創業100年のモノづくり企業発。日本の中小製造業の未来を支える製造現場DXサービス「フミダスDX」をリリース

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株式会社真工社(本社:埼玉県戸田市、代表:眞子 岳志)は、この度、製造現場DXの専門家が中小製造現場DXの「はじめの一歩」を支援するサービス「フミダスDX」をリリースしました。

「フミダスDX」では、DXへの興味はあるが「人材の壁」「現場の壁」「費用の壁」のせいで最初の一歩を踏み出せていない全国の中小製造企業に対し、100年のものづくりの歴史をもつ当社のDX専門家が、ハンズオン支援を通じて中小製造業のデジタル化・DX導入を強力に支援します。

DX推進に関する経営や現場への助言はもちろん、Google社が提供するAppSheetやLookerStudio などの各種ノーコード・ローコードツールを活用したアプリ開発により、導入〜現場改善までを一貫して支援します。

 

 

  • サービス開始の背景

経済産業省のDXレポート※1によると、多くの経営者が、将来の成長や競争力強化のためにデジタル・トランスフォーメーション (=DX)の必要性について理解する一方で、既存システムの事業部門ごとの分断による横断的なデータ活用の難しさや、現場サイドの抵抗などの課題も山積していると述べています。そして、課題を克服できない場合、DXを実現できないのみならず、2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が生じる可能性(2025年の崖)があると報告しています。

また、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が全国の中小企業経営者、経営幹部など1,000社を対象に実施した中小企業の DX 推進に関する調査※2によると、DXに「既に取り組んでいる」と回答する企業は全体の7.9%に留まるほか、「取り組む予定はない」と回答した企業は41.1%と4割超となり、中小企業におけるDXが思うように進まない現状についても明らかにしています。

このような状況に対して、当社に蓄積された製造現場の運営・改善ノウハウを活用することで中小製造現場DXの「はじめの一歩」を支援するためのサービスがフミダスDXです。
 

  • 特長1:伴走型支援で「人がいない」を解決

フミダスDXでは、製造現場出身の専門家が中小製造企業の経営や現場に関するヒアリングや実地確認を行い、DX化に向けた課題の洗い出しや実現のためのロードマップを策定します。その上で、ロードマップを実現するためのツールの導入や、アプリ開発、効果検証や運用改善に至るまでの一連のサイクルを一期通貫で担当します。専門家が手を動かす部分もカバーすることで、専任の担当者が不在でもDX化に向けた取り組みを開始できます。
 

  •  特長2:製造現場出身者が「使われない」を解決

フミダスDXでは、自社の製造現場において製造に携わった経験がある専門家のみが支援を担当します。製造現場へのヒアリングを通じて、製造現場の実態に即した実現可能性の高いプランを提案します。製造現場に喜ばれるDX化を進めることで、「ベンダーのシステムを導入したが活用されない」といった問題を回避し、単なるデジタル化による効率化にとどまらず、業務やビジネスそのものを見直すことで将来の成長を生み出すデジタル・トランスフォーメーション(=DX)に向けた最初の一歩を踏み出す支援をします。
 

  • 特長3:無料ツール活用で「導入できない」を解決

フミダスDXでは、Google社が提供するAppSheetやLookerStudio などの各種ノーコード・ローコードツールの活用を推奨しています。無料または比較的安価で利用できるツールを活用することで、取り組みを気軽に始められます。また、製造現場に各種ツールの活用ノウハウが蓄積し、フミダスDXによる支援終了後も自社内でDX化が継続できる体制を構築できるようお手伝いします。中小製造現場にとって最も難しい「最初の一歩」を踏み出す支援をします。

※1:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_01.pdf
※2:https://www.smrj.go.jp/research_case/research/questionnaire/favgos000000k9pc-att/DXQuestionnaireZentai_202205.pdf
 

  • 導入事例

株式会社ミック(埼玉県・シャッター、自動ドアー関連製品及びその他の機械加工部品の設計 製造、組立) 
生産管理課 原田惇(はらだあつし) 様 コメント

導入前は情報を紙で管理している部分が多く、効率が悪いと思いながら抜本的な改善ができずにいました。棚卸し業務などが定期的に発生し、スタッフのストレスにもなっていましたし、リソースも取られていました。デジタルを使って改善したいと思っていましたが、社内に推進できる人材がいないことが課題でした。お弁当注文アプリ構築やマニュアル動画作成などを支援いただき、シニア社員のデジタルツールへの抵抗感をなくすことや、作業が統一化されて無駄が減るなどの効果がありました。どこからはじめていいかわからない状態でしたが、そこから親身に相談に乗ってもらえました。少しでも課題を感じる方は、一度話を聞いてみてもいいかもしれません。

株式会社ビップトップ(埼玉県・  カーレスキュー、カスタム車制作/販売、射出成型・縫製加工) 
代表取締役社長 久野浩司(ひさのこうじ)様 コメント

紙で情報を管理することが多く、外出先で書類を確認できないことに課題を感じていました。また、歩合給の計算が大変で、毎月とても手間がかかっていました。計算ミスが発生することもあり、何かしらの方法で改善したいと思っていましたが、デジタルを使って解決できる人材がいないことが課題でした。Googleツールの導入や歩合給アプリ構築により、計算にかかる手間や計算ミスが減らせたのはもちろんですが、実績としてデータが可視化できることで従業員のモチベーション向上にもつながりました。使いこなせる方からすれば基礎的すぎる内容でも、丁寧に教えていただきました。まだ相談するレベルではないかな、と思う方も一度相談してみるといいと思います。
 

  • 株式会社真工社について

株式会社真工社は埼玉県・戸田市に本拠地を置くモノづくり企業です。大正11年の創業以来、表面処理を中核技術とし、大手自動車メーカーや住設メーカー向けに技術提供をしています。

国内2箇所、海外1箇所(メキシコ)にて製造工場を運営する他、インド最大の樹脂めっきライン立ち上げの技術支援も行っています。また、長年の製造現場の運営や改善についてのノウハウを外部企業に還元するDX支援サービスを提供しています。

 【会社概要】
社名:株式会社真工社
本社所在地:埼玉県戸田市美女木東2-2-6
代表取締役:眞子 岳志
事業内容: 表面処理事業、DX事業、コンシューマー事業
設立: 1962年12月
会社HP:https://www.shinkosya.co.jp/s/
サービスHP:https://www.fumidasu-dx.jp/

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