3月28日の「三ツ矢の日」、川西市役所南広場(中央町12-1)で、川西観光プリンセス・若武者、アサヒ飲料社員が協力し、川西市発祥の三ツ矢サイダー900本分のサンプリング配布が行った。
市役所利用者や阪急・能勢電鉄「川西能勢口」駅周辺を訪れていた家族連れなどで賑わい、配布開始前から約80人が列を作り、午前11時頃には900本すべての配布が終了した。
”三ツ矢の日“というのは、平成16年に三ツ矢サイダーが120周年を迎えた時にアサヒ飲料が制定したもの。川西市役所前での配布は6回目。今回のサンプリング配布は、発祥の地川西で三ツ矢サイダーを配布することにより、市民など多くの人への認知度を向上させることを目的としている。
会場を訪れていた家族連れは「川西が三ツ矢サイダー発祥の地だということは知っていたが、このイベントには初めて来た。子どもたちも好きなのでうれしい」などと話していた。
※三ツ矢サイダー
三ツ矢サイダーのはじまりは川西市平野地区にあった天然鉱泉「平野の鉱泉」。その鉱泉を1881年にイギリスの化学者ウィリアム・ガウランドが、飲み物として「理想的な鉱泉」と認めたことで、炭酸水の製造を開始。1884年には「平野水」として発売されている。「三ツ矢」のマークは、清和源氏の祖、源満仲公の伝説にちなむ。平安時代に城を築くために「矢の落ちたところを居城にせよ」とのお告げを受け、天に向けて放った矢が現在の兵庫県にある多田沼の「九頭竜」に命中。矢を見つけた孫八郎に三ツ矢の姓と三本の矢羽根の紋を与えたとされている。