。そのような中で、今回は歯科医院へ行くのが楽しみになるような人が増えることを目的にバンダイとカプセルトイの共同開発をしました。これからもより良い歯科診療環境の構築を行うとともに、歯科健診受診の推進などの啓発活動を通して社会貢献を果たせるよう努めてまいります。
商品について
1/12のサイズで再現したリアルフィギュアで、歯科チェア、歯科衛生士パート、歯科医パートの3つを集めると完成します。患者用チェアは前後・上下に可動、歯科衛生士パート(アシスタント側)と歯科医パート(術者側)のコードについたパーツを動かすこともでき、治療中に行われる動作を再現することができます。
ガシャポンオフィシャルサイト 商品ページ
https://gashapon.jp/products/detail.php?jan_code=4549660716631000
※ガシャポンオンラインショップでの販売分は2023年4月9日完売となりました。
※「ガシャポン」はバンダイの登録商標です。
「だんごむし」シリーズなどカプセルトイで数々のヒット商品を生み出している
株式会社バンダイ担当 誉田恒之氏
コメント
歯医者に行くのが大嫌いでしたので、歯を削る音を聞くだけで眉間にしわが寄り平常心ではいられなくなる私ですが、それでも、歯科チェアの横にずらっと並んでいるハンドピースなどに興味があり、治療中も次に何を使うのかを恐る恐る見る癖がありました。そこで、この歯科チェアの仕組みが完全に理解できるような本格的なミニチェアを作れないかと思ったのが企画のきっかけです。
とはいえ、歯科チェアの製像販売会社のモリタに連絡すると、医療機器はミニチェアなどを出すことが医療機器業界の規則的に難しいという話があり、一時はどうなるかと思いましたが、モリタの社員の方たちは自分たちの製品がカプセルで発売されるという話に非常に興味を持っていただき、役員や社長などに相談を繰り返し、どうにか発売できる筋道を立てていただけました。
開発がスタートすると、実際に歯科チェアを製造している工場にいき、どのように歯の治療を行うのか?
ハンドピースの特徴や使い方などの歯科チェアの使い方などをキチンと学び、間違いがないようにしました。
最初は全くわからなかった世界ではありましたが、勉強を繰り返し1年以上の期間がかけやっと完成させることができ、次に歯医者にいくのがちょっとだけ楽しみになりました。
株式会社モリタ担当 マーケティング部メディアプランニンググループ 広報・PR 川久保
コメント
開発担当の誉田様には実際に製造している現場にもお越しいただき、細かな部分まで理解されようとする姿勢や開発者としての拘りと熱意は私どももとても刺激を受け、良いものを作りたいという気持ちが一緒に強くなっていきました。完成品を見たときの再現度の高さに製造している立場からも驚きと感動がありました。
日本では歯医者は歯が痛くなってから行く場所であったり、「キーン!」という歯を削る機械の独特な音が怖いという印象をお持ちの方が多いと思います。シグノT300という歯科チェアは歯科医が患者さんを治療するために必要な性能はもちろん、製品自体のデザイン性にもこだわっております。実は知らない機能を知ることができたり、普段見ることのできない歯科チェアの中身や機構に触れることで歯医者を身近に感じ、興味や関心をもっていただけるように共同開発いたしました。
歯の状態が悪いと口臭や体調不良のもとになり、またからだの病気の原因に繋がってしまいます。自分の歯磨きだけでは実は十分ではなく、歯医者に行って定期的なお手入れをすることがとても大切です。
今回の商品をきっかけに歯医者の印象が変わる人が一人でも多く増えることを願っています。
株式会社モリタ https://japan.morita.com/
株式会社モリタは、1916年に歯科医療器材の輸入商社としてスタートし、2016年に創業100年を迎えた歯科の専門商社です。100年以上にわたって、「すこやかで笑顔あふれる社会をつくること」を目指しています。
歯科医療機器の販売から開業・経営コンサルティング、医療情報提供まで行い、歯科医療機器卸国内でトップシェアを占めています。患者さんが横になり歯科医師が座って診療する水平位診療システムの世界初の開発など、人間中心で使い易さを考慮した診療環境の構築に尽力しています。これまで受け継がれてきた精神(四恩・進取・紳商)を土台にし、すこやかで笑顔あふれる社会の実現に貢献してまいります。