本サービスを2022年4月から先行導入している企業の健康保険組合では、導入前と比べ保険指導参加率・完了率(注4)ともに向上の傾向が見られたことを受け、今後、M-aidはNECとの共同事業として、東海地域を中心とする企業および健康保険組合へ本サービスの導入拡大を目指します。
【本サービス提供の背景】
近年、企業および健康保険組合が、社員およびその家族の健康をマネジメントして健康維持・増進を図ることで、医療費削減や生産性アップ、企業価値の向上を推進する「健康経営」への関心が高まっており、社員の健康に対する意識改革・行動変容のための仕組みが求められています。
加えて、新型コロナウイルス感染拡大の影響等により、対面での保健指導の実施が難しく、保健指導の参加率向上と効果的指導に向けた新たな施策が求められていました。
【本サービス導入の効果】
本サービスを先行導入している企業健保において、以下の効果を確認しました。
(1)社員の生活改善意識の向上
AIによる健康診断結果に基づいた将来の検査数値の予測と、AIが提案する効果の高い生活改善提案を実践した場合の将来予測を分かりやすく比較・可視化することで、社員の健診結果に対する理解が高まり、生活改善意識の向上に繋がりました。
(2)保健指導参加率・完了率の向上
Healthy Lab Coachingの予約管理機能、リマインドメール自動配信機能などや、オンラインでの保健指導により、サービス導入前と比べて、保健指導参加率および指導完了率は、それぞれ1.5倍以上の向上に繋がりました。
M-aidは、今後も、健康保険組合の保健指導に関して、厚生労働省からの第4期指針(2024年スタート)における変更点(アウトカム評価、ICT活用、健診後の早期実施など)への対応を含め、AIの活用等、デジタルトランスフォーメーション(保健指導DX)の推進を支援していくことにより、社員の健康に向けた行動変容を促すとともに、健保職員や保健指導員の負担を軽減することで、より効果的な各種健康施策立案や保健指導の実現に貢献します。
(注1) Healthy Labは、食事、睡眠、運動量などさまざまな活動を記録でき、自分の健康状態を把握することができます。また、これまで紙などで見ていた健康診断結果も活動記録と連動させることも可能です。
Healthy Labサービスページ https://m-aid.jp/#healthy-lab
(注2)異種混合学習とは、多様なデータから精度の高い規則性を自動で発見し、その規則に基づいて、状況に応じた最適な予測を行います。これにより、人手では困難であった複雑な予測に対しても高精度な結果を得ることができます。
技術紹介ページ https://jpn.nec.com/ai/analyze/pattern.html
(注3) NEC健診結果予測シミュレーションは、定期健診データをAIで分析し、導き出した健診結果予測モデルから、将来の健康状態を可視化します。
製品ページ https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/healthcheckup_sim/
(注4)保健指導完了とは、初回面談から3ヶ月経過後に、面談または通信を利用して、保健指導員が保健指導対象者から設定した目標の達成等について情報を得て評価を行うことです。
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
株式会社M-aid 渉外営業部
電話:052-551-6662 E-mail:info@m-aid.jp
<本件に関する報道機関からのお問い合わせ先>
株式会社M-aid 営業本部広報担当 上原
電話:052-551-6662 E-mail:press@m-aid.jp