<書籍概要>
書籍名:異端の福祉 「重度訪問介護」をビジネスにした男
出版社:幻冬舎
発売日:2023年3月22日
発売場所:Amazonなど
https://amzn.asia/d/3wiAOU4
<目次>
- はじめに
- プロローグ 本当の強さを求めて―
- 福祉の道へ
- 1章 重度障害者の介護へ 目の当たりにした過酷な現実
- 2章 国の制度ができてもサービスが受けられない 働き手不足の重度訪問介護
- 3章 誰もやらないなら自分でやるしかない 重度障害者が自宅で過ごせる介護事業を立ち上げる
- 4章 利益の出る仕組みをつくり、従業員には高い給料を支払うことでサービス品質を高める
- 5章 会社を成長させることが社会課題を解決する 必要な人が必要な介護を受けられる社会を目指して
■紹介文
元ボクサーの異端の経営者、福祉業界のタブーに挑む
重度障害や難病患者が自宅で暮らせるように――
重度訪問介護サービスをビジネスにしたソーシャルアントレプレナーの軌跡
脳性麻痺や難病で重度の肢体不自由がある人や強度行動障害のある人など、いわゆる重度障害者は、これまで施設・病院で暮らすことが″当たり前”とされてきました。本人は家で過ごしたい、家族も家で過ごしてほしいという気持ちがあっても、介助サポートなしで家で過ごすのは容易ではありません。そんな重度障害者に対して、訪問介護サービスはあるものの、未だに全国的に充実していません。介護スタッフの成り手が圧倒的に不足しているためなかなかサービスが普及していかないのです。
著者はこの命の尊厳に関わるような重要な社会課題をビジネスの力で解決したいと思い、会社を立ち上げ、重度訪問介護事業所の全国展開に取り組んでいます。
福祉業界ではタブーとされる利益の追求に切り込むことで、人材への投資、サービス品質の向上、事業規模の拡大を実現しているのです。本書は、介護サービスを受けたくても受けられない介護難民をゼロにするために、ソーシャルイノベーションを起こそうとする一人の経営者の軌跡です。著者が見てきた重度障害者の現状や重度訪問介護の重要性を、現場の生の声とともに綴った一冊です。
■著者 高浜敏之について
慶応義塾大学文学部哲学科卒 美学美術史学専攻。大学卒業後、介護福祉社会運動の世界へ。自立障害者の介助者、障害者運動、ホームレス支援活動、認知症対応型グループホームの介護職員を経て、介護系ベンチャー企業の立ち上げに参加。デイサービスの管理者、事業統括、新規事業の企画立案、新規エリア開発などを経験。
2020年8月、株式会社土屋を起業。代表取締役CEOに就任。「探し求める 小さな声を ありったけの誇らしさと共に」を企業ミッションに掲げ、介護難民問題の解決、ならびに障害や難病がある人も、病院や施設ではなく地域で生きる共生社会の実現を目指す。
■株式会社土屋の詳細
・会社名 :株式会社土屋
・所在地 :岡山県井原市井原町192-2 久安セントラルビル2F
・代表取締役:高浜 敏之
・HP :https://tcy.co.jp/
・従業員数 :2184名
・設立 :2020年8月
・事業内容 :
障害福祉サービス事業及び地域生活支援事業、
介護保険法に基づく居宅サービス事業、
講演会及び講習会等の企画・開催及び運営事業、研修事業、訪問看護事業