環境負荷の低減に貢献する「木糸(もくいと)」を素材とした製品の企画・製造・販売を行う株式会社Circulife/サーキュライフ(熊本県天草市今釜町13-3 代表 川原 剛)は、世界と地域に開かれた九州セントラルゲートウェイとして2023年3月23日に開業の阿蘇くまもと空港新旅客ターミナルビル供用開始記念として関係者に配布するために、小国杉や天草ヒノキからつくった木糸生地×熊本城の桜で草木染100%天然素材のタオルと手ぬぐいセットを限定製造いたしました。
タオルと手ぬぐいに使われている生地は、原料として小国杉や天草ヒノキの間伐材を活用した「木糸(もくいと)」で織られたもので、自然を汚すことなく土に還る素材です。手ぬぐいの染料には100%天然由来の「熊本城の桜」を原料に使用。伝統工芸として古代から伝わる草木染により染められた色合いは、ひとつとして同じものがない個性的な色をお楽しみいただけます。今後は多様な木糸製品づくり、草木染の染料の製造販売と草木染体験型サービスを予定してまいります。
※染料に使用している熊本城の桜の枝は、熊本城の廃棄樹木の有効活用のため特別に許可をいただき使用しています。
- 手ぬぐい:分類外繊維(和紙)50%+綿 50%
※和紙に使われている木糸には小国杉か天草ヒノキが25%含まれています
- タオル:分類外繊維(和紙)15%+綿 85%
※和紙に使われている木糸には小国杉が7.5%含まれています
生産地:日本 熊本県産
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地球資源を活用し、環境負荷の低減を実現させたい
株式会社Circulifeが着目した「木糸」は木材の繊維を原料とする糸のことで、糸の場合は50%、生地の場合は約25%を間伐材など日本の地域資源とその他の天然素材を原料として製造するため、素材から製品まで約98%を輸入に頼っている現状に比べ、CO2削減に直接寄与できます。また、海洋汚染を含む環境問題を少しでも解決するべく、化学合成繊維を含まず、環境負荷を大幅に抑えられる「木糸」を生活に取り入れることを提案しています。
- 「木糸(もくいと)」をつかったプロダクト開発
1.木糸とは
「木糸」の原料として使用するのは、山林を整備する際に間引かれた間伐材です。間伐材は伐採したまま放置されることもあるため、これらの間伐材を「木糸」として活用できれば、地域資源として価値が見直され、地域の林業の活性化にも貢献できるのではと考えました。そこで木材からセルロースを抽出し、和紙に加工して撚りあげた木質由来の糸「木糸」を、新たな商材として取り組んでおります。土に還る循環型素材であり化学繊維のマイクロプラスチック問題や、素材から製造まで輸入に頼っている日本では、流通におけるCO2削減など環境負荷を低減する一翼として可能性ある素材で、今注目を集めています。
2.なぜ、小国杉、天草ヒノキをつかった木糸でのプロダクト開発を行うのか
小国町森林組合とは、よりエシカルな素材として「小国杉木糸」を製造・販売における共同展開を拡充してゆくための業務提携契約を締結。小国杉ブランドの全く新しい製品をより多くの方にお届けしております。小国杉のある小国町は総面積の74%を山林が占める地域です。この小国町は、熊本の豊かな自然の代名詞でもある地下水の多くを生み出している阿蘇に位置しており、豊かな水の源流でもあります。林業が盛んで、250年前の江戸時代の熊本藩が杉の苗木を民に与えたことが始まりと言われています。それから継続して山林を守り、大切に育てられた杉は「小国杉」と呼ばれ、今ではブランド材に成長しています。木糸という新たな素材をつかったプロダクトを世に出すことで、地域資源としての価値が上がり、木材の利用が増えることでの林業の活性化はもちろんですが、熊本の豊かな恵みを森が支えているという事実、またこのような地域にある課題に光を当てる機会にできればと考えています。
- 草木染について
天然由来による草木染めを採用しており、その名の通り草や木など自然原料から染料成分を抽出します。熊本の木材で「木糸」をつむぎ、熊本の県花であるリンドウや熊本城にある桜の枝を染料にして生地を染めることができました。草木染めによって環境負荷の強い化学染料に頼らない染色が可能になったのです。今後は熊本県から九州全域に、そして全国に「木糸」を取り入れた生活を広め、その土地ならではの原料を使用した特色ある「木糸」や生地、地域の“色”で染め上げた製品を生み出したいと考えています。
- 「株式会社Circulife/サーキュライフ」 について 代表取締役 川原 剛
深刻な地球温暖化による脱炭素化への動き。消費者は環境に配慮した購買へと意識変化が起きています。環境負荷の少ない商品を選ぶことが常識となるこれからの市場に、地域資源(天草ヒノキ・小国杉等から)を原料とした生地は、全ての企業が無視できなくなった環境問題の一つの解決策にもなり、環境負荷の低減が実現できると考え創業しました。大量生産から適量生産へ、必要な物を必要な分だけ。地域資源を活用した製品作りを通して「循環する生活」=「Circulate Life」を提案して参ります。
- 株式会社サーキュライフ/Circulife 代表取締役 川原 剛
住所:熊本県天草市今釜町13-3 事業内容:木糸・生地の製造・小売・企画・販売等
お問い合わせ先:担当 川原
Mail:info@circulife.jp
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