同時開催「東広島の黎明展」に関連して、令和4年度新収蔵作品を含む当館コレクションのなかから、東広島ゆ
かりの美術を中心に、現代までのカルチャーを育み築いた作家たちや中国地方の伝統工芸の一つであり、その
歴史は須恵器までさかのぼることができる備前焼を特集展示します。
- 開催概要
展覧会名|コレクション展第Ⅰ期 Culture:たがやし、育む 東広島とカルチャー/伝統と革新の備前焼
会 期|2023 年4 月5 日( 水) ~ 6 月25 日( 日)
時 間|9:00 ~ 17:00(入館は閉館の30 分前まで/ 4 月28 日( 金) 、 5 月26 日( 金)、6 月23 日( 金) は19:00 まで開館)
会 場|東広島市立美術館 3 階展示室
主 催|東広島市立美術館
観 覧 料|一般300 円、大学生200 円、高校生以下無料
- 第 1 章「東広島とカルチャー」
英語で文化や教養を意味する「Culture」は語源をさかのぼると「耕す」の意味をもち、のちには”心”を耕す意味を含むようになった。文化の種を蒔き、それを人々が耕し、築き上げられたカルチャーは私たちの営みに多様な豊かさをもたらしている。
本章では、東広島ゆかりの作品を主として、戦後を中心に地域の文化発展に一役を買った人物や、教職に就き後進を育成することに尽力した画家や版画家たちのほか、現代において地域の人々に美術を通じて文化に親しむ機会を創出するなどの活動に取り組んできた作家たちを特集する。
- 第 2 章「伝統と革新の備前焼」
同時開催となる「東広島の黎明展」は古代から近代までの東広島の歴史を一望する展覧会である。その中には出土文化財である須恵器が展示されるが、中国地方の伝統工芸の一つであり、釉薬を使わず土と炎の焼締によって生み出される備前焼の歴史は、須恵器までさかのぼることができる。
本章では、古い時代の造形や技法を参照しながら、現代に反映させることで新たな造形を生み出す伊勢﨑淳のオブジェ作品をはじめ、桃山時代の茶陶の研究を行った伊勢﨑満や、備前のもつ力強さを清新な造形力であらわにした隠﨑隆一など、長きにわたる備前焼の伝統と向き合いながら、革新を続ける備前焼作家を紹介する。
- 同時開催 「東広島の黎明展」
現在の東広島市へと至る黎明期、古から続く遺跡や出土品の中から、市内に所在する国・県・市指定文化財を中心に紹介する展覧会を開催します。あわせて国重要文化財に新たに指定される「広島県安芸国分寺跡土坑出土品」も特別に展示します。
会 期|2023 年4 月5 日( 水) ~ 6 月25 日( 日)
時 間| 9:00 ~ 17:00(入館は閉館の30 分前まで/4 月28 日( 金) 、 5 月26 日( 金)、6 月23 日( 金) は19:00 まで開館)
会 場|東広島市立美術館 2 階展示室
主 催|東広島市教育委員会
観 覧 料|無料
問 合 先|東広島市出土文化財管理センター
〒739-2201 東広島市河内町中河内651 番地7
TEL:082-420-7890 FAX:082-437-0320
- 関連イベント
※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、内容を変更する場合がございます。
1 ギャラリートーク
当館担当学芸員がコレクション展の見どころについてお話ししながら会場をご案内します。
4 月28 日(金)は「東広島の黎明展」担当の東広島市教育委員会文化課職員とともに両展覧会会場を案内し、コラボトークを行います。
日時 |2023 年4 月28 日(金)、6 月23 日(金)18:00 ~ 19:00
2023 年5 月20 日(土)14:00 ~ 15:00
講師|担当学芸員または文化課担当職員
会場 |3 階展示室(コレクション展)、2 階展示室(東広島の黎明展)
参加費 |要観覧券(事前申込不要※人数制限を行う場合があります)
2「東広島の黎明展」ギャラリートーク
日時| 2023 年5 月26 日(金)18:00 ~ 19:00
会場 |2 階展示室 ※参加無料・事前申込不要
3 藤岡亜弥さんと楽しむ写真ワークショップ
東広島在住の写真家・藤岡亜弥さんのレクチャーを受けながら、美術館2F アートギャラリーでの展示を目標に2日間にわたり作品づくりを行います。写真撮影から展示まで写真の楽しさを探っていきます。
完成した作品は当館アートギャラリーで5 月9 日から14 日まで展示します。
日時 2023 年5 月3 日(水・祝)、5 月8 日(月)10:00 ~ 16:00 ※原則両日参加
講師| 藤岡亜弥(出品作家)
会場 |1 階アートスペース、2 階アートギャラリー、西条酒蔵通りほか
定員 |20 名(事前申込制/往復はがき、web フォーム)
持参物 |デジタルカメラ
締切 |4 月17 日(月)必着
■ 講師プロフィール
藤岡亜弥(Fujioka Aya)
広島県生まれ。呉三津田高等学校卒業。日本大学芸術学部写真学科卒業。台湾やヨーロッパ、ブラジルなど旅をしながら制作を続け、2008年新進芸術家海外研修制度(文化庁)の研修員としてニューヨークに滞在。2012年帰国。写真集に『さよならを教えて』(2004年/ビジュアルアーツ出版)、『私は眠らない』(2009年/赤々舎)など。2005年第24回写真『ひとつぼ展』入選、『私は眠らない』で2010年日本写真協会賞新人賞、終戦後70年が経過した広島のいまをとらえた写真集『川はゆく』で2016年第41回伊奈信男賞受賞。2018年第27回林忠彦賞受賞、第43回木村伊兵衛写真賞受賞。作品はサンフランシスコ近代美術館、東広島市立美術館、金沢21世紀美術館などにコレクションされている。国内外での個展多数。現在東広島市在住。
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